こんばんは!
学習塾STRUX塾長で、STRUX大学受験マガジンを監修している、橋本拓磨です。
先週は記事を更新できず申し訳ないです……。先週書いている記事は年明け1発めで投稿します!
そして年明けにはこの「STRUX大学受験マガジン」も、デザインを一新してリニューアルするので、お楽しみに!
……なんかコスプレが増えてますね……#ストマガリニューアル pic.twitter.com/EULyeNeLaw
— 橋本拓磨@STRUX塾長・高校生向けアカウント (@struxhashi) December 25, 2019
「STRUX大学受験マガジン」、こんなイラストが目に入ってくるサイトになる予定!
今までより見やすく、さらにためになるサイトを目指します!
明日はロゴを公開……!#ストマガリニューアル pic.twitter.com/HKf03aQ5A7
— 橋本拓磨@STRUX塾長・高校生向けアカウント (@struxhashi) December 26, 2019
はてさて、本題に入りましょう。
2019ももう終わりということで、ソワソワしている人も多いのではないでしょうか?
受験生は言わずもがな、勉強を頑張っていると思いますが、1・2年生はまだまだ「年末年始、どうダラダラしようかな〜」と考えている人も多いハズ。
ダラダラするのもいいですが、ここはひとつ、「受験生の準備をする、年末年始の過ごし方」をしてみませんか?
ということで、今回の記事では「年末年始、1・2年生はどう過ごすか?」というところについて話せればと思います。
1・2年生が押さえるべき大学入試の重要ポイントは以下の動画でも解説しています!
1・2年生必見!年末年始の時間を「受験準備」に当てる使い方
そもそも、「年末年始、何に気をつければいいの?」という人は多いでしょう。
まあそう思う気持ちもよくわかりますし、休むときはしっかり休んでほしいんですが……
休むだけだと、年末年始の休みはすぐ終わってしまいます。
正月が終わると、1月は「いく」、2月は「にげる」、3月は「さる」というように、すぐ4月になってしまいます。
4月になればもう受験生。慌てて勉強を始めたけど、なかなか毎日長時間勉強できない……、なんて高校生を何人も見てきました。
だからこそ、今のうちから「やれること」をやっておきましょう。
特に年末年始は新たな気持ちになるタイミング。年の変化も活用して、いいスタートを切りましょう。
受験生になってからいきなり「めちゃくちゃ勉強」は不可能?!
さっきのマルオくんみたいに「受験生になったら勉強する!」という人は要注意です。
というのも、なかなかすぐに勉強時間を増やすことはできないからです。
ふだん勉強している人は、部活がなくても3〜5時間くらい、多くても7時間くらいだと思います。
部活があるとそれより少なく、1日1,2時間やればいいほう、という人もすくなくないでしょう。
でも、受験生になったら、毎日4〜5時間、休日は10時間を集中してやりきらないといけないわけです。
部活がある人であれば1週間の勉強時間がだいたい10〜20時間程度ですから、単純計算でも1週間の勉強時間が2倍になるわけです。
いきなり勉強時間を倍にする!というふうにいわれると、なかなか大変なんだろうなあ……ということがわかるかと思います。
だからこそ、早いタイミングで勉強時間を増やす意識を持っておくことが大事になるわけです。
1回は「10時間勉強」を経験してみよう
じゃあ、そのためになにをすべきか?というと、やはり「長時間勉強する」ということを経験しておくことです。
具体的には、1日でもいいので「10時間」勉強してみる、という日をとりましょう。
まずは「10時間で何を勉強するか?」というところから考えます。意外とこれが難しい。今までより遥かに多い量を勉強するわけですから、ただ10時間を使ってもだらだらとしておわってしまいます。そうではなく、きちんと「何を何時間やるか」まで決めて勉強するようにします。
例:
数学:2学期の範囲の青チャート例題を5時間、30問
英単語1時間、100単語
ネクステ2時間、2章
物理化学の2学期復習をセミナーで、合わせて2時間
ここまで決めれば、あとはやるだけです。
やってみると、意外と進まないことに気づくはずです。
難なくこなせるのであれば、長時間勉強に向いていますから、そのままぜひ頑張りましょう(これを数日間続けると続かない、ということもありますが)。勉強のやり方も具体的に決めていけると、さらに質が上がってGoodです。
半分くらいで飽きてしまう・集中が切れてしまう人は、「それが今の勉強の限界」だと思ってください。
(あ、もちろん休憩は適宜とってくださいね。10分に1回位は休憩するのがよいです)
でも、残念ながら受験生になったら有無を言わさず10時間勉強という空気になります。
10時間勉強しないとしても、志望校合格に必要な勉強時間は大体決まっています。
その勉強時間をこなすために、休憩をしながらでも長時間勉強に集中できる「体力」をつけておくことはものすごく重要です。
いきなりこの体力をつけることはできないので、冬にそれを経験しておいて、少しずつ勉強体力をつけておくことをおすすめします。
なにより「毎日勉強する」癖をつけておく
勉強の体力をつけるいちばんの近道は、なんといっても「習慣化してしまう」ことです。勉強をやるうえで大事なことは、「少量でもいいから継続する」ことです。勉強は一旦「なにもしない」日があると、なかなかそこから回復させることは難しいですから、まずは少しずつからでもいいので毎日勉強しましょう。
そうして徐々に勉強量を増やしていき、春休み頃に10時間をある程度ふつうに勉強できる状態になっているのがいちばんの理想ですね!
