「共通テストの物理で8割は超えていて、いよいよ満点を目指したいんだけど、どうやって勉強すればいいの?」
「良いときと悪いときの波があって安定しない」
「模試や予想問題でも満点だけは取ったことがない……」
「物理の点数だけ他の科目と比べると微妙……」
このように考えている人が、共通テストで満点を取るために必要なことや、勉強法などを具体的に解説します!
この記事を読んで、その通りに勉強すれば必ず満点に手が届くようになります!ぜひ最後まで読んでください。
まだ8割に届いていない場合はこちらを参考にしてください!
共通テスト物理で満点が取れない原因
共通テストの問題は、志望している大学の二次試験や一般入試の問題と比べれば「そこまで難易度は高くない」という印象があるのではないでしょうか。
そのため、二次試験や一般入試の対策をしていれば、自然に共通テストの対策にもなるように思えます。
それにも関わらず、満点を取ることができない理由としては3つのパターンが考えられます。
- パターンA:状況の把握に苦戦している
- パターンB:どうしても計算ミスをしてしまう
- パターンC:そもそも共通テストを甘く見すぎている
それぞれのパターンについて、順番に見ていきましょう。
パターンA:状況の把握に苦戦している:【会話文や実験】に注意!
まず1つ目は、状況の把握に苦戦しているというパターンです。
共通テストでは会話文が登場したり、見慣れない実験が登場したりします。
そのため、難関大学を目指す皆さんであっても、問題の状況を理解するのに時間がかかってしまうことがあるのではないでしょうか。
共通テストでは60分の制限時間で大問を4つ解かなければなりません。
しかもマークする数の合計はセンター試験の頃と比べて増加傾向にあります。
そのため基本的に時間にあまり余裕があるとはいえず、満点を目指すには問題の文や図が表している状況を瞬時に読み解けるようにする必要があります。
時間に余裕を持つためには、図を見た瞬間に何の問題なのか分かるようにたくさん演習を積むことが必要となります。
共通テスト物理で満点を取るためにおすすめの問題集として「良問の風」が挙げられます。
「良問の風」に収録されている問題は決して難問というわけではありませんが、様々な状況設定の問題を経験することができるので、新たな状況にも対応できるようになります。
「良問の風」の使い方に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。
問題の状況設定が読み解けるようになってきたら、次は実際の共通テストと同じ形式で演習を行ってください。
具体的には、過去問演習や予想問題集を解いて対策するようにしましょう!
予想問題については、この記事の後半で紹介します!
また、難関私立の一般入試や国公立の二次試験まで視野に入れている場合は、同じシリーズの「名問の森」を使って更に幅広い状況設定の問題に当たってみてください。
こちらは比較的難易度が高い問題が多いですが、一般入試や二次試験の対策もしつつ、確実に共通テストの対策にもなる内容なので、難関大学を志望している人にはおすすめです。
「名問の森」の使い方に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。
共通テストで出題される問題のレベル自体は教科書に書いてある程度のものなので、教科書の挿絵やコラムなども参考にしてみてください。
パターンB:どうしても計算ミスをしてしまう
式を立てるところまではいけるのに、どうしてもつまらない計算ミスをしてしまい、選択肢と答えが合わず時間がかかってしまうという場合もあるでしょう。
そんなあなたに、計算ミスを減らす2つの方法を紹介したいと思います。
- 単位を確認する
- 極端な値を代入してみる
単位を確認する
物理では、数字の後に「m/s」「N・s」などといった「単位」がつくことがほとんどです。
この「単位」に着目すれば、ありえない選択肢を簡単に除外することができます。
例えば、こちらは令和2年度センター試験の物理の問題ですが、実は正直に浮力の計算をしなくても解答を絞ることが可能です。
この問題ではm(質量)はkg、ρ(密度)はkg/m³、S(面積)はm² という単位となっているので、それらの単位だけを計算式に代入してみると以下の赤文字のようになります。
問われているのは長さ(m)なので、答えは①と分かります。
このように、単位を計算すればありえない答えを除外して計算ミスを減らせるばかりか、複雑な状況設定の問題を短時間で解くことも可能となります。
極端な値を代入してみる
計算ミスを減らす2つ目の方法は、極端な値を代入してみるということです。
答えとして出てきた数式に含まれるtやxなどの変数に大きな値(無限大∞)や0を代入し、どう式の値が変化するかを確かめるようにしてください。
例えば時間tなら、0を代入したら初期状態になるか、また大きな値を代入したら予想したように変化するか、などを確認する方法があります。
以上の2つの方法で、計算ミスを劇的に減らすことができます。
パターンC:そもそも共通テストを甘く見すぎている
意外と多いのが、この「そもそも共通テストの難易度を甘く見すぎている」というパターンです。
「1月に入ってからでもいいや」と考えていませんか?その甘い考えを見直してみましょう!
共通テストは難関大学の二次試験や一般入試と比べれば確かに難しいことは問われにくいですが、問題の癖自体は強く、専用の対策をせずに満点を取れるようにはできていません。
そのため、物理で満点を狙うなら最低でも10回分は共通テストの形式で演習してください!
具体的には、過去問演習や予想問題集を解いて対策するようにしましょう!
予想問題はこの後すぐ紹介します!
他の科目の演習も考えると、12月や1月の前半はほとんど共通テスト対策に時間を使っているという状況も当たり前です。
共通テストだからといって甘く見ず、しっかり点数を取れるように労力を惜しまず勉強しましょう!
おすすめの教材
満点をとれるレベルまで点数を上げたい場合には、以下のような教材がおすすめです。
「センター試験」「共通テスト」の過去問
なんといってもやはり過去問を演習することが一番の対策になります。
直前になってからやればいいや、と思わず、早めに解き始めましょう!
遅くとも11月からは週1以上で解き始めて、12月はほとんど共通テスト対策に専念しても構いません!
物理に関して言えば、センター試験から大きな変更はないので、指導要領の変更があった2015年以降の問題は演習に含めることができます。
「共通テスト」の予想問題集
共通テストは新しく始まった制度のため、過去問だけでは演習量が不十分です。
そのため、各出版社の出している予想問題集で演習を重ねましょう!
予想問題について、より詳しくはこちらのリンク先の記事にまとまっていますので、ぜひ参考にしてください!
まとめ
共通テストの物理で満点を取るための勉強について解説しました。
- 問題集で様々な状況に当たって慣れる
- 単位を代入したり、大きな値を代入して答えが合っているか確認する
- 専用の対策をしていない場合、過去問や予想問題集を解く
の3つが、満点を取る上で重要です。
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