「綱島先生の受験相談」では、綱島先生が実際に高校生の相談を受けた様子を、毎週月曜日の朝に更新していきます。実際に高校生が抱えている悩みを解決するだけでなく、いまの学力と志望校合格に必要な学力を分析して、「今後何をすればいいか」がわかるようになるレーダーチャート分析の様子などもお伝えします。
実際に相談にきた高校生の成績などと自分を比べてみながら、「自分だったらどうなんだろう?」「自分に近いから参考になるかも!」など考えながら見てみてください!
それでは、今日も「綱島先生の受験相談」はじめましょう!!
今日の相談者は、 T.O. くんです!!
今回の相談者
- 名前
- T.O.
- 学年
- 既卒
- 志望校
- 東北大学工学部
- 通塾有無
- 有
- 現在の模試成績
- 河合全統記述模試
英語:190点 数学:161点 - 今やっている参考書
- 英語:基礎英文解釈の技術100
理科:スタディサプリ
数学:受かる計算・プログレス - 面談に求めること
- 志望校変更を考えています。どのように考えればいいのか教えてください。
相談内容
こんにちは!よろしくお願いします。
はい!よろしくね。さっそくだけど、今日の相談内容はどんな感じかな??
今日は、志望校について相談したくて。いま勉強をがんばってはいるものの、残り4ヶ月であることを考えると、どうも時間が足りなそうなんですね。で、足りないということがわかってから、目の前の勉強に集中することができず。
プレッシャーすごいよね。間に合うか間に合わないかで勉強を続けていくのは。
そうなんです。で、志望校のレベルを一段階下げたいなっと思ってまして。
了解です。今日の相談内容は、「志望校をかえるとき、どこらへんに注意して決めていったほうがいいのか?」というところかな??
はい。いまから変更するとなると、その大学に合わせた対策を十分にできるかが不安でして。
わかりました。では今日の相談内容はこんな感じですね。
- 受験前4ヶ月。志望校変更!!どうする??
受験相談
じゃあ、さっそく質問に答えていくね。もともと東北大学志望ということで、数学と英語をしっかりと勉強できているね。
とくに英語にはある程度自信があります。数学に関しては、今年いちばん力をいれて勉強した科目です。
基本的な方針としては、強みである数学や英語が活かされる入試を選択していけるといいね。
なるほど。数学や英語の強みを活かすんですね。具体的に、強みを活かすにはどうすればいいですか??
英語や数学の配点が高いところを選ぶんだ。理系のばあいは、数学の配点が低いところはないと思うけど、英語の配点が低いところはある。そうすると、せっかくの強みである「理系なのに英語が得意」といういい面が消えてしまう。行きたいな!と検討している学校の配点を調べて、英語の配点が高いところを選んでいこう。
納得です。あと、僕の場合は、だいぶ理科の勉強が遅れてしまっています。化学と生物選択なんですけど、化学はやっと一通りをおえて、生物はまだ全範囲を終えられていません。
その弱みがなくなるようなところを選べるといいね。東北大学志望だから2科目勉強してきたと思うけど、理科の勉強が遅れてしまっているのなら、理科は1科目で受験できるとこを選べばいい。そうすれば、「理科が遅れている」という弱みをだいぶカバーできる。
僕の場合は、化学は生物とくらべると勉強できているので、化学だけで受験できるところを探していくイメージですかね。
そうなるね。逆に、理科2科目をしっかりと勉強できてる人は、けっこう強みになるので、受験に2科目必要なところをうけるとけっこういい。
もちろん、配点だけがすべてじゃないから、ここになら行ってもいいな!という大学をまずは挙げていって、そのなかで配点も参考にしながら勉強する形にはなるかな。
まとめると以下のようになる!!
志望校変更のポイント
- まずは、自分のいきたい大学をいくつか候補を挙げる
- 候補大学の試験配点や試験科目を調べる
- 試験配点や試験科目を参考に、自分と強みを活かせる大学・学部を探す
ここまでは、志望校変更をするうえで大切な考え方を話してしまったけど、具体的にどこがいいのか話を進めていこうか!!
はい!よろしくお願いします。
ズバリ!いま志望校変更を考えていて候補があがっている中だと、早稲田の教育学部が配点の観点ではオススメかな。
なんでですか??
じゃあ、まずは早稲田教育学部(理系)の配点と受験科目から確認してみようか。
早稲田大学 配点と受験科目
総合得点: 150点
数学英語理科
【150点の内訳】 | 50点 | 50点 | 50点 |
---|
※理科は化学・物理・生物・地学の中から1つを選択
まず、数学・英語・理科の配点の比率が1:1:1なのがいい!!これなら英語が得意であるという強みが活かせる。
それに、理科も1科目でいいから、理科の勉強が進んでいないという弱みもカバーできるんですね。
そうそう!その通りです。この時期になると、けっこう志望校選びや併願校選びが大切になってくる。同じ学力でも、ここをうまくできるかどうかで行ける大学が全然かわってくるからね。今までの成果をしっかりと出すためにも、自分の強みと弱みを見極めつつ志望校は決めていこう。
今日の受験相談はここまでです。また来週月曜日に新しい受験相談をお届けするので、楽しみに待っていてください。
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