数学の参考書使い方


数研『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズは最新の入試問題で演習を仕上げるのにオススメ!正しい使い方や注意点なども解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集』は、高校数学の「中級~上級レベル」をマスターできる問題集です。

主要95大学の文系学部・理系学部で出題された入試問題を精選しているため、最新の大学入試の傾向を掴みたいという方にオススメです。

今回の記事では『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集』を最大限活用する勉強法や注意点について解説します!

『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズはどんな参考書?

それでは『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズがどんな問題集なのかを簡単に確認しましょう。

まず、『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』についてご紹介します。

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  • 料金
  • ¥1,408
  • 問題数
  • 245問
  • 習得にかかる時間
  • 毎日60分で39日
  • レベル
  • 大学入試数学の中級レベル

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』は、中堅国立大・私立大志望の文系学生や、理系学部を志望する学生にオススメの問題集です。

出版元の数研が創業より毎年新版を発行し続けている問題集であり、主要95大学の最新の良問が厳選されています。

また、出題傾向や分野別出題率・難易度や、学校別問題索引が公開されているので、自分のレベルに合った知識が身につきます。

続いて、『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』についても確認しておきましょう。

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  • 料金
  • ¥1,408
  • 問題数
  • 192問
  • 習得にかかる時間
  • 毎日60分で39日
  • レベル
  • 大学入試数学の中級レベル

『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』は、中堅国立大・私立大の理系学部を志望する学生におすすめの問題集です。

主要95大学の理系学部で出題された、最新の良問が厳選されています。出題頻度の高い基本問題だけでなく、解法や計算が難しい問題も掲載されているので、最新の入試問題で実践力を高めたい人にオススメです。

最後に、『数学Ⅲ入試問題集 (理系)』についても確認しておきましょう。

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  • ¥1,408
  • 問題数
  • 155問
  • 習得にかかる時間
  • 毎日60分で39日
  • レベル
  • 大学入試数学の中級レベル

『数学Ⅲ入試問題集 (理系)』は、中堅国立大・私立大の理系学部を志望する学生にオススメの問題集です。

主要95大学の理系学部で出題された、最新の良問が厳選されています。解答編には別解や理解を助ける図も掲載されており、『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』と併せて実践していくのがオススメです。

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』のメリット・デメリット

まず、『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』のメリット・デメリットについて解説していきます。

メリット

  • 文系学部で出題された最新の入試実践問題に触れることができる
  • 入試頻出度やレベル別に問題を解くことができる

デメリット

  • 数学中級レベルの問題集のため、定石理解が身についていない人には難しい
  • 文系学部向けの問題集のため、理系学生にとっては物足りない可能性がある

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』は数学中級レベルの問題集です。そのため、文系学生で典型的な問題の解法(=定石)を理解できていない方には向いていません。一方で理系学生にとっては物足りない内容です。

より応用レベルの問題で実践したい方は、次に紹介するシリーズ本の『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集 (理系)』に挑戦してみてください。

続いて、『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集 (理系)』のメリット・デメリットについて解説していきます。

メリット

  • 理系学部で出題された最新の入試実践問題に触れることができる
  • 入試頻出度やレベル別に問題を解くことができる

デメリット

  • 数学中級~上級レベルの問題集のため、初級レベルが身についていない人には難しい
  • 最難関クラスの大学を志望する理系学生にとっては物足りない可能性がある

『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』は数学中級~上級レベルの問題集です。そのため、初級レベルの問題ができていない方には向いていません。

ですがこちらも最新の問題が載っているので、最新の入試傾向をつかむには使いやすい問題集になっています。

一方で東大・京大・東工大などの最難関クラスの大学を志望する理系学生にとっては、やや易しく物足りない内容かもしれません。

『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズがオススメな人

まず、『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』は以下のような人にオススメです。

  • 数学が必要な中堅国立・私大志望の文系学生
  • 中級・上級レベルの問題で実践力をつけたい方
  • 志望する大学で実際に出題された問題を演習したい方
  • 最新の出題傾向・分野別出題頻度・難易度を踏まえた演習をしたい方

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』は、大学入試の中級~上級レベルの習得に特化した問題集です。最新の入試傾向に基づき良問が厳選されているので、本番で応用できる実践力が身につきます。

続いて、『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集 (理系)』は以下のような人にオススメです。

  • 中堅国立・私大志望の理系学生
  • 中級・上級レベルの問題で実践力をつけたい方
  • 志望する大学で実際に出題された問題を演習したい方
  • 最新の出題傾向・分野別出題頻度・難易度を踏まえた演習をしたい方

『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集 (理系)』は、理系数学の中級~上級レベルの習得に特化した問題集です。

難易度別や大学別に問題を解くことができるので、自分のレベルに合わせて問題演習に取り組めます。

『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズの使い方

ここからは具体的な『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズの使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い教材でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

使い方は、『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集 (理系)』共通です。基本的に以下のステップで活用しましょう。

Step1.
時間を計って解く
Step2.
解説を丁寧に読む
Step3.
間違えた問題は解説を閉じてその場で解きなおす
Step4.
間違えた問題にバツ印をつける(正解した問題のバツ印を消す)

Step1.時間を計って解く

問題集を解くときは必ず時間を計りましょう。実際の入試では制限時間があるため、ダラダラと問題は解けません。そのため、日頃から時間を意識して効率よく解く練習を繰り返しましょう。

