こんばんは!
学習塾STRUX塾長で、STRUX大学受験マガジンを監修している、橋本拓磨です。
高校生の皆さんは、ぼちぼち定期テストも終わった頃ですかね?
定期テストが終わり、いよいよ夏休み!
受験生の皆さんはもちろん、勉強まっしぐら……
僕も実際にSTRUXで生徒さんを持っているんですが、やっぱり夏前になるといろいろな悩みがあるんですよね。
朝起きて早く勉強したいのにできない、苦手科目のやる気が出ない、夕方頃だらけてしまう、などなど……
そこで今日は、実際に生徒さんからよく聞く悩みに答えてみる回にしてみようと思います!
名付けて、STRUX塾長のお悩み相談一問一答コーナー!
早速始めていきましょう!
なお、夏休みにやるべき内容については以下の動画でも解説しています!
やる気が無いときの勉強はどうすればいいの?
1つ目は、「勉強のやる気が出ない!」という質問。
まあ、多いこと多いこと。
「勉強のやる気が出ない……」「勉強やらないといけないのに、なかなか始められない……」なんて人は少なくないでしょう。
誰しも、やる気は出ないものです。
僕もこの記事を書き始めるのに30分かかりました。
大事なことは、やる気が出なくても勉強を進めるということです。
どんなにやる気が出なくても、とりあえず時間になったら勉強を始める。
やる気がなくたって、勉強を進めることはできます。
無心になって、とりあえず勉強をはじめてみるということが大事です。
(こういう記事だって、とりあえず書き始めるんですよ)
なので、大事なことは「何時に勉強を始めるか?」を必ず決めておくことです。
これが決まっていないことには、だらだら休んでしまいます。
そして、「まあ18時になったら始めるか……」とどんどん先延ばしにしてしまうんです。
なので、「どんなにやる気が出なくても○時には勉強を始める!」と決めておき、その時間になったら机に向かってとりあえずテキストを広げるようにしましょう。
このとき普段スマホを触りがちな人は、絶対にスマホを勉強机に持ち込まないこと!
スマホが目の前にあると、通知が来ていなくてもついつい気が散って触ってしまいます。
(僕もあまりに集中できなかったのでたった今スマホをかばんにしまいました)
実際STRUXの生徒さんでも、「やる気でなくてボーッとしちゃう」「夕方眠くなる」「スマホ触っちゃう」のフルコンボで放課後の時間を有意義に活用できない!という生徒さんが多くいらっしゃいます。
そうした生徒さんには、「何時から何時で○時間、何時から何時で○時間、合計XXXX時間勉強する!」というふうに宣言をしてもらい、それ通りにできているか毎週確認させてもらっています!
夕方頃疲れてしまって、1日10時間とか勉強できない!
「受験生だし、土日とかそろそろ長い時間勉強できるようになりたいな……」
「でも、だいたい夕方頃に眠くなったりだるくなったりして集中切れちゃうんだよな……」
そんな質問もよくいただきます。
長い時間勉強していれば、疲れてしまうのは当たり前。
長い時間勉強できるためには、いかに適切なタイミングで休憩をとるか?とどの順番で勉強するか?、そしてどの時間帯に勉強するのか?の3要素を決めることが大事です。
適切なタイミングで休憩
「別に集中できるし、2時間くらいぶっ通しで勉強……」なんてこと、していませんか?
その2時間は集中できていても、じつはその後の時間での疲労度が大きくなってしまう事があるんです。
集中力にはガンマ波という脳波が関係していると言われています。
東大の池谷教授によれば、60分ぶっ通しで勉強するよりも、15分の勉強+5分休憩を3回繰り返すほうが、集中力が持続し、合計の勉強時間は少ないにもかかわらず結果として多く勉強できたという実験もあるそう。
他にも、「25分勉強して5分休み、を何度も繰り返す」ポモドーロ法といわれる勉強法が世の中にあったり。
ここまで細切れにして勉強するとかえって気が散ってしまう……という人も、必ず50分勉強したら10分休憩、というのを何度も繰り返すようにすべきです。
そして、この「勉強時間」や「休憩時間」は必ずタイマーで時間を測るようにしましょう。
時間どおりに休憩時間・勉強時間をとって進めるクセをつけておけば、勉強時間が長くなってもこのサイクルで勉強を続けることができます。
勉強する順番を決めておく
「どれから勉強しようかな……」と悩む時間は無駄です。
人間、決断しなければならない・選択しなければならないことがあるとそれだけでストレスを感じます。
こちらの心理学者の動画なんかでも、「選択肢は少ないほうがストレスにならない、疲れない」と話していますし、Appleのスティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ることで”決断”をしないようにしていた、というのも有名な話です。
勉強をするたびに「次はどの勉強をしようか」なんて考えていては疲れてしまいます。
なので、じっさいSTRUXの生徒さんには、1週間の計画を立てる段階で「どの順番で勉強するか?」あるていど伝えるようにしています。
例えば、朝は英単語、帰ってきたらすぐ文法と数学、ごはんの後は英文解釈……といったふうに。
1日の初めや1週間のはじめに「必ずこの順番で勉強する!」「今日はこれを勉強する!」というのを決めておくことで、余計なことを考えずに勉強できます。
次にやるべきことが決まっているので、1つの勉強が終わったあともすぐ次の勉強に切り替えられますしね。
適切な時間帯に勉強する
よく「朝型がいい」「夜型がいい」などいろいろ言われますが、正直人によって朝型か夜型かは違います。
体内時計の基準が人によって違うので、「何時に活動をすると一番生産性が高いか?」というピークももちろん人によって違ってきます。
そのため、自分はどの時間に勉強すると一番集中できるのかを把握することが重要です。
色んなパターン(朝早く起きてみるとか、夜遅くに勉強してみるとか)をためしてみて、「朝早く起きたら案外集中できる!」とか「夜のほうがいくらでも勉強できる!」とか思ったらそれをしばらく続けてみましょう。
いかがでしたかね?ちょっと長くなってきたので、定期的にまたこういう一問一答コーナーは開催しようと思います!
受験生にとって夏休みは、まとめて勉強ができる一番のチャンス。
「これまであまり勉強できなかった……」という人も、「いい感じに勉強が進んでいる!」という人も、この夏満足の行く勉強ができるよう、今日お伝えしたことをぜひ意識して実践してみてください!
できれば夏前から少しずつ意識し始めて、夏にはスムーズに勉強できるようになっている状態が理想ですね!
では今週はこのへんで!
夏休みの過ごし方については以下の動画でも解説しています。
ライター:橋本拓磨
東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。