こんばんは!
学習塾STRUX塾長で、ストマガを監修している、橋本拓磨です。
はじめにお知らせから。「現役東大生が伝えたいやってはいけない勉強法」の改訂版が発売開始になりました!
少しずつ大きな書店には並んでいます!学習塾STRUXにもすでに取り寄せてありますが、ぶ厚く書店でも結構目立つ装丁になっています。是非チェックしてみてください!
さて、今回の塾長記事では、せっかくのこの休校期間に是非!やってほしいことを書いていきます。
今回は、書籍「現役東大生が伝えたいやってはいけない勉強法」にもがっつりと掲載している、受験勉強をする上で大事な「勉強計画」について。みなさんは計画の重要性、わかっていますか?
そんな人向けに、今回は「計画を立てるとこんなにいいことがあるよ!」「計画はこうやって立てよう!」というところをお伝えしていければと思います。
せっかく時間があるこの時期だからこそ、ただ単に勉強をすすめるだけでなく、「まずは〇〇を勉強する」「〇〇を夏までにやりきる」などをきめて、「今やるべき勉強」をやるように考えてみませんか?
勉強計画を作るメリットは全部で4つ!
そもそも、計画を立てるのは「なぜ」でしょうか?
なんとなく大事だと言われているから、とりあえず計画を立てよう……という人は、ちょっとまってください。そのまま立てても、実行できない計画になってしまう可能性が高いです。
せっかく計画を立てていくのであれば、「なぜ計画を立てるのか?」をきちんと理解した状態でないと、効果は半減してしまいます。
計画を立てることで得られるメリットは、主に「4つ」紹介しています。
ちなみに、学習塾STRUXでやっている計画作成会ではもっと噛み砕いて話しているので、今回は別の視点から書いていきますね。
1. 勉強の全体像がわかるので、モチベーションに繋がる
1つめは、受験勉強の全体像がつかめること。大学受験勉強は高校受験と違い、範囲が非常に広く、かつ1〜3年かけてみにつけていく長丁場。そのため、全体像を捉えるのが非常に難しく、どうしても目につくところ、苦手なところから勉強してしまったり、このままの勉強で合っているのかと不安に感じてしまったりが多くなります。
そこで計画の出番。計画を立てることで、「何をいつまでにやるべきか」という全体像を整理することができます。これにより、不安がなくなるのはもちろん、先が見えるので勉強に対するやる気が上がるという効果もあります。
2. 必要のない勉強を減らすことができる
2つ目は、「必要な勉強だけに絞り、不用な勉強を削ることができる」ということ。
先述の通り受験勉強は膨大な範囲に取り組む必要がありますが、この中で「どこに重点を置いて勉強するか」というのは大学によって大きく異なります。
おなじ国公立大学でも、東京大学と京都大学ではこんなに差があります。
東大英語 | 京大英語 |
---|---|
第1問:要約・空所補充 | 第1問:和訳・内容説明 |
第2問:英作文 | 第2問(1)-(3):和訳 |
第3問:リスニング | 第2問(4):自由英作文 |
第4問:文法・和訳 | 第3問:和文英訳 |
第5問:長文読解 |
これは「やってはいけない勉強法」にも書いていることですが、同じレベルの東大・京大でもリスニングの有無、英作文や和訳の配点比率など大きく異なります。一橋大学のように学部によって大きく科目毎の配点が違ったり、ほとんどの私立大学のようにそもそも学部学科で問題が全く違うということも珍しく有りません。
これだけ多様な大学受験を乗り切るためには、各大学で求められる学力にあわせて勉強を進めつつ、必要のない勉強は削っていく必要があるのです。
計画があることで、この「不要な勉強」にむやみに取り組まなくなるのでおすすめです。
3. やるべき勉強が明確になる
2の逆で、計画があることで「志望校合格に必要な勉強」に絞ることもできます。例えば先程の東大・京大の例でもそう。京都大学志望なのにリスニングを勉強しまくっていても、何もいいことは有りません(共通テストの得点が上がるくらいです)。逆に東京大学であればリスニングは必須ですが、和訳の練習にはそこまで時間を割くべきでないです。
こういったことを計画に落とし込むことで、「この勉強をやればいい」ということがわかるようになり、不安なく勉強を進められます。
4. 勉強に手を付けやすくなり、習慣化しやすい
最後は、「勉強を習慣化しやすくなる」ということ。
そうなんですが、少し踏み込んで説明します。
みなさん、学校の宿題はやりますよね。
学校の宿題は、「いつまでに、この問題集の◯ページから◯ページをやってください」というふうな形で具体的に指定があるので、「やらなきゃなあ……」という気持ちになれます。
これが例えば、「いつ出してもいいから、自分で好きな参考書の好きな範囲を解いてきて見せてね」と言われたら、やりますか?
この違いは、具体的に指定がされているかどうかというところ。具体的に「この参考書をやってきてね」と言われていれば、考えずにやればいいだけなので、そう難しくは有りません。しかし、これが「つかう参考書も自分で決めてやらないといけない」「どういうペースでやるか決めないといけない」となると、途端に面倒になります。
はじめから計画があれば、「今日はこの参考書をこのくらいやればOK」というのがはじめから決まっているので、そのとおりに勉強するだけ。一番面倒な「考える」という作業が不要になるので、勉強に取り掛かりやすくなり、習慣化にも繋がります。
なんでこんなにいいことばかりなの?
