学習塾STRUX編集部連載


【大学別入試対策シリーズ】早稲田大学政治経済学部は「総合問題」+数学必須!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

こんばんは!STRUX塾長の橋本です!

先週からお伝えしている「大学入試の志望校別対策シリーズ」、今回は「早稲田大学政治経済学部」をピックアップします。

前回の国際教養学部以上に入試形態が大きく変わる政治経済学部。科目が増えることになり受けられない……という人ももしかしたら多いのではないでしょうか。

そんな「早稲田大学政治経済学部」の入試について、対策の仕方までみっちりお伝えします。

早稲田大学政治経済学部の試験情報

早稲田大学政治経済学部の例年の受験日・受験科目は以下の通りとなっています。2021年度入試(2021年2月実施)から以下の内容が当てはめられているので、注意しておくようにしましょう。

期日 2月20日(例年)
共通テスト 必要
出願時期 1月(共通テスト前後)
科目 独自試験:総合問題
(英語・国語などを用いたもの)
共通テスト:英語・国語・数学1A・
選択科目(地歴・数学2B・理科)

2021年度入試から大きく異なるのが、「数学1・A」が入試科目として必須になること。共通テストレベルですが勉強しておかないといけないため、明らかに国公立も目指す人向けにシフトしている面と、数学もきちんと履修してほしいというメッセージが感じられます。経済を学ぶのであれば数学1・Aくらいはできてほしい、ということでしょうね。これまでの科目に寄せて受験するにしても、「共通テストの英語・国語・社会+数学1・A」と「英作文や記述なども含んだ英語・国語の2次試験対策」が必要になるというわけです。

入試の変更点は、公式ホームページのドキュメント(PDF)からもご覧いただけます。

早稲田大学の入試変更点については、こちらの記事も参考になります。

併願のパターン

科目が増える、かつ共通テストも受験することになるため、併願のパターンは増えますし、逆に2次試験が総合問題となり専門性や傾向が薄くなっているため、最上位国公立志望(東大・京大)の人が併願で使いやすくなっているのも特徴です。数学が必須なことからこれまで私大文系を目指していた人が敬遠する可能性もあり、倍率は抑えられるのではないでしょうか。

おすすめの併願先:立教大学、明治大学

立教大学の経済学部、明治大学の政治経済学部は歴史もあり、併願先としてよく挙げられるところです。立教大学は英語が共通テストの点数を利用したものになるため、相性は悪くないです。その他青山学院大学も共通テスト3科目+独自試験という形式なので、最低限の勉強で受験しやすいです。

共通テスト利用で2レベル以上下の滑り止めを確保

共通テストでもある程度高得点を取る必要があるため、せっかくならこの共通テストの点数を利用して日東駒専レベルの大学をきちんと確保できると心強いです。点数が良ければこれでマーチレベル下位の大学も押さえられる可能性がありますし、場合によっては「4科目型」など倍率の下がる受験形式を使うこともできるでしょう。明治大学のセンター利用でも数学が求められる学部が増えているため、ここも併願しやすいですね。

早稲田大学政治経済学部の配点と目標点数

早稲田大学政治経済学部の配点は、「日本語・英語を交えた総合問題」「共通テスト」の2つで構成されています。

科目・配点

独自試験 総合問題:100点
共通テスト 外国語(英語RL/仏語/独語):25点
国語:25点
数学1・A:25点
選択(地歴公民/数学/理科):25点
(それぞれ200点・100点を
50点に圧縮)

これまでと大きく違うのが、学部独自の各科目試験を全て廃し、「総合問題」として統合していること。これについては後半で。

この「総合問題」100点と、共通テスト4科目(各25点)で100点の200点満点で判断されることになります。選択科目は地理歴史B科目、公民、数学2・B、理科から選択でき、理科は理科基礎2科目もしくは基礎なし1科目から選ぶようになっています。理系からの選択がしやすくなった反面、私大文系志望でもともと数学を勉強していない人には、1・Aで25点分とはいえ厳しい試験になりそうです。

目標点数

早稲田大学の文系学部で行われる「得点調整」(点数標準化)ですが、もともと政治経済学部は選択科目のみ(年度によっては英語でもあったようですが)です。共通テストを導入することにより得点調整が行われるのかは不明ですが、これまでの「センター試験・一般併用」の入試形式では独自試験のみ得点調整がされており、今回も総合問題のみ数点の調整が行われる可能性はあります。

例年の合格最低点は70%あたりを前後していますが、これも国際教養学部以上に入試形態が変わるため、ボーダーはなかなか読めません。総合問題についてはサンプル問題が公表されているのみなので、これをもとに何割くらい取れるかどうか、さらにこれまでの受験者層がそのまま受験した場合の共通テストの予想得点から割り出すことになります。

