古文の参考書使い方


『発展30日完成・古文高校中級編』は古文の基礎を固めるのにオススメ!正しい使い方や注意点なども解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『発展30日完成・古文高校中級編』は、高校基礎レベルの古文を身につけたい人にオススメの参考書です。古文の良問がぎゅっと詰まっています。

『発展30日完成・古文高校中級編』を1冊やり切れば、基本~標準(共通テスト)レベルの入試問題は対応できるようになるでしょう。

今回の記事では『発展30日完成・古文高校中級編』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『発展30日完成・古文高校中級編』はどんな参考書?

それではまず『発展30日完成・古文高校中級編』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥472
  • 収録単語数
  • 1,200個
  • ページ数
  • 63ページ
  • 習得にかかる時間
  • 45日(1カ月半)
  • レベル
  • 古文の基礎〜共通テスト

『発展30日完成・古文高校中級編』は、古文の基礎を固めるのにふさわしい1冊です。古文の内容に不安がある人でも、基礎から始めてじっくり古典文法を勉強できます。

「まだ受験生ではないのでじっくり基礎を始めたい」という人は『発展30日完成・古文高校中級編』を使いましょう。

『発展30日完成・古文高校中級編』のメリット・デメリット

メリット

  • 共通テストレベルの演習ができる
  • 口語訳と品詞分解をセットで勉強できる
  • 30日の短期集中で古文読解の基礎・基本~標準をマスターできる
  • ワンコインで買うことができる

デメリット

  • 掲載されている問題が2004年度以前と古いため、新しい傾向の対策は難しい
  • 古典の入試レベルの応用問題まではマスターできない
  • 細かく載っているわけではなく、デザインも少し古い

『発展30日完成・古文高校中級編』は2004年に出版され、長年受験生から愛されている参考書です。1日1題、計30問で多くの入試問題に触れることができます。基礎・基本~標準(共通テスト)レベルの参考書なので、古文読解のベースの知識を固めたい受験生にオススメです。

ただし、古文の基礎を勉強したい人向けのため、入試実戦レベルの対策はできません。あくまで基礎を固めたい人用の参考書という点は留意しておきましょう。

発展30日完成・古文高校中級編がオススメな人

『発展30日完成・古文高校中級編』は以下のような人にオススメです。

  • 古文の基礎をしっかりと固めたい人
  • 共通テストレベルの対策をしたい人

『発展30日完成・古文高校中級編』は、基礎から古文をしっかり固めたい人にオススメの参考書です。まだ受験勉強が始まっていない1,2年生が古文を勉強する足掛かりとしても使えます。

『発展30日完成・古文高校中級編』はシリーズ化されているため、応用問題の対策をしたい受験生は「発展30日完成・古文高校上級編」、さらに基礎から学び直したい受験生は「発展30日完成・古文高校初級編」がオススメです。

すべてワンコインで購入できるので、一度3冊全部を買って試してみるのも良いかもしれません。

『発展30日完成・古文高校中級編』の使い方

ここからは具体的な『発展30日完成・古文高校中級編』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

『発展30日完成・古文高校中級編』は基本的に以下のステップで活用しましょう。

Step1.
実際に文章を読み、問題を解く
Step2.
答えを読み、解説を確認する
Step43.
現代語訳を見て自分の訳と照らし合わせる
Step4.
最後に音読する

Step1.実際に文章を読み、問題を解く

早速解いていくのですが、一点だけ注意事項があります。それは、「必ず問題をコピーしておく」ということです。

問題をコピーしておくことで、復習(読み直し、音読など)の時に「書き込みがあるもの」「ないもの」の2つを用意できます。

問題を解く際には、コピーしたものに書き込みつつ解いていってください。受験まで時間的な余裕がある場合は、現代語訳をノートやルーズリーフに書き起こしておくのも有効です。

このようにすることで、頭の中だけで処理するよりも自分の間違えた箇所をハッキリ理解できます。

Step2.答えを読み、解説を確認する

解き終わったら、答えを確認して解説を丁寧に読んでいきましょう。

解説を確認する際は、設問が解けなかった理由を考えて、設問に関係する文法事項や単語を復習することが重要です。単純に文法や単語がわからなかったから解けなかったのか、それとも全体の流れがわからなかったのかなど原因を考えて復習しましょう。

解説については、出典なども飛ばさずチェックすることがオススメです。毎回出典に関する情報を少しずつインプットしておくことで、あとからまとめて文学史単体を勉強する手間を省けます。

そして、単純に知識を覚えていなかったのなら復習して覚え直しましょう。疑問点がなくなるまでしっかり復習するのが重要です。特に「助動詞・助詞・敬語」は重点的に振り返りましょう。

復習の仕方として「単語の意味が思い浮かばなかった」「こんなの知らない!」と思った場合はまず、単語帳を見てみましょう。

その際「解いている時にわからなかった単語が載っていた」という場合、すかさずその単語にチェックを入れます。

これによって、次にその単語を勉強した時に「あ、この前間違えた単語だ!」と強く印象づけることができます。単語帳に載っている単語は受験で覚えるべき単語が載っているので、完璧に覚えましょう。

一方で「解いている時にわからなかった単語が単語帳に載っていない」という場合は、「こんな単語あるんだ」程度に思っていれば大丈夫です。単語帳に載っていないということは、そこまで重要な単語ではありません。