なぜ計画を立てるとこんなにメリットが得られるのかというと、受験勉強は「変数」が多いからです。
受験勉強では、志望校によっても、現在の成績によっても、残りの期間によっても、使う科目によってもやるべきことが変わります。
これだけ複数の要素が絡み合っているので、何から勉強を始めるか、次に何を勉強するか、決めるのは容易ではありませんし、進むべき方針がなくて、勉強の途中で迷ってしまってもおかしくありません。
だからこそ、受験勉強のスタートできちんと「なにをやるか」「どういう順番でやるか」を決めておくことが重要になるわけです。
計画を立てる上で守って欲しい4つのこと
さて、「計画にはこんな「メリットがあるんだ」ということがしっかり分かったところで、実際に計画を立てる上でのポイントをお伝えしていきます。
1. 志望校に求められる学力・自分の学力を正確に知る
1つめ。まずは「情報」を正しく仕入れることです。
計画は、いきなり考えても立てられません。「現状」と「志望校」のGAPを埋めるのが計画ですから、まずは「現状」と「志望校の学力」を正しく知る必要があります。
「孫子」という中国古典の兵法書に、こんな言葉があります。
知彼知己、百戰不殆。(彼を知り己を知れば、百戦殆うからず)
「殆うからず」は「あやうからず」です。読んで分かる通り、まず相手のことを知り、そして自分のことをよく知ることで、どんな戦いでも有利に立つことができる、という教えです。
まさに計画を立てるときは、この通り「まず相手=志望校を知り、次に自分=現状の学力をしる」ことで、優位に受験勉強を進められるわけです。
志望校を知るには、パスナビ(https://passnavi.evidus.com/)や大学公式のホームページで「必要科目」「科目の点数配分」「合格最低点」「出題範囲」などを確認し、ついで過去問を見て「出題傾向」「大問構成」「時間配分」などを確認していくようにします。
できればぜひこの休校期間で志望校の過去問を1年分解いてみると、より「どういう問題が出るか」「どういう問題を取れるようになるべきか」がわかり、おすすめです。
自分の学力については、模試の点数などで判断しましょう。ここでは割愛しますが、各科目の勉強法記事で詳しくわかるようになっています!
https://daigakujukensenryaku.com/category/kamokubetsusenryaku/
2. 引き算思考をもつ
引き算思考とは、名前の通り「なるべく不要なものを削っていく」という考え方です。ずっと書いているように、大学受験ではやるべきことがほぼ無限にあります。
特に過去問を解いたり、志望校の情報を見たりするとなおさら、やるべきことが大量にあるとわかるはずです。
でも、これを計画を立てるときに「すべて」盛り込もうとすると大変なことになります。なぜなら、足し算で片っ端から詰め込んでしまっているから。
仮に計画ができたとしても、試験本番までにやりきれなくなってしまったり、詰め込みすぎて途中で挫折してしまいます。
有限な時間をきちんと無理なく使うためには、目標から逆算し、引き算思考で計画を立てることが重要。
例えば英語であれば、
12月に過去問をやり始める
↓
11月までに自由英作文・速読をやりきる
↓
夏休みまでに英作文の基礎、長文の問題集をやりきる
↓
6月までに単語・文法は負えないといけない
というふうに、ゴールから順番にさかのぼっていき計画にしていくことが大切です。
これにより「終わらなくなった!」ということがなくなります。
3. できるだけ計画は具体的に
次は、「具体的な計画を立てる」ということ。この理由は先程お話したとおりです。
いくら計画を立てても、「6月までに単語と文法を終わらせる」だけだと、どの参考書をどのくらいやるべきかわかりません。
これをなくすために、なるべく具体的に、参考書の種類やページ数まで指定することをおすすめします。
img
学習塾STRUXでもこのように、シンプルではありますが具体的な週間計画に落とし込んでいます。
4. できるだけ計画は「ざっくり」立てる
「ざっくり立てる」というと、一見真逆のことのようですが、これは両立します。
というのも、キツキツで計画を立てていると必ずどこかで遅れてしまい、そのときに修正しづらくなってしまうから。
計画は「遅れるもの」だと思っておいて、週末に予備日を設けておくとよいでしょう。
そして、なるべく1日1日の計画というよりも、ざっくり週ごと、月ごとに立てておいて、徐々に具体的にしていくほうが、自分の勉強のペースなどとも相談しながら計画をこなすことができるのでおすすめです。
その代わり、必ず毎日計画を見て、目標との差を確認するようにしましょう。
実際に計画を立てる手順
最後に、具体的に計画を立てる手順をお伝えします。
基本的にはこちらのページにガッツリとまとまっているので、ぜひこちらを見てください。
詳しくはこちらも参考にしてください。
基本的には「志望校の情報を見る」→「現状を知る」→「必要な参考書を洗い出す」→「参考書をやる順番を決め、年間計画に落とし込む」→「1週間の計画に落とし込む」という順番がベスト。とはいえ、いきなりこれは難しいので、ひとつひとつ進めてみて、わからないところはぜひ聞いてください!
オンラインでの計画作成イベントや、高田馬場校舎での計画作成イベントも実施しているので、もし「立ててほしい!」という人は(英語だけになりますが)ぜひ見てみてください!
無料勉強計画作成会オンライン(3月28日(土)実施、オンライン)
さて、今回は「計画の立て方」についてお話しました。時間がある今だからこそ、自分の勉強を一度見つめ直す意味でも、計画をぜひ立て直してみてください!
YouTubeでも近々同じ内容を発信する予定です!
さて、学習塾STRUXはいつでもオンラインでの無料体験&授業も実施しています。あと土曜夜にはYouTubeライブを実施しているので、急に時間が出来て勉強で困ったことが……という場合はいろいろ聞いてくださいね!
それでは!
ライター:橋本拓磨
東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。
詳しいプロフィール・サイトにかける思いはこちらから!
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