『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』は、早慶上智あるいは難関国立大学を目指す受験生にオススメの英文読解の問題集です。
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3発展レベル]』には、科学や産業社会、社会問題など、新聞やメディアで取り上げられるテーマを題材にした英文読解問題が12問掲載されています。
問題はすべて実際の入試から選び抜かれたものであるため、完璧にマスターすればトップレベルの大学合格を勝ち取る読解力と社会的教養を身につけられるでしょう。
この記事では、『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』はどんな参考書?
それではまず『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,320
- 収録長文数
- 12題
- ページ数
- 336ページ
- 習得にかかる時間
- 60時間
- レベル
- 早慶上智あるいは難関国立大学レベル
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』は、英語長文読解の問題の中でも特にハイレベルな問題集です。
[1 標準レベル][2 応用レベル]をクリアしてきた受験生にとっても、段違いに「難しい」と感じるかもしれません。しかし、この問題集をしっかりマスターすれば早慶レベルの英長文問題を解ける実力がつきます。
国公立を狙う受験生は、共通テストでも9割以上の得点を獲得できるようになるでしょう。
理系、文系どちらの受験生にとっても、英語を得点源にできることは大きな武器になるはずです。
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』のメリット・デメリット
メリット
- 入試問題を徹底的に分析して出題ジャンルを選定している
- 最新の入試傾向が反映されている
- 問題文だけでなくすべての選択肢に詳しい解説が掲載されている
- 1文ずつ構文解釈が記載されている
- 英文オンリーのページ(白文)があるため、音読の復習に便利
- 無料の音声ダウンロード付き(ダウンロードはこちら)
デメリット
- 単語解説・まとめページがないので、単語の復習はしにくい
- 英語長文の難易度のレベル分けが3段階のみ
- 前提として取り組むレベルが高い
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3発展レベル]』のレベル分けは3段階のみですが、基準にとらわれず取り組むことで複雑な英文を読み解く力が付きます。
また、長文に掲載された新しい単語を、その都度覚えることで、知識の補充もできるでしょう。
ただし、単語の解説・まとめページはないため、単語の復習は自力で行う必要があります。基礎から応用レベルの英文法を理解していることが前提の解説になるため、必ず[2 応用レベル]を完全にマスターしてから取り組みましょう。
上記のようなデメリットもありますが、早慶上智、難関国立大学レベルの英語長文にチャレンジするのであれば、ぜひ使ってほしい問題集です。
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』がオススメな人
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』は以下のような人にオススメです。
- 早慶上智あるいは難関国立大学を目指す人
- 難関大の入試に出題される英文の傾向をチェックしたい人
- 長文読解の学習で音読を取り入れたい人
- 1文ずつ英文の解釈が記載されている問題集に取り組みたい人
- 『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[2 応用レベル]』をマスターし、ステップアップしたい人
- 赤本に取り組む前の英語長文の仕上げをしたい人
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』は、すでに英語の基礎から応用までマスターし、ハイレベルな問題にチャレンジする人にオススメの問題集です。
掲載されている問題は、早慶上智や難関国立大学の入試問題から選び抜かれた英語長文ばかりです。テーマは「移民」「女性の社会進出」「AI」「SNS」「教育」とメディアに取り上げられるタイムリーなものばかりであるため、教養も身につきます。
読み応えのある手強い長文読解問題ですが、この1冊を完璧にマスターすれば、かなり力がつくでしょう。
[1 標準レベル][2 応用レベル]については、それぞれ以下の記事でも解説しています!
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』の使い方
ここからは具体的な『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い問題集でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
使い方をしっかりマスターして、効率よく学習を進めましょう。
- 1周目(2時間):自分の力で解き、解説を理解した後に音読する
- 2周目(1時間):1周目の解説を意識しながら解いた後に音読する
- 3周目(1時間):解説を読んで再度文構造を復習し、音読する
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
1周目(2時間)
- Step1.
- 時間を計りながら解く
- Step2.
- 時間をオーバーして解けるところが増えるなら、ペンの色を変えて解く
- Step3.
- 和訳や文章の解説パートを確認しながら頭から長文を読み返す
- Step4.
- その他、問題部分の解説などを全て読む
- Step5.
- 知らなかった単語は辞書で、文法用語は文法書で調べる
- Step6.
- 調べたものを覚える
- Step7.
