大学受験の歩き方


受験勉強、何から始める?|参考書を買う前にやるべきこと

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

まず敵を知ること!

「受験計画」という言葉を聞き慣れていないひとも多いはず。ですが、この受験計画シリーズの記事を読み切ればあなたも受験までを見通した勉強計画を立てることができます。

【どの参考書を】【どの時期に】【どの順番で】勉強すればいいのかわかれば、どんなに勉強がラクになるでしょうか??下のダウンロードコンテンツをダウンロードして印刷してください。印刷した紙にそって、この戦略の記事を読んでいけば、第1志望校合格にむけたあなただけの受験計画を完成させることができます。

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第1志望校が決まったあとって何をすればいいんですか?? 参考書を買えばいいんすかね?
参考書を買うのはまだ早い! 第1志望校が決まった後にするべきは、志望校分析だ。

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 ⇒⇒『第1志望校の決め方 | 将来の夢がないあなたでも、志望校を決められるやり方』

“志望校分析”ってなんですか? 学校のパンフレットを読むってことですか?
受験とは、恋愛なんだ!
えっ!!いきなりどうしたんですか??
受験では、あなたと第1志望校が相思相愛にならないといけない!ということ。
相思相愛?? 先生、今日少しおもしろいですね。
こっちは大真面目だ。

戦略01
大学受験は恋愛だ。まずは敵を知る。

 大学受験は恋愛に例えることができます。あなたは第1志望校を決めるまでは“選ぶ側”でした。『この大学にはこんな魅力がある!』『この大学はこういったところが不便だ!』と各大学のいい所、悪い所を「ああだ!こうだ!」と言いながら第1志望校を決めたはずです。あなたが“選ぶ側”にいる時は、決める側にいるので期待や不満をいっても構いません。

 が、第1志望校を決めた瞬間に、あなたは”選ばれる側”になるのです。自分を選んでもらうためには、第1志望校にとって魅力的な自分にならなければならないのです。第1志望校が求めている魅力とは、学力です。つまり、多くの受験生の中から自分を選んでもらうためには、第1志望校が求める学力を身につけなくてはいけないのです。

“選ぶ側”から“選ばれる側”になったと実感を持つことが重要だ!

 第1志望校を決めるまでは、いくらでも好き勝手言ってもらって構いません。が、“選ばれる側”になったからには、選んでもらうためにはどんな学力を身につけるか?を理解する必要があるのです。
 そして、『第1志望校が求める学力』を把握するのに、もっとも参考になるのが“配点”“合格最低点”です。

 「まず敵を知ること」。受験においても、第1志望校がどんな学力を求めているのか?を知ることは重要です。第1志望校が求める学力を知らなければ、第1志望校に合格するための受験計画を描けるはずがありません。「選んだうえで、その選んだ相手に選ばれる」第1志望校と相思相愛になるための“志望校分析”について解説していきます。

『第1志望校が求める学力』を知らなければ、正しい戦略をたてることができない。

今回の記事は、受験計画を練るステップのstep2についての解説だ。他の記事も合わせて読んでくれ!

step2

 [受験計画を描くステップ]

  step1.第1志望校を決める。

 ★step2.志望校の配点・合格最低点を分析する。←今回はコレ!!

  step3.各科目の目標点数を決める。

  step4.勉強計画を立てる。

戦略02
“志望校分析”をしないと、ムダの多い大学受験になってしまう

 あなたは第1志望校の配点を言うことができますか?

 あなたは第1志望校の合格最低点を言うことができますか?
 
 もし、上の2つの質問に答えることができないと、ムダの多い受験勉強になってしまうことを知っていますか??

