こんばんは!
学習塾STRUX塾長で、STRUX大学受験マガジンを監修している、橋本拓磨です。
前回の記事では、具体的な「英語の勉強の仕方」について、自分が高校時代やっていた勉強法をもとに書いていました。
今回は前回あまりお伝えできなかった「数学」「国語」の勉強について!
科目毎にみていきましょう!
数学
数学は基本的にはどんどん入試問題を解いていくスタイルでした。
ルーティーン
毎日やる系。
- 映像授業+学校授業予習(教科書・高1まで)
- FocusGold(高2まで)
日替わり
日によってやったりやらなかったり。
- 入試問題(過去問、学校添削)
それぞれ少しずつみていきましょう。
数学はさっさと終わらせる!
昔の記事で、数学や英語は予習をゴリゴリ進めていた!と話しました。
基本的に予習ベースで進めていたので、学校の授業は復習。
- 映像授業で新しい範囲を勉強する
- やった範囲の教科書例題・練習問題を解いて定着させる
- 教科書例題なので授業で解説してくれる。わからなかったところだけ授業をしっかりきく
……というようなやり方で勉強をしていたので、学校の授業も全部聞いていたと言うよりわからない部分だけ聞いて、分かる部分はどんどん予習を進めていましたね。
高1の12月ごろになると映像授業を全部見てしまい、1A2Bの範囲が全部終わってしまいます。
そこからはFocusGold(青チャートなどでもOK)のアスタリスク(*)3と4をずっとやり込んでいました。
青チャートなら時計?コンパス?マークの3以上ってところですかね。
こうすることでどんどん数学の解法パターンが身についてくるので、あとから焦ることなく勉強を進めていくことができます。
FocusGoldの問題がある程度解けるようになってきたら、いろいろな大学の入試問題に取り組んでいくといいかなと。
僕の場合は、熊本の教育界では有名なおじいちゃん先生がやっている数学塾でひたすら過去問を配られたのと、学校の先生に頼んで面白い過去問を週に1回程度出してもらっていたのとで、自分で過去問を探しながら勉強する必要はありませんでした。
だいたい、難関国立大の問題であれば北は北大、南は九大まで一通りやっている気がします。
過去問のチョイスなんて所詮そんなもんですが、とにかく食わず嫌いせずいろんな問題を解くようにしていました。
参考書を活用するのであれば、数研出版の「入試問題集」シリーズか、「良問プラチカ」あたりでいいかと思います。
自分の場合は結局最後まで「大学への数学」系統はやりませんでしたね。理系の人はまた勉強の方針が大きく変わってくると思うので、理系の人に聞いてください(笑)。
国語
こんなに数学の話をしていながら、そもそも文系ですし、数学がめちゃくちゃできたかと言うとそういうわけでもなく、入試は総合力で受かったようなもの。
とはいえ国語だけはどうしようもなく、そんなに勉強時間はかけていませんでしたし、参考書も使っていませんでした。
やっていたこととしては
現代文
- 特になし
古文
- 助動詞を早めに覚える
- ひたすら古文単語を覚える
- 学校の予習がてら品詞分解
漢文
- 学校の予習がてら句法の勉強
基本的に国語はテスト勉強で事足りていた気がします。
古文だけは、助動詞と古文単語をしっかり覚えるようにしていました。
ただ、古文単語はなかなか覚えられず……
ニュアンスでざっくり覚えればいいや!と最後は割り切ったり、あえて英単語と関連付けて覚える、なんてこともやっていました。
忘れてしまったのでもう例を出せませんが……
そんなふうに無理にでもこじつけて覚えていました。
あとは学校で「古文の現代語訳」の予習が課されていたので、ひたすらそれをやりながら「品詞分解」をしていました。
よく「全文訳はじかんがもったいない、やってはいけない勉強法」といわれます。もちろん全部律儀に訳していたんじゃ時間がかかりすぎですが、ぱっと読んでわからないところだけしっかり訳に残しておき、これも学校の授業でわからないところとしてそこだけしっかり聞くようにしていました。
更に品詞分解や助動詞の識別あたりは時間がなくても最低限やっていましたね。
漢文も同じようなイメージ。句法や重要単語などの部分だけしっかり見るようにしておきました。
地道にこうやって勉強を重ねていくことで、基本的な「読む力」がついてくるわけですね。
特に古文漢文で重要な「スムーズに読む」ための力、古文で言うと助動詞の識別や品詞分解、漢文で言うと書き下しや句法が自然と身につくわけです。
学校の予習や課題が多くて大変!という人も、こういうふうに予習内でやり方を工夫してみると受験に繋がりやすいですよ!
さてさて、今回は数学・国語の学習について話しました。
次回はラスト!社会やセンター科目の勉強についてお話しします!
ライター:橋本拓磨
東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。