『必修編 英作文のトレーニング』は、英作文の勉強をこれから本格的にはじめたい人にオススメの参考書です。例題が計100題掲載されているので、基礎的な部分が抜けている人でも、十分な演習量をこなすことができます。
『必修編 英作文のトレーニング』を1冊やり切れば、正しい文法を使って英文を作れるようになるでしょう。
今回の記事では『必修編 英作文のトレーニング』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『必修編 英作文のトレーニング』はどんな参考書?
それではまず『必修編 英作文のトレーニング』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,320
- 収録例題数
- 100題
- ページ数
- 232ページ
- 習得にかかる時間
- 3ヶ月
- レベル
- 英作文の基礎を身につけたい人
『必修編 英作文のトレーニング』は、英作文をこれからはじめる人にピッタリの1冊です。「英文法を学習しているけど英作文に応用できていない」という人が英作文を勉強する一歩目として活用できます。
「英作文が苦手」「英文法も一緒に確認したい」という人は『必修編 英作文のトレーニング』で勉強しましょう。
『必修編 英作文のトレーニング』のメリット・デメリット
メリット
- 英作文を書く上でのコツが対話形式で掲載されている
- 英文法の確認からはじめることができる
- 例題が計100題掲載されているため十分な演習量を確保できる
- 入試に頻出の表現がまとまっている
デメリット
- 難しい英作文の問題には対応していない
- 対話形式の解説が苦手な人には向かない
『必修編 英作文のトレーニング』では、対話形式でわかりやすく英作文の重要ポイントを解説しています。「なぜその英文になるのか」を理解しながら進めることで、応用の効く英作文力を身につけられるでしょう。
計100題の例題が掲載されているので、模範解答を覚えるくらいの気持ちで何度も繰り返し解くことが大切です。
英文法の復習もできるため、この1冊で英作文の基礎をしっかり固められるでしょう。
ただし『必修編 英作文のトレーニング』は、あくまで基礎力を身につけることに重きを置いている参考書です。そのため、早慶レベルの難解な入試問題に対応するには不十分です。
より難解な日本語を英訳したい人は『実践編 英作文トレーニング』を使いましょう。また、自由英作文の対策をしたい人は『自由英作文編 英作文のトレーニング』がオススメです。
『実践編 英作文トレーニング』と『実践編 英作文トレーニング』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!
『必修編 英作文のトレーニング』がオススメな人
『必修編 英作文のトレーニング』は以下のような人にオススメです。
- 正しい文法を使って英語で作文できるようになりたい人
- 与えられた簡単な日本語を英訳できるようになりたい人
- 英作文対策を何から始めたらいいかわからない人
- 英作文に苦手意識がある人
- 学習した英文法を英作文で使いこなせない人
『必修編 英作文のトレーニング』は、正しい文法を使って自分の主張を英語で表現できるようになりたい人にオススメの参考書です。受験まで比較的時間がある1・2年生や、3年生の早い時期に使用しましょう。
『必修編 英作文のトレーニング』の使い方(演習用教材として使う場合)
ここからは具体的な『必修編 英作文のトレーニング』の演習用教材としての使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
使う際は「演習用教材」「暗記用教材」の2パターンで考えることが大切です。
まず、『必修編 英作文のトレーニング』を演習用教材として利用する場合は、以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 時間を計りながら自力で和英に取り組む
- Step2.
- 辞書があれば直せそうな部分は辞書を使って直す(ペンの色を変える)
- Step3.
- 解説を隅々まで読んで理解する
- Step4.
- 解説を閉じて模範解答を再現する
- Step5.