単語帳に載っている単語を覚えれば入試で大差がつくことはないので、無理して覚えなくてOKです。

文法を知らなかった場合は、今まで勉強してきたテキストをもう一度見直しましょう。そして今までと同じように文法の勉強をしてもう一度覚え直します。

詳しい文法の勉強方法が知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

【古典文法勉強法】古文を正確に読めるようになる!助動詞や活用の覚え方とおすすめ参考書

Step3.現代語訳を見て自分の訳と照らし合わせる

次に、自分なりに理解したストーリーと実際のストーリーが同じかどうか、現代語訳を読んで確かめましょう。照らし合わせの作業は、古典の読解に慣れる上で一番重要です。

同時に、「適切に主語を把握できているか」「単語や助動詞の意味を正しく把握できているか」もチェックしましょう。正しいストーリーと自分自身で解釈したストーリーとのギャップを確かめてください。

特に古文は、主語が省略される傾向が強いので、主語の読み間違いは決定的なミスにつながることがあります。

Step4.最後に音読する

最後は音読です。音読を行うことで、わからなかった単語の覚え直しができて文法の確認もできます。古文の文章に慣れるためには、音読が一番手っ取り早い方法です。

音読で大事なポイントは以下の2つです。

  • 間違えてしまった原因を意識して音読する
  • 同じ文章を繰り返し読む

まず、音読によって正しいストーリーと自分の間違った解釈の差を意識して、修正しましょう。

単語や文法を定着させる上で、同じ文章を繰り返し読むことは大事です。実際の単語、文法の使われ方に慣れるために同じ文章で音読しましょう。

古典の音読については、問題を読み終えた後に10回は音読しましょう。

最初の5回は、実際に書き込みをした問題文を使って音読します。音読前に、解説を読んで間違っていたポイントを書き込んでもよいです。

品詞分解など、解いた形跡のある問題で「どうやって品詞分解したらいいのか」「主語や敬語の把握」など、書き込みを見て正確に読めるようになりましょう。

残りの5回は、何も書き込みのない問題文を使って音読します。ここでの目的は「品詞分解など何も書かれていない文章を読めるようになること」です。

実際の入試問題には、品詞分解や訳などが書かれていない真っ白な文章が出題されます。このまっさらな文章を読み解かなければいけないので、その訓練をしましょう。

何も書いていない文章に対しても、「品詞分解が瞬時にできるか」「主語、敬語が適切に把握できるか」を確認しながら音読することが大切です。

より細かい古典文法の覚え方については、以下の記事で詳しく解説しています!

『発展30日完成・古文高校中級編』を使う際のペース配分

『発展30日完成・古文高校中級編』を使う際は、毎日40分、5つのステップを繰り返すことで、たった30日間で1周できます。

1周目は時間を測って、約20分で1日1題問題を解いていきましょう。時間内に解けなかった場合は時間を記録して最後まで解き、分からなかった部分は調べましょう。

2周目は1周目の2倍のスピードで解いて、1日2題解くようにしましょう。2回間違えた文法・単語は単語帳を作ると効果的です。

また、『発展30日完成・古文高校中級編』は、古文の基礎・基本~標準の参考書です。

そのため、高校3年生の夏休み前の7月までに全て終わらせておくことをオススメします。

もちろん、高校生の生活状況は人それぞれ異なるため、以下を参考にしながら自分に合わせたペースで勉強しましょう。

受験まで時間がある高校1・2年生は、古文の基礎知識である古典文法や単語をしっかりと固めましょう。また、読解に必要な時代背景などの古文常識にも触れるようにしてください。その際、正答率が悪くても落ち込まなくてOKです。

もし「中級に取り組む自信がないな…」と感じる高校1・2年生は、シリーズ本の「発展30日完成・古文高校初級編」をおすすめします。

部活動や課外活動が忙しすぎて受験勉強の時間が取れない場合は、無理に勉強する必要はありません。まずは、基本的な単語や文法を完成させることを優先しましょう。

ただしどれほど忙しくても、高校3年生の夏休み前には、共通テストで6~7割取れるくらいの古文の基本的な知識と実力は身につけておきたいところです。

高校3年生の夏休み前に初級と中級を必ず終わらせて、夏休みに上級に取り組むペースが理想です。忙しいからこそ、早いうちから取り組んでください。

受験まで時間がない受験生(すでに夏休みが終わっているなど)の場合、そもそも『発展30日完成・古文高校中級編』を解く優先度は高くありません。古文読解の基礎は本来、入試直前の12月や1月に取り組む内容ではないため、共通テストやセンター試験の過去問を解いて演習しましょう。

『発展30日完成・古文高校中級編』を使う際の注意点

『発展30日完成・古文高校中級編』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 毎回必ず時間を計って解く
  • 時間を計って単語帳にまとめる
  • 正答率を意識して目標を持ちながら取り組む

この3つのポイントを心掛けてください。これらを意識することで、演習の時から入試本番の時間感覚を身につけることができます。正答率も毎回記録して、目標を持ちながら演習してみてください。

逆に、ダラダラ解いたり正答率を気にせずに問題を解いていたりすると、実力をつけることはできません。ただやればいいわけではないため、やり方に注意しましょう。

まとめ

最後にもう一度『発展30日完成・古文高校中級編』がオススメな人を確認しましょう。

  • 古文の基礎をしっかりと固めたい人
  • 共通テストレベルの対策をしたい人

古文に苦手意識がある人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、古典文法を覚える足掛かりとして使いましょう!

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