今回の相談者は電気通信大学I類志望のIさんです!
Iさんは、現在高校2年生の男子高校生です。電気通信大学I類を志望しており、高校1年生の時から進研ゼミを受講しているものの、なかなか模試で良い結果が出ずに悩んでいました。高2の冬のタイミングで大学受験を意識し始め、塾を探そうと情報収集していところ、学習STRUXのホームページに辿り着き無料体験に申し込んでくれました。
それでは早速「橋本塾長の受験相談」を始めていきましょう。
今回の相談者:電気通信大学I類志望のRさん
- 名前:Iさん
- 高校:U高校2年
- 高校偏差値:58
- 相談時期:高2の11月
- 部活:なし
- 志望校:電気通信大学I類
- 現状の学力:40
- 受験相談の方法:オンライン
- 受験科目:国語・英語・数学・化学・物理
- 得意科目:国語
- 苦手科目:数学
- 面談で相談したいこと:
・なかなか模試の成績が伸びない
・大学受験に向けて塾を探したい
現状の悩み:今の勉強が正しいかわからない
橋本です。Iさんだね。今日はよろしくお願いします。
はい。こちらこそよろしくお願いします。
今日は、無料体験を申し込んでくれたけど、勉強に関して悩んでいること・相談したいことについて教えてもらえますか?
電気通信大学を志望しているのですが、模試の結果が良くないなど成績が伸び悩んでいて困っています。今は進研ゼミを使っているものの、なかなか結果が出ないのでこれから新しい塾を考えています。
・勉強していてもなかなか成績が伸びない
・大学受験に向けて塾を探したい
わかりました。じゃあ受験で使う、国語・英語・数学・化学・物理
の各教科の勉強法を説明しながら、Iさんの問題点を解決していきましょう!
電気通信大学I類合格に向けた「英語」勉強法
じゃあ早速始めていこうと思います。今回は「受験日までに何を勉強するべきか?」をはっきりするために、年間計画と今後何を勉強すればいいのかがわかるレーダーチャート分析を行います! これで今のIさんの実力を把握して、どのように勉強していけばいいのかを見極めましょう!
最初はレーダーチャート分析を行います。
レーダーチャート分析とは?
レーダーチャートとは自分の現在の学力と、目指す大学で必要な学力を表したグラフのことです。
※青が今の自分の学力で、オレンジが目指すべき学力
主要大学約300学部のデータを用いて作った、レーダーチャートを見ることで自分の現在の学力と、目指すべき学力の差が明確になります!
その結果、自分のやるべき勉強が明確にわかります。
年間計画ってなに?
年間計画とは
- どの参考書をやるべきなのか
- 何月に、どの参考書をやるべきなのか
を明確にした、勉強計画のことです!
その結果、毎日自分がやるべき参考書がわかるようになるので、同じ勉強時間でも、勉強した内容が身につきやすくなります。
レーダーチャートを作る過程
じゃあまずはじめに、今使っている参考書を教えてもらってもいいですか。
了解です。こちらです!
参考書
英単語:Chunk Builder Standard
英文法:クラウン総合英語、Next Satage、
ありがとうございます!早速、一つ一つの勉強状況を確認していきますね。
よろしくお願いします。
英単語は『Chunk Builder Standard
』を使っているんですね。これはどれぐらい取り組めていますか?
既に2〜3周は取り組んでいます。
英単語は問題なさそうですね!『Chunk Builder Standard』の全範囲をテストするとしたらどれくらい解けそうですか?
おそらく7〜8割は解けると思います。
素晴らしいですね、英単語についてはOKです。次に『クラウン総合英語』『NextStage』についてはどうですか?
『NextStage』は学校のテスト範囲は解いています。クラウンはあるだけであんまり読んだことはないです。
なるほど、英文法はこれからじっくりと取り組む必要がありますね。『NextStage』は何割くらい解けそうですか?
現時点では3割も解けないと思います。
わかりました。まずは参考書を一通り終わらせたほうがいいですね。英文解釈、英文読解、英作文は特に参考書は使っていないのですか?
学校の授業か進研ゼミで貰ったテキストくらいですね。参考書選びも含めて教えて欲しいです。
わかりました。これからIさんの現状の学力に合った参考書を紹介していきますね。今の質問を基に、レーダーチャート分析が完了したので、解説していきます。
レーダーチャートの結果
解説
Iさんのレーダーチャート分析はこちらです!オレンジが電気通信大学I類で求められる学力で、青がIさんの現状の学力です。英単語はあともう少しで目標レベルに達することができますね。それ以外の分野は基礎からしっかり学んでいく必要があります。特に電気通信大学の英作文は他の大学と比べても非常に高いレベルが求められるため、これから時間をかけて対策していくべきです。
レーダーチャートをみた感想はどうですか??
ここまでレベルの差があるとは衝撃的でしたね…。少し自信をなくしてしまいました…。
試験本番まで1年以上の期間があるので、英単語以外は今からしっかり対策していけば大丈夫ですよ!
ありがとうございます!ただ、これからこのレベル差を埋めるために何をすれば良いんでしょうか?
そうですよね。ここからは、電気通信大学に合格するためにやるべき参考書と年間計画を立てていきます。どの参考書を使って勉強していくかという参考書リストを見せますね!