まずは配点と合格最低点を知らないといけない理由から説明しよう。

 多くの受験生が、第1志望校は決まっているものの第1志望校の試験の特徴を現在の勉強に活かすことができていません。“志望校分析”をしていないからです。“志望校分析”をしていないとムダの多い受験勉強になってしまいます。
 具体的には、多くの受験生が次のような失敗をしてしまっているのです。

 [ムダの多い受験勉強]

 ✔配点の低い科目に多くの勉強時間を使っている。

 ✔満点を目指して受験勉強をしてしまっている。

 『配点の低い科目に多くの勉強時間を使っている』という失敗は、不合格になってしまう理由の1つです。例えば、あなたが早稲田大学国際教養学部を目指していたとしましょう。

[早稲田大学国際教養学部 配点]

英語 国語 地歴
早稲田大学
国際教養学部
100点 50点 50点

(2016年)

 早稲田大学国際教養学部の場合、英語の配点が他の科目の配点の2倍あります。単純に考えて、英語の勉強時間は他の科目の2倍以上にすべきです。受験勉強は本番で点数をとるためにしているんですから、配点の高い科目を力を入れて勉強するのは当然ですよね?

 言われてみると当たり前ですが、実際に勉強していると正しく時間配分をできていない受験生が多いのです。あなたもこんな失敗をしたことはありませんか?

 [時間配分の失敗]

 ・世界史の範囲は膨大だからと、世界史ばかりを勉強してしまう。

 ・社会科目は暗記すれば点数が上がるから、ついつい英語よりも勉強してしまう。

 ・現代文が苦手だからと、現代文の勉強を多くしてしまっている。

 
 配点を知り意識して勉強しないと、気分で勉強をしてしまって理想的な時間配分とは異なった時間配分で勉強していってしまうのです。

配点を知らなければ、勉強時間の正しい配分ができない!!

 『満点を目指して受験勉強をしてしまっている』という失敗もよくある失敗です。大学受験では満点をねらう必要はありません。受験勉強は第1志望校に合格するために行うものですし、第1志望校に合格するために志望校の合格最低点さえとってしまえばオッケーです。満点を取る必要が無いのです。この感覚を忘れないようにしてくだい。

合格をするためには合格最低点さえ超えればオッケーという感覚を持とう。

 ですが、実際に勉強を始めると各科目とも完璧を目指して勉強を進めていってしまいがちです。特に完璧主義の人ほど注意が必要です。そもそも受験勉強ですべての科目を完璧にするなど不可能です。大学受験においてやったほうがいいことは無限にあり、受験勉強の時間は有限だからです。英単語も2000個より10000個覚えていたほうがいいでしょう。世界史や日本史では、資料集を丸暗記できるのなら暗記してしまったほうがいいでしょう。しかし、時間は有限です。だから、全ての科目を完璧にすることは不可能なのです。満点を目指すような勉強をしてしまうと、重箱の隅をつつくような勉強もしなくてはいけなくなるので効率の悪い勉強になってしまうのです。

戦略03
配点と合格最低点を調べよう。

実際に、自分の志望校の配点と合格最低点を調べてみよう!
具体的な手順を教えてください!!
了解した!誰でも配点と合格最低点を調べられるように詳しく解説しよう。

配点

step1.『大学受験パスナビ』のサイトを開く

▶▶大学受験パスナビ

『大学受験パスナビ』のサイトを開く

step2.(第1志望校名)を入力し、『検索結果を表示』を押す。

(第1志望校名)を入力し、『検索結果を表示』を押す。

step3.志望学部をクリックする。

志望学部をクリックする。

step4.『一般入試(科目・日程)』をクリックする。

『一般入試(科目・日程)』をクリックする。

step5.配点を把握する。

配点を把握する。

合格最低点

step1からstep3までは『配点』と同じです。

step4.『合格最低点』をクリックする。

『合格最低点』をクリックする。

step5.合格最低点を把握する。

合格最低点を把握する。

戦略04
敵を知った後は目標設定をする。

配点と合格最低点は把握できました!次は何をすればいいですか??

 『第1志望校が求めている学力』を知ることができたら、その情報をもとに自分の目標点数を決めていくことが重要だ。全体で何点取るのか?という目標点数を決め、その全体の目標点数をとるために各科目で何点取るのか?を要素分解していくことが次に行うべきことです。

 このやり方については、次回の記事で詳しく解説していきます。

 NEXT:目標点数を決める|満点を狙うな!本番に目指す点数を決めよう!

まとめ

第1志望校決めの次は、配点と合格最低点を調べることだ!!

 NEXT:目標点数を決める|満点を狙うな!本番に目指す点数を決めよう!

 PREVIOUS:第1志望校の決め方|将来の夢がないあなたでも、志望校を決められるやり方

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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