- 覚えていなかった単語を辞書で調べて覚える
まずは辞書を使わずに、自力で作文しましょう。自分が知らない単語が出題されても違う言い方での表現を考えることで、本番に向けた実践力を養えます。
演習を行う際には、必ず時間制限を設けて取り組んでください。試験本番を想定して、日本語1文あたり5分程度を目標にしましょう。
英文を辞書なしで書いたら、次は辞書を使って直せる部分を直しましょう。ペンの色を変えて「辞書あり」「辞書なし」が分かるように書き分けておくと、復習の際に重点を置く場所が明確になります。
解説を丁寧に読んだら、解説を閉じて模範解答を再現してみましょう。
しっかり模範解答が理解できていれば、解説を閉じても自力で解答を再現できます。逆に模範解答を再現できなければ「分かったつもり」になっている可能性が高いため要注意です。
最後に、解説に出てきた単語や熟語で覚えていなかったものは、辞書で調べましょう。覚える際は「日本語から英語に直す訓練」を重点的に進める必要があります。
『必修編 英作文のトレーニング』の使い方(暗記用教材として使う場合)
次は『必修編 英作文のトレーニング』を暗記用教材として使う際のやり方をチェックしましょう!
- Step1.
- 文章の文法・構造・単語・発音アクセント・スペルを理解する
- Step2.
- 5回以上音読して覚える
- Step3.
- 日本語を見て英文を思い出せるかテストする
- Step4.
- 間違えたものだけピックアップしてstep2からやり直す
まずは文章の「文法」「構造」「単語(品詞含む)」「発音アクセント」「スペル」を理解しましょう。基礎事項を理解せずに丸暗記すると、入試で類似問題が出題されても応用できないため、必ず理解と暗記はセットで行います。
暗記するときは音読を行い、発音も一緒に覚えましょう。発音まで覚えておくと、“r”と“l”を書き間違えるような、発音由来の凡ミスを防ぐことができます。
覚えたと思ったら、日本語を見て英文を思い出すテストをしましょう。間違えたものは覚え直して再テストを行います。
暗記が苦手と思っている人はテストの回数が足りていない可能性があるので、何度も音読とテストを繰り返しましょう。
『必修編 英作文のトレーニング』を使う際のペース配分
『必修編 英作文のトレーニング』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで演習していきましょう。
部活動で忙しくて時間が取れないという人は、「最低1日1題」は取り組みましょう。演習量も半分以下にすることで、6ヶ月で完成させます。忙しい場合でも、繰り返し解くことを忘れないようにしましょう。
受験まで時間がない高校3年生の場合は「1日3時間」取り組むことで、1ヶ月半で完成させましょう。
難関大学受験生は、2周目までで問題集を終わらせてかまいません。その代わり2周目が終わったら、より難解な英作文を取り扱っている参考書に取り組みましょう。
『必修編 英作文のトレーニング』を使う際の注意点
『必修編 英作文のトレーニング』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- わからなくても、とりあえず例題を作文してみる
- 知らなかった表現を意識しながら音読する
- 模範解答は完璧に暗記する
英作文は、書いた後に修正を繰り返すことで上達します。間違えることを恐れて模範解答をすぐに見てしまっては、英作文の力は向上しません。
「自力で英文を作って模範解答との違いを考えて書き直す」という流れを繰り返すことで、入試にも通用する英作文の力が養われます。
また、英文を音読する際に、重要なポイントがどこかを意識しましょう。ただ単に声を出して読むだけでは、思うような効果は得られません。身につけたい表現を意識して音読することで、効率よく知識を学習できます。
なお『必修編 英作文のトレーニング』は基本的な内容をまとめた参考書なので、模範解答は全て完璧に覚えましょう。
「100文×模範解答2例」の合計200文程度なので、ちゃんと暗記の時間を取れば誰でも覚えられる量です。
まとめ
最後にもう一度『必修編 英作文のトレーニング』がオススメな人を確認しましょう。
- 正しい文法を使って英語で作文できるようになりたい人
- 与えられた簡単な日本語を英訳できるようになりたい人
- 英作文対策を何から始めたらいいかわからない人
- 英作文に苦手意識がある人
- 学習した英文法を英作文で使いこなせない人
英作文に苦手意識がある人やこれから本格的に英文法の運用方法を知りたい方などは、試験攻略の足掛かりとして使いましょう!
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