参考書リスト
参考書リストの解説
一つ一つ丁寧に見ていきましょう。
英単語
英単語は既に利用している『チャンク』の復習をしつつ、『ターゲット1900』に取り組みましょう。遅くても高校3年生までには完璧にしてください。英単語は時間をかけずに隙間時間で取り組んでください。
時間を空けすぎてしまうとせっかく覚えた英単語も忘れてしまうので、継続的に見直しをしましょう。
英文法
まずは『入門英文法問題精講』と『スタディサプリ高2スタンダードレベル英文法』から取り組みましょう。Rさんは基礎から英語を固める必要があるので、自分のレベルに合った参考書からはじめて下さい。この2つの参考書を2〜3周すればレベル2に到達します。次に今使っている『NextStage』を完璧に仕上げましょう。
英文法はそこまで発展的な知識は問われないので、ネクステを完璧にすれば試験本番で十分に対応できる英語力が身に付きます。
英文解釈
英文解釈も基礎から固めていくべきなので、まずは『英文読解入門 基本はここだ!』から始めましょう。次に『入門英文解釈の技術70』と『基礎英文解釈の技術100』に段階的に取り組みます。ここまで紹介した英単語・英文法と英文解釈をマスターすれば、英文読解問題を解くための知識の土台ができます。
英文読解
電気通信大学の英文読解問題はハイレベルです。これからはじめて参考書を使って英文読解に取り組むので、無理なく徐々にステップアップするようにしてください。
まずは『イチから鍛える300』から始めて、ある程度基礎を固めたら『全レベル』シリーズに取り組みます。高校3年生の秋以降は『ポラリス』シリーズも解くことでハイレベルな問題にも対応できるようになりましょう。
慣れてきたら制限時間を設けて試験本番を想定して問題を解きましょう。特に英文読解は問題を解くのに時間がかかるので、スピーディーに解答していく必要があります。
英作文
英作文も他の分野と同じく基礎から固めるために『英作文トレーニング必修編』から取り組みましょう。特に電気通信大学の英作文はハイレベルなので、高校2年生のうちから対策する必要があります。次に『ハイトレ自由英作文』であらゆる問題に対応できる力を身につけ、最後に過去問に挑戦しましょう。
リスニング
電通大でリスニング問題は出題されないですが、共通テストにはリスニング問題があります。センター試験と比べるとリスニングの配点が増えているので、『きめる共通テストリスニング』と『Z会実践模試リスニング』の2冊でしっかりと対策しましょう。
入試改革による大学入試共通テストの英語の変更点が気になった人は、こちらの記事も参考にしてみてください!
その他の科目の勉強法
他の科目についても同じように作ったので確認しましょう。
国語
解説
国語については全体的にあともう少し対策をすれば目標レベルに達します。『古文単語ゴロゴ』は隙間時間で定期的に見直せば問題ありません。『日栄社30日完成古文初級』と『マドンナ古文』でレベル4まで到達したら、古文読解の参考書に取り組みましょう。問題に慣れるためにも数をこなす必要があるので、上記の3冊を完璧にしましょう。漢文句法は『漢文ヤマのヤマ』を重点的に取り組み、漢文読解の問題集に挑戦しましょう。現代文は漢字対策をしつつ、『システム現代文ベーシック』で問題を解くためのコツを身につけた後に『センター試験過去問』の対策を始めましょう。
数学
解説
数学は元々苦手だったために他の科目と比べてもより時間をかけて対策する必要があります。まずは「スタサプ高3スタンダードレベル数学III』で基礎を固めつつ、『青チャート』シリーズ『基礎問題機構 数3』『標準問題機構 数3』に重点的に取り組みましょう。ここまででレベル3まで到達したら、仕上げに『良問プラチカ文系数学IAIIB』でレベル4まで引き上げましょう。
物理
解説
まずは『スタディサプリ高3スタンダードレベル』で全分野の基礎知識を身につけましょう。次に『セミナー物理』でレベル2→3に上げます。ここまでで共通テストレベルの問題に難なく対応できるでしょう。最後に『良問の風』と『名門の森』に取り組めば、レベル3→4に達します。
化学
解説
化学も同じく参考書に取り組む前に『スタディサプリ高3スタンダードレベル』で基礎知識を身につけましょう。理論化学・有機化学・無機化学の知識を一通り覚えたら、『セミナー化学』を通してレベル2→3に上げ、『重要問題集』で目標のレベル4に到達させましょう。
年間計画と勉強時間
年間計画はこちら!
上記で紹介した参考書を元に年間計画を立てました!
総勉強時間はこちら!
Iさんに、これから電気通信大学I類
合格のために必要な総勉強時間は、3634時間になります。イメージできますか?
3634時間と言われても全然イメージできないですね…。
そうですよね。これを今から受験日までに残された日数で割ってみると…1日の平均勉強時間は10時間になります。
10時間ですか!?今から今までの倍以上勉強する必要があるんですね…。正直平日は学校があるので不可能だとは思います。
平日に勉強できない分は休日や夏休みなど長期休みを上手く活用してなるべく3634時間に近づける必要はありますね。ただ、この数字は参考書を何周も復習する前提のため、必ずしもこの勉強時間を達成しなければいけないというわけではありません。
なるほど。ただそうは言ってもなるべく3634時間には近づける必要がありますね。これからは今から休日もしっかりと勉強しようと思います。
そうですね!あとは平日も通学時の隙間時間を活用したり、少しでも勉強時間を増やせるようにしましょう。
まとめ
今回の無料相談を受けてみて、率直な感想を教えてもらえますか?
今まではただ漠然と目の前の勉強に取り組んできただけですが、目標レベルに達するために計画的に必要な勉強をする大切さを知れたのは良かったです。なるべく計画通りにこなせるように頑張ります。
やるべき勉強が明確になれば、後は計画通りに勉強できれば志望校合格は十分目指せますよ。大変だと思いますが、これから頑張ってくださいね!
ありがとうございます!
今日の受験相談はここまでです。「もっと自分と似た人の受験相談の様子を知りたい!」という人は、こちらをチェック!