「受験計画」という言葉を聞き慣れていないひとも多いはず。ですが、この受験計画シリーズの記事を読み切ればあなたも受験までを見通した勉強計画を立てることができます。
【どの参考書を】【どの時期に】【どの順番で】勉強すればいいのかわかれば、どんなに勉強がラクになるでしょうか??下のダウンロードコンテンツをダウンロードして印刷してください。印刷した紙にそって、この戦略の記事を読んでいけば、第1志望校合格にむけたあなただけの受験計画を完成させることができます。
戦略01
なぜ、第1志望校合格には”年間計画”が必要なのか?
”年間計画”は絶対に立てるべきものです。なぜ立てるべきか?というと、”年間計画”を立てなければ、今の勉強ペースで合格できるのか?合格できないのか?が分からないからです。順調に進んでいるのか?それとも巻き返しが必要なのか?がわからないのです。これほど恐ろしいことはありません。もし、”年間計画”を立てていれば第1志望校合格のために何をどのペースで勉強していくべきか?がわかっていますから、そのペースよりも遅れていれば、「もっと勉強時間を増やそう!」や「年間計画の調整をしよう!」といった改善のアクションを取ることができます。
“年間計画”を立てていないと、問題点を問題点と認識できないで時を過ごしてしまうのです。問題点に気づかないまま受験当日に臨んでも、きっと不合格になってしまうことでしょう。
”年間計画”とは、受験勉強の指針になるものなのです。まさに、地図のようなものです。
1,全体像が分かるから、安心感を持って目の前の勉強に集中できる。
2,目の前の勉強が試験本番にどうつながっているか?分かるから集中できる
3,どの科目をどれくらい勉強すればいいか?分かるからやる気が上がる。
戦略02
年間計画の立て方
【年間計画の立て方】
step.1 過去問を見て出題範囲を確認する
step.2 各教科で身につけるべき能力を理解する
step.3 各教科で使う参考書を決める
step.4 スケジュールに落とし込む
step.1 過去問を見て出題範囲を確認する
第1志望校の過去問を見てみましょう。各科目でどのような分野が出題されているのか?把握することが目的です。特に、英語は要チェックです。①和訳 ②英作文 ③リスニングが出題されているかどうかは必ず確認するようにしてください。もし、あなたの第1志望校で英作文が出題されないなら、”年間計画”の中に英作文の勉強はいれる必要が無いからです。
他の科目に関しても、記述問題が出題されるのか?それとも、記号式の問題のみなのか?はしっかりとチェックするようにしましょう。日本史や世界史で記述問題が出題される場合、記述専用の対策をする必要があります。
過去問を見ることによって、各科目でどこの分野を勉強しなければいけないのか?が分かります。”年間計画”を立てるファーストステップとして、過去問を見ましょう。
・赤本を買う
・スタディサプリの無料ダウンロードを活用(会員登録が必要)
step.2 各教科で身につけるべき能力を理解する
過去問を見て出題範囲を把握したところで、各科目で何をどの順番で勉強しないといけないのか?を把握しましょう。各科目ともどの分野をどの順番で勉強すると効率がいいか?は決まっています。おそらく多くの受験生が「英語はいったい何を勉強すればいいの??」といった悩みを抱えているはずです。何を勉強すればいいのか?分からないのに”年間計画”を立てることはできません。まずは、何を勉強すれば合格できるのか?を理解しましょう。
【英語】
①英単語・英文法
⇒ ②英文解釈
⇒ ③英長文
⇒ ④英作文
⇒ ⑤リスニング
(④と⑤は第1志望校で出題される場合のみ)
第1志望校合格に向けて英語で勉強すべきことをまとめたページはコチラ
【古典】
①古文文法・古文単語
⇒ ②古文読解
⇒ ③漢文句法
⇒ ④漢文読解
(③と④は第1志望校で出題される、もしくはセンター試験で利用する場合のみ)
第1志望校合格に向けて古典で勉強すべきことをまとめたページはコチラ
【日本史・世界史】
①通史(概略)
⇒ ②通史(網羅)
⇒ ③単語暗記
⇒ ④演習
第1志望校合格に向けて日本史・世界史で勉強すべきことをまとめたページはコチラ
【数学】
①教科書レベル
⇒ ②定石問題(青チャートレベル)
⇒ ③応用レベル(1対1レベル)
⇒ ④応用演習
第1志望校合格に向けて数学で勉強すべきことをまとめたページはコチラ
【理科】
①教科書レベルインプット
⇒ ②応用レベルインプット
⇒ ③応用問題演習
第1志望校合格に向けて理科で勉強すべきことをまとめたページはコチラ
step.3 各教科で使う参考書を決める
step.2で「何を勉強するべきか?」が分かったら、それぞれで使うべき参考書を決めましょう。参考書選びのポイントは、自分にあった参考書を選ぶことです。試験本番で点数が取れるように設計されている参考書の中から、自分が好きになれる参考書を選ぶのです。どんな参考書を選べばいいのか?どのような参考書が王道の参考書なのか?各教科についてまとめたページがあるので、こちらのページを参考に自分にあった参考書を選びましょう。
【おすすめ参考書】
➢『英語 おすすめ参考書』
➢『古文 おすすめ参考書』
➢『漢文 おすすめ参考書』
➢『世界史 おすすめ参考書』
➢『日本史 おすすめ参考書』
➢『地理 おすすめ参考書』
➢『数学 おすすめ参考書』
➢『物理 おすすめ参考書』
➢『化学 おすすめ参考書』
➢『生物 オススメ参考書』
step.4 スケジュールに落とし込む
使う参考書が決まったら、その参考書を試験本番までにやりきれるようスケジュール立てを行いましょう。どの参考書を何月に取り組むのか?を決めることで年間計画が出来あがります。各教科のおすすめ参考書のページに、各参考書にかかる時間の目安が書いてあるので参考にしてみてください。
戦略03
逆算式の勉強が合格につながる!足し算的な勉強をするな。
多くの受験生が第1志望校から逆算ではなく、ただなんとなく目の前のことこなす足し算式の勉強をこなしてしまっています。足し算的な勉強では、試験本番までに必要な学力がつくかどうかは運になってしまいます。それではいけません。目標を達成するためには、どんな学力を身につけるべきか?その学力を身につけるにはどの参考書をやるべきか?試験本番までに参考書をやりきるにはどういったペースでやりきればいいか?を決めた上で、逆算形式で勉強を進めていきましょう。逆算をすることによって、試験本番には目標を達成しうる自分になれています。
第1志望校はあなたにあわせてくれません。あなたが第1志望校に合わせなくてはいけません。第1志望校に自分をあわせるために必要な考え方こそ、逆算式の考え方なのです。
逆算で年間計画をたて、第1志望校の合格を勝ち取りましょう!
まとめ
【年間計画の立て方】
step.1 過去問を見て出題範囲を確認する
step.2 各教科で身につけるべき能力を理解する
step.3 各教科で使う参考書を決める
step.4 スケジュールに落とし込む
PREVIOUS:目標点数を決める|満点を狙うな!本番に目指す点数を決めよう!