『柳生好之の現代文ポラリス』はスタディサプリの現代文講師が作成した、良問だけを集めた問題集です。どの大学の過去問であっても、同じステップで解ける力が身に付くよう工夫されています。
『柳生好之の現代文ポラリス』を1冊やり切れば、現代文の解き方をマスターできるでしょう。
今回の記事では『柳生好之の現代文ポラリス』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『柳生好之の現代文ポラリス』はどんな参考書?
それではまず『柳生好之の現代文ポラリス』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
『柳生好之の現代文ポラリス』は「選び抜かれた入試問題を解く」をコンセプトに作成されています。どの大学の問題でも同じステップで解く方法を解説しているのが特徴です。
『柳生好之の現代文ポラリス』は、レベル別に3種類のラインナップがあります。
- 料金
- ¥1,540
- 収録問題数
- 13問
- ページ数
- 312ページ
- 習得にかかる時間
- 30時間
- レベル
- 日東駒専・産近甲龍・中堅国公立対策
- 料金
- ¥1,540
- 収録問題数
- 12問
- ページ数
- 312ページ
- 習得にかかる時間
- 30時間
- レベル
- MARCH・関関同立・難関国公立対策
- 料金
- ¥1,760
- 収録問題数
- 12問
- ページ数
- 368ページ
- 習得にかかる時間
- 30時間
- レベル
- 早稲田・上智・東大・京大・一橋大学対策
『柳生好之の現代文ポラリス』に収録されている問題のレベルをまとめると、以下のようになります。
- 基礎レベル:日東駒専・産近甲龍・中堅国公立
- 標準レベル:MARCH・関関同立・難関国公立
- 発展レベル:早稲田・上智・東大・京大・一橋大学
「現代文の成績を底上げしたい」「志望校と同じレベル感の問題演習をしたい」という人は『柳生好之の現代文ポラリス』を使いましょう。
『柳生好之の現代文ポラリス』のメリット・デメリット
メリット
- 入試問題がそのまま収録されておりアウトプットに最適
- 解説では本文に記号が振ってあり、文の構造を理解しやすい
- 問題と解答・解説が別冊子のため使いやすい
デメリット
- 語句の説明がないためインプットには不向き
- マーク式対策だけしたい人にはレベルが高い
『柳生好之の現代文ポラリス』は、大学のレベル別に良問が集められているので、問題演習にはもってこいです。
著者のこだわりで、解説冊子には本文の主語・主部に徹底的に記号がついています。解説をじっくり読むことで、文の構造を理解でき、解答の根拠へたどり着く方法を身に付けることができるでしょう。
一方、現代文の勉強を始めたばかりの人や、マーク式の問題対策だけやりたい人には難しいかもしれません。特に後者の場合、「消去法や選択肢の吟味から解答を選ぶコツを知りたい」という人もいるでしょう。その場合、『柳生好之の現代文ポラリス』は間違いの選択肢に関する解説が省かれているため、解説が不十分に感じるかもしれません。
しかし『柳生好之の現代文ポラリス』で解説されている解き方をマスターすれば、マーク式にも記述式にも問題なく対応できます。
現代文の基礎を勉強したい方は、同じ柳生先生が執筆している『ゼロから覚醒はじめよう現代文』などを使って読み方・解き方の基本を身につけてから取り組みましょう。それぞれの具体的な使い方については、以下の記事でも解説しています!
『柳生好之の現代文ポラリス』がオススメな人
『柳生好之の現代文ポラリス』は以下のような人にオススメです。
- 現代文の成績を伸ばしたい人
- どんな問題にも対応できる方法を身に付けたい人
- 実際の入試問題を解きたい人
- 志望校と同じレベル感の入試問題に挑戦したい人
『柳生好之の現代文ポラリス』は、効率よく問題演習に取り組みたい人にオススメの問題集です。志望校の赤本と並行して使う仕上げの1冊としても使えます。
『柳生好之の現代文ポラリス』は、大学のレベル別に3冊にわかれています。自分の志望校に合わせて活用するとよいでしょう。
『柳生好之の現代文ポラリス』の使い方
ここからは具体的な『柳生好之の現代文ポラリス』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い単語帳でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『柳生好之の現代文ポラリス』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 本文に印をつけながら問題を解く
- Step2.
- 丸つけをして解説をすべて読む
- Step3.
- 本文中のわからない単語を調べて覚える
Step1.本文に印をつけながら問題を解く
問題を解きながら解答の根拠となる箇所を探し、印をつけておきましょう。丸つけの際に、正しい箇所に線が引けているかを確認することで、自分がつまずいた理由を把握できます。
このときに問題をコピーしておくと、2周目以降に解き直すときに便利です。
Step2.丸つけをして解説をすべて読む
問題を解いたら丸つけを行い、解説をすべて読むことが重要です。
現代文においては、なんとなく正解した問題をそのままにしておくと、同じような問題が出題された際に考え方を再現できず、正解まで導けません。そのため、正解した問題も含め、解説と同じ考え方で解けるように解説を確認しておきましょう。
Step3.本文中のわからない単語を調べて覚える
演習後に、読めなかった漢字や知らなかった熟語の意味を調べておきます。ノートに簡単にまとめておくと、スキマ時間にチェックして覚えることができます。
ただし、この作業は10分程度で行い、時間をかけすぎないようにしましょう。
より細かい現代文の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!
『柳生好之の現代文ポラリス』を使う際のペース配分
『柳生好之の現代文ポラリス』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで活用しましょう。
まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、週に1〜2日で1時間ずつほどの学習時間を確保し取り組むのがオススメです。現代文は勉強開始から成績が上がり始めるまでに時間がかかります。高校1・2年生のときから取り組んでおくと、3年生になって現代文で困らずに済むでしょう。
受験まで時間がない高校3年生の場合も、自分の志望校のレベルに合ったものをセレクトして、解き方の習得を目指しましょう。2日に1回ほど、それぞれ2時間程度取り組み、15日間で1周します。2周目は解説を読むことに集中し、時間をかけすぎないようにしましょう。
高3の秋までに1周できていない場合は、最後の仕上げの問題集として活用するとよいです。
『柳生好之の現代文ポラリス』を使う際の注意点
『柳生好之の現代文ポラリス』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 自分のレベルに合ったものを選ぼう
- 解答の根拠に印をつけながら解こう
- 間違えた問題の選択肢から間違いの根拠を探さないようにしよう
『柳生好之の現代文ポラリス』は3つのレベルが用意されています。途中で挫折してしまわないよう、自分のレベルに合ったものを使いましょう。
『柳生好之の現代文ポラリス』では「どうしたら解答の根拠にたどり着けるか」を解説しています。自分が解答を導いた根拠に印をつけておくことで、解説文を読んだ時の理解度が高まるはずです。
逆に、間違いの根拠を探すことは推奨されていません。著者の推奨していない方法で進めると、時間をロスしてしまう可能性があるので注意しましょう。
まとめ
最後にもう一度『柳生好之の現代文ポラリス』がオススメな人を確認しましょう。
- 現代文の成績を伸ばしたい人
- どんな問題にも対応できる方法を身につけたい人
- 実際の入試問題を解きたい人
- 志望校と同じレベル感の入試問題に挑戦したい人
現代文の成績アップしたい人や他大学の入試問題に取り組みたい人は、『柳生好之の現代文ポラリス』を使ってみてください!
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば現代文の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
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