合計 155点
総合問題 70/100点
共通テスト英語 R90/100+L90/100→22.5/25点
共通テスト国語 160/200点→20/25点
共通テスト数学1・A 80/100点→20/25点
共通テスト選択科目 90/100点→22.5/25点

早稲田の中でも最上位の学部なだけあり、共通テストでも比較的高得点が求められると想定しておくべきでしょう。例年の最低点が70%前後であることを考えると、共通テストでさらに最低点が底上げされて75%前後にはなるものと思われます。国語・数学が少し難易度としては高いためこれらが8割程度だとしても、他の英語・選択科目についてはできるだけ高い得点、9割前後は目安になるのではないかと思われます。

もちろん受験者の流れや共通テストの難易度によって大きくボーダーは動く可能性があるため、あくまで目安程度にはしておいてほしいですが、共通テストが組み込まれている以上、例年の平均点より5%程度上の点数はきちんと取れるように演習を重ねるべきです。

早稲田大学政治経済学部・科目別の勉強法と問題攻略

最後に、科目別の勉強方針を軽くまとめておきましょう。

配点の半分を占め、カギを握る総合問題の傾向と性質についても触れておきます。

時系列・やるべき科目と対策

最優先はやはり英語と数学1・Aになります。国公立も目指している、もしくは志望校の選択肢に入っているという場合は数学1A2Bすべてある程度意識しながら取り組むはずなのでそこまで問題はありませんが、私大志望で早稲田政経でのみ数学が必要になるという場合は、志望校を定めた段階からきちんと基本範囲を押さえ、共通テスト特化でも構わないので対策を続けていく必要があります。

高1・高2でしっかり英語・数学・国語を固めたら、高3で「総合問題」に向けた英作文・長文読解、また共通テストに向けた細かい対策(特に数学などの問題演習、高2までに触れられていない社会など)に取り組みましょう。

最重要の「総合問題」対策

総合問題対策の話をする前に、総合問題でどういった問題が出題される予定になっているか確認しましょう。

大学公式のサンプル問題は今年の3月・7月に公開されています。

サンプル問題(3月末公開)
サンプル問題(7月末公開)

いずれも、

  • 日本語の読解問題
  • 英語の読解問題
  • 英作文

の3問構成で成り立っており、それぞれ内容理解や空所補充などを選択肢、もしくは記述で行うような形になっています。

3月公表の問題と比べ、7月公表の問題のほうがより記述量が多く、「反論を述べなさい」のような論述問題も含まれていること、そして「投票制度と一票の格差について」という政治のテーマでどっぷりと出されている点には注意が必要です。

こうした問題が出される大学はまだまだ少ないですから、原則は英語については長文読解・自由英作文を最終目標として対策すること、国語も私大レベル現代文を中心に(古文・漢文はセンターレベルでOK)対策しておくこと、そして特殊な形式の問題を解くためにサンプル問題に解き慣れておくことが重要です。場合によっては、似たような形式の慶應義塾大学商学部などの小論文問題に取り組むのもよいでしょう。何より「問われていることに正確に答える」ことが重要ですから、これを怠らないよう注意が必要です。

英語(共通テスト)

英語の共通テスト向けの対策は、総合問題対策をしていれば基本的に満たすのであまり気にする必要はありません。とはいえ90点前後の高得点が要求されるため、遅くとも11月頃には共通テストの予想問題ならびにセンター過去問を使って演習を重ねておき、高得点を目指せるようにします。

国語(共通テスト)

国語も現代文に関しては総合問題対策で問題ありませんが、古文・漢文については別途対策が必要になるでしょう。とはいえ共通テストレベルなので、高3の夏前までに基本文法・単語や句法を押さえてしまい、夏から「共通テスト満点のコツ」などで点数を底上げし、本番は満点近くを狙えるようにしていくべきです。

数学(共通テスト)

数学1Aの共通テスト対策はどの受験生にも必須なので、必ず高2までに計画的に触れておきたいところです。青チャートなどを使っているのであれば、その真ん中レベル(青チャートならコンパス3)までを完璧に解けるようにしておき、その後高3の期間を使ってセンター試験の過去問や共通テスト形式の問題集(緑チャートなど)で形式に慣れましょう。ある程度時間を気にしなければ解けるという状態になったら、あとは時間内に解けるように過去問などで練習していくだけです。

社会・理科(共通テスト)

社会・理科は他の3科目に比べると対策のスタートは遅くてもなんとかなりますが、社会で世界史・日本史、理科で物理・化学を選ぶ場合は高3の頭にはすこしずつ触れておきたいところです。

まとめ

早稲田大学政治経済学部では入試科目が大きく変更になっています。共通テストもしっかり活用する必要があるだけでなく、総合問題の対策が非常に難しいです。何より数学が必須になっているため対策は少なくとも1年以上前からはじめるべきですから、なるべく早く取り掛かるようにしましょう!

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それでは!

ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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