1・2年生が年末年始にやるべき勉強とは?
さて、ここまでは「習慣」の話を主にしてきましたが、ここからは「中身」の話に入っていければと思います。
せっかく勉強するんだから、今一番必要な勉強をしたい!という気持ちは誰しも抱えているはず。
結論から言うと、何より「2学期の復習」と「英数の基礎固め」をすすめるべきです。
時間がある期間は復習のチャンス
2学期の復習は特にポイント。
理系の2年生だと数3が学校で始まったり、物理が力学以外の範囲に入ったりと、だんだんやる内容が難しくなっているはず。
1年生でも、数学が急に難しくなった……という経験はあるのではないでしょうか。
特に数3は、数学1A2Bが完璧になっていないとなかなか理解しづらい分野。せっかくの今後の学校の授業を有効活用するためにも、2学期でやったことはしっかり復習しておく意識を持ちましょう。
理系高2の冬休みは、数学1A2Bを完璧に仕上げましょう。相談に来る生徒もうちの塾生も、数3でてんやわんや……。数3は1A2Bの「上」に積むものなので、早いうちに固めておきましょう!
— 橋本拓磨@STRUX塾長・高校生向けアカウント (@struxhashi) December 21, 2019
具体的には、このあたりをやるのがおすすめ。
- 英語:単語・文法の総復習
- 国語:2学期に扱った古典文法の復習、古文漢文の文法事項をすべて覚える
- 数学:1A2Bの総復習、2学期に入った数3の計算特訓
- 理科:セミナーなど学校教材で2学期の範囲を解き直す
- 社会:2学期にやった内容を教科書などで再度読み直す
英語や数学の基本がまだまだ身についていない人は、何よりも英語・数学を優先させてください。
英語であれば文法事項をスタディサプリで入れ直す、など。数学であれば1A2Bのチャートをやり直す、などですね。
社会は他の科目に比べると優先度は落ちますが、時間がある場合はやっておくといいでしょう!
逆に国語などは、理系でも文系でもそんなに時間がかからないので、いまのうちに基本を叩き込んでおくことをおすすめします。
3学期が始まると、学校行事や学校の授業の予復習でおわれてしまいますから、時間がある休暇期間にしっかり復習を完了させて置くことが重要です!
時間があるからこそ、計画的に!
時間があるとついつい「あれもこれも!」となってしまいますが、意外とそうやってるとすぐ時間は足りなくなってしまいます。
夏休みと違って期間も短いですし、正月前後で予定も多い時期ですので、やることを明確に絞って、計画をたてるのがおすすめです。
具体的には……
“[年末年始にできる総勉強時間]-[学校の宿題にかかる時間]”を洗い出して、科目毎に割り振っておくことをおすすめします。
実際の生徒の例:
総勉強時間:94時間
学校の課題:
数学:20時間
英語:10時間
その他:10時間
予備:4時間
→残り50時間
・古文:10時間でマドンナ古文1周
・漢文:10時間で文法書1周
・数学2B:20時間で青チャート数列ベクトル復習
・センター過去問解いてみる:5時間
・予備:5時間
ここまで細かくたてる必要はありませんが、最低限「何を何時間」というところは決めておくとよいでしょう。
こうすることで、「どれを優先してやるべきか?」が明らかになり、有効に時間を使えます。
ぜひ、適度に休みを取りつつ、計画的に勉強をすすめる機会にしてみてください!
来年もたくさん役立つことを発信していくので、よろしくおねがいします!それでは、良いお年を!
ライター:橋本拓磨
東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。
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