時間については、入試を意識して「5問で100分」のようなテスト形式で進めるのも良いでしょう。テスト形式で行う場合は、単元をバラバラに演習すると実戦に近い形で演習できます。

また、復習する際にわかりやすいよう、必ず「どの問題を解いたのか?」は分かるようにしておきましょう。

Step2.解説を丁寧に読む

制限時間が来たら問題の解説を読みましょう。問題自体の解説はもちろん、補足部分にも重要なことが書かれているので、読み飛ばさないよう必ずチェックしましょう。

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』の解答編には、別解や理解を助ける図も掲載されています。

Step3.間違えた問題は解説を閉じてその場で解きなおす

解説を読んだだけで終わりにしてはいけません。説明を理解したら解説を閉じて、間違えた問題をその場で解きなおしましょう。

答えだけではなく、途中の計算まで含めて考え方を理解できているか、必ずチェックします。「分かったつもり」のまま2周目を迎えてしまわないためにサボらず必ず解いてくださいね!

途中の考え方まで理解しておくことで、入試で類似問題が出題されたときに対応できるでしょう。

Step4.間違えた問題にバツ印をつける(正解した問題のバツ印を消す)

最後にバツ印をつけて、次の周回に備えましょう。2周目以降はバツ印のついている問題だけに取り組めばOKです。

きちんと理解までしている問題に時間をかけすぎないことで、周回速度を上げられます。2周目で正解できた問題はバツを外しましょう。

全てのバツが外れるまで取り組めるのがベストですが、過去問演習の時期が来たらそちらを優先しましょう。

『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズを使う際のペース配分

『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズに取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。

まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合、『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』は、高校3年生になってから取り組むことをオススメします。今は基礎・基本を固めることに注力しましょう。

大学入試では応用レベルの問題が出題されるため、高得点を取るには教科書の基本や定石(=入試で頻出の問題の解き方)を身につけておく必要があります。

そのため、網羅系の参考書と言われる『青チャート』や映像授業などを使い、高校3年生になる前に基礎・基本レベルの演習を重点的に進めましょう。基本的な演習を積み重ねることで、計算ミスを減らせます。

部活動で忙しくて時間が取れないという高校1、2年生の場合は、無理に取り組む必要はありません。まずは基礎・基本の参考書を解いて、学校の授業に集中することを優先しましょう。

ただし受験生の場合は、どんなに部活動などで忙しくても隙間時間で勉強時間を確保しましょう。

基礎を身につけたうえで、部活が一段落した夏休みに『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』を解いて演習量を確保し、解けなかった範囲は『青チャート』などに戻って復習、ということを繰り返します。

文系学生であれば、高校3年生の夏休み以降に『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』にチャレンジしてみてください。余裕のある9月や10月に取り組むことが理想ですが、どんなに遅くても11月までには解いてほしい1冊です。

受験まで時間がない場合は、『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』を高校3年生の11月中旬までに2周しましょう。1日1時間の勉強ができれば、計39日で取り組むことができます。

理系学生であれば、どんなに忙しくても高校3年生の夏休み前までには、定石問題の演習と数学3までの予習を終わらせましょう。『青チャート』などを利用し、基礎・基本の実力を確実に身につけていきます。

また『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』を、高校3年生の夏休み終了時点で2周終わっているようにしましょう。夏休み終了以降は、『数学Ⅲ入試問題集』に集中できるようにしておきましょう。

『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズを使う際の注意点

『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズを使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 毎回必ず時間を計って解く
  • 間違えた問題はそのままにせず、解答はすべて読む
  • 毎回正答率を記入し、次の目標正答率を立てる
  • なぜ間違えたのかを理解する
  • 解き方と制限時間の確認のため、必ず2回以上解く

合格に近づくためには、過程も含めて間違えた問題を確実に理解することが必要です。解答は必ず全て読み、2周目で正解できるようにしましょう。

また、実際の入試ではスピード感も重要です。2周目は2倍のスピードで解答できるよう練習しましょう。

まとめ

最後にもう一度『数学I・II・A・B入試問題集 』シリーズがオススメな人を確認しましょう。

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』は以下のような人にオススメです。

  • 数学が必要な中堅国立・私大志望の文系学生
  • 中級・上級レベルの問題で実践力をつけたい方
  • 志望する大学で実際に出題された問題を演習したい方
  • 最新の出題傾向・分野別出題頻度・難易度を踏まえた演習をしたい方

『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集 (理系)』は以下のような人にオススメです。

  • 中堅国立・私大志望の理系学生
  • 中級・上級レベルの問題で実践力をつけたい方
  • 志望する大学で実際に出題された問題を演習したい方
  • 最新の出題傾向・分野別出題頻度・難易度を踏まえた演習をしたい方

『数学I・II・A・B入試問題集 (文理系)』は、すでに基礎的な数学力はあるものの、より実践的な数学応用力を身に着けたいという文系学生にオススメです。

『数学I・II・A・B入試問題集 (理系)』『数学III入試問題集 (理系)』は、多くの理系学部で出題され、最新の出題傾向を踏まえた問題で実践したいという方にオススメです。

ご紹介した方法を実践すれば、本番で応用できる自信が身に付きます。ぜひ実践してみてください。

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