- 音源に合わせて3回以上音読する
毎日2時間で、7つのステップを繰り返すだけ!12日間で1周できます。
では、Stepごとに解説をしていきます。
Step1.時間を計りながら解く
最初は辞書や参考書に頼らず自分の力で回答します。問題文に掲載された回答時間を測りながら解きます。
1分考えてもわからない問題は、飛ばして次の問題に進み、最後まで目を通してから再度戻るようにします。瞬時に答えが出ないのであれば、本番のテストでも緊張してなかなか答えが思い浮かびません。
そして、すべての問題に目を通すことも戦略の一つです。あとで復習に時間をかけるつもりで効率よく進めましょう。
Step2.時間をオーバーして解けるところが増えるなら、ペンの色を変えて解く
色を変えることによって、どこから自分が時間内に解けなかったのかがわかります。最終的にどれだけ時間がかかったのかも記録しておくようにしましょう。
Step3.和訳や文章の解説パートを確認しながら頭から長文を読み返す
1文ずつ、主語、動詞、修飾語、関係詞など、解説と照らし合わせながら意味を理解しましょう。
自分がしっかり読めなかった部分は「なぜ読めなかったのか」を明らかにし、次に同様の構文を見たとき、しっかり読めるようになっていることが大切です。
Step4.その他、問題部分の解説などを全て読む
不正解だった問題以外も、解説を丁寧に読み込みましょう。
偶然正解だった問題についても「どこを見て選択したのか」「どの部分を理解できていたら自信を持って正解を選べていたのか」など、詳細に解説を読んで理解を深めます。
Step5.知らなかった単語は辞書で、文法用法は文法書で調べる
長文に出てきた知らなかった単語をリストアップし、辞書で調べます。文法の構文や用法については参考書で確認し、理解します。
Step6.調べたものを覚える
調べた単語を覚えます。単語は定期的に繰り返し見直します。文法は単元に合った文法の問題集でおさらいします。
Step7.音源に合わせて3回以上音読する
英文を理解しながら音読します。はじめは1文ずつ音源を止めながら読まないと、意味や構文が理解できないかもしれません。
音読する際は、英語をただ読むのではなく、単語や熟語、構文を理解しながら意味を取る意識を持ちましょう。繰り返し音読することで、ネイティブの発音からもスムーズに英文を理解できるようになります。
2周目(1時間)
2周目は次の3つのステップで学習を行います。
- Step1.
- 1周目で読んだ解説通りの解き方を意識しながら問題に取り組む
- Step2.
- 答え合わせを行い間違えた問題の解説を読む
- Step3.
- 音読を5回行う
毎日1時間で、3つのステップを繰り返すだけ!12日間で1周できます。
Step1.1周目で読んだ解説通りの解き方を意識しながら問題に取り組む
初見ではなく2周目なので、1周目で読んだ解説を思い出しながら、書き込みしていない問題集を使い、自力で問題に取り組みましょう。1周目で理解したことが身についているか、確認できます。
Step2.答え合わせを行い間違えた問題の解説を読む
答え合わせをして、間違えた問題については特にしっかり解説を読み込みましょう。1周目と同じミスをしていることが多いので、きちんと理解し直して覚えることが大切です。
忘れていた単語は再チェックしておきましょう。
Step3.音読を5回行う
1周目と同じく、意味を理解しながら音読しましょう。回数が増えていくうちに、自分がスラスラ音読できるようになっていることに気づくはずです。
単語と単語のつながりを上手に発音できるようになると、リスニング力も向上します。
3周目(1時間)
3周目は次の2つのステップで学習を行います。
- Step1.
- 解説で文構造を確認する
- Step2.
- 3回音読する
毎日1時間で、2つのステップを繰り返すだけ!6日間で1周できます。
Step1.解説で文構造を確認する
1周目のStep2を再度完璧になるまで行いましょう。解説をしっかり再確認し、不明点はこの段階で一気にクリアにします。
Step2.3回音読する
英文読解の総仕上げとして、音読を繰り返します。音読の際に英文を、英語のままで前から意味を理解できるようになれば完成です。
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』を使うときのペース配分
取り組むペース配分は、入試までに残された時間の長さによって異なります。自分の状況を分析してどこに重点をおけばよいか判断しましょう。
入試まで時間がない人は、2周目が終了したら次の勉強に移りましょう。意味を理解して定着させるために、音読のみを続ける方法もおすすめです。
入試まで時間がある高校1年生は、音読の回数を気にせず、納得がいくまで読み込みましょう。「文構造に慣れること」「ネイティブの発音に慣れること」「英文の意味を前から理解ができること」にフォーカスして徹底すると読解力がさらに伸びます。
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』を使う勉強法の注意点3点
最大限に学習効果を高めるために注意点を3つあげておきます。
- 問題のコピーを取り、参考書に直接書き込まないこと
- 電子辞書や参考書でわからないところを調べないこと
- 1分考えてもわからない問題は、飛ばして次の問題へ進むこと
最初に書き込み用として問題のコピーを取っておきましょう。問題集に直接書き込まないことで、自力で何度も問題に取り組むことができます。
また、解くときには電子辞書や参考書で調べずに取り組みましょう。自分の力でどの単語が理解できて、どの単語を前後の文で推測したかがわかります。
1分考えてもわからない問題は飛ばして次の問題に進みましょう。すべての問題に目を通すことも戦略の一つです。
まとめ
最後にもう一度『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』がオススメな人を確認しましょう。
- 早慶上智あるいは難関国立大学を目指す人
- 日本の難関大学の入試に出題される英文の出題傾向をチェックしたい人
- 英語の長文読解の学習で音読を取り入れたい人
- 1文ずつ英文の解釈が記載されている英語の読解問題に取り組みたい人
- 『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[2 応用レベル]』をマスターし、ステップアップしたい人
- 単語帳に記載のない単語を新しく学習したい人
- 赤本に取り組む前の英語長文の仕上げをしたい人
『大学入試問題集 関正生の英語長文ポラリス[3 発展レベル]』のメリットは、これまでの入試傾向を徹底的に分析し、トレンドに合ったテーマの読解問題がそろっていることです。学習することで教養も身につきます。
1文ずつの構文解釈も分かりやすく、疑問をすべて解決して復習できる工夫が満載です。音声データもあるので、リスニングと音読にも活かせます。
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