学校で必ずと言ってもいいほど配られる資料集。配られたはいいものの、あまり活用していない人も多いのでは?「資料集って何のために使うの?」「どうやって使ったらいいのかわからない!」といった、資料集の様々な疑問にお答えしていきます。
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日本史の資料集の使い方がわかりません。
日本史の資料集の使い方がわかりません。
戦略01資料集使うとどんないいことあるの?
学校で配られて、とりあえず持っているけど、ほとんど資料集なんて使ったことない!という人もいるのではないでしょうか?
なんとなく見ていて楽しいけど、マルオ君みたいに「資料集なんて受験で必要?」と思っている人も多いと思います。
ここでは「資料集を使うと受験に役立つこと」を具体的に解説していきます。
資料集が受験で役立つこと
- 視覚的に覚えることができる
- 地図を使いながら覚えることができる
- 図、表でまとめてあるので暗記しやすい
①視覚的に覚えることができる
早速ですが、下の写真を見てください。
これらは文化史の作品で、ほとんどの資料集には写真が掲載されています。
このように文化史の作品の多くは写真が掲載されています。しかし教科書では文化史の作品はほとんど載っておらず、ただ名前を紹介しているだけです。これをただ文字として覚えるのと、絵と合わせて覚えるのとでは、どちらがより記憶に残るでしょうか?
写真と作品名を関連づけることで、その作品の情報が印象に残りやすくなり、暗 記するのにより効果的です。
また、センター試験などでは写真 が出てきて、当てはめるものを選ぶ問題が出てきます。
この問題はただ文字として作品を覚えるだけでなく、実際の作品を「目で見て」、名前と関連づけて覚えていないと 答えることができません。
しかし資料集を使って、実際の作品を見たことがあれば、すぐ答えられますよね。
資料集を使えば、こうした写真がたくさんまとめられていて、実際の作品と名前を関連づけた「視覚的な覚え方」が簡単にできます。
②地図を使いながら覚えることができる
日本史には戦の名前や地名などがたびたび出てきます。
マルオ君の言う通り、たくさん地名が出てきますが、今では地元の人しか知らないような地名が ほとんど。
ですので、地名を聞いただけで「実際どこで起こったのか」がわかる人は ほとんどいないと思います。
そこで使うべきなのが資料集の地図です。資料集には戦が起こった場所や各時代の農業、特産品など、日本地図がよく使われます。
視覚から入る情報と名前(実際の作品と名前、実際の場所と地名)を関連づけることで記憶に定着しやすいです。文字として覚えるだけでなく、資料集を使って視覚から入る情報と名前を関連付けて覚えましょう。
③図、表でまとめてあるので、暗記しやすい
資料集には政治史や戦の対立図など、図や表でまとめてあります。
同じ内容を教科書の文章で勉強することを想像してみてください。
どちらの方が効率的に覚えられそうですか?
教科書にこのようにまとめた表がないわけではないですが、資料集には至る所にこのようにまとめた表があります。
資料集の表や図を使えばより覚えやすいですし、わざわざ自分で表にまとめ直すこともしなくて良くなります。
このように、資料集は使い方次第でより効率的に勉強できるようになります 。ですので資料集は必ず使うようにしましょう。
戦略02資料集をどうやって使えばいいの?
ここからは勉強法を具体的に紹介していきましょう。
勉強するにあたって出てくる疑問は大きく3つに分けられます。
それは
- ①いつ使えばいいの?
- Ex.)資料集を参考にするタイミングは?
- ②どのくらい勉強すればいいの?
- Ex.)資料集にしか載ってない単語あるけど、どこまで覚えればいいの?
- ③どう使えばいいの?
- Ex)資料集の効果的な使い方は?
の3つです。
この3つの疑問に答える形で勉強法を紹介していきます。
2-1 いつ資料集を使えばいいのか
資料集をいつ使うべきなのか。ズバリ結論から言うと、
資料集は「常に」使いましょう。
資料集は通史や文化史をまとめてくれているだけでなく、特定の分野に絞った「テーマ史」など、日本史で勉強するあらゆる分野をまとめてくれています。
戦略1でお伝えしたように、実際の画像や地図などと関連づけて覚えることで、実際の問題が解けたり、用語が覚えやすくなったりします。
たとえば 通史の勉強であれば、多くの人が旧石器時代から始めると思います。このときに教科書を見るだけでなく、資料集を使ってイメージをふくらませることで 効果的に勉強できます。
また、授業中も、資料集の先生が説明してくれている範囲を扱っているページを開いておくと、言葉ではイメージしづらい場合でもスムーズに勉強できます。
ですので、資料集は日本史を勉強するときには必ずわきに置いておきましょう。
2-2 資料集でどこまで覚えればいいの?
資料集を使っていてよくこのような悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?
確かに資料集はわかりやすく解説してくれたいますが、その分あまり受験には必要のない情報まで多く載っていることもあります。
ですので、どこまで見ればいいのか?をちゃんと考えなければいけません。
結論から言うと、資料集は
「教科書に登場してくるレベル」
まで勉強するようにしましょう。
教科書に載っているレベルまで押さえておけば受験では「合格点」は取れるようになります。\
資料集にしか載っていない単語を覚えても、実際の試験ではほとんど出ないため、「合格」にはあまり直結しない部分を勉強していることになってしまいます。
それよりも教科書に載っている範囲を確実に勉強していきましょう。そして教科書に書かれていない部分は思い切って見ないようにしましょう。
こんなことやってたら危ない!!やってはいけない「資料集の使い方」
基本的な資料集の使い方としては、まず教科書中心で勉強していきます。
その中でわからないところや、地図、写真など視覚的な情報が出てきた時に資料集を見るという使い方で大丈夫です。
ただここでは資料集を持っていることで起こる「やってはいけない」資料集の使い方を紹介します。
資料集に載っている必要ない情報を覚えないために、
- 資料集だけ見て勉強する
- 先に教科書を見ないで資料集を見てしまう
この2点には注意しましょう。
資料集を中心に勉強してしまうと、あまり大事ではない情報も大事に思えてきてしまいます。
先程言った「教科書の範囲を確実に勉強する」ためにはあくまで「教科書ベース」で勉強しましょう。
2-3 資料集をどう使えばいいの?
ここでは資料集のより具体的な使い方を説明してきます。
資料集のおすすめの使い方
- 授業中や授業の 復習に使おう
- 図表、地図、写真などを見て、視覚的に暗記しよう
1. 授業中や授業の復習に使おう
先ほどの「2-1 いつ資料集を使えばいいか」でも触れましたが、授業中や授業の復習に資料集を活用しましょう。
授業で取り扱った範囲の資料集を参照して、「視覚的な情報と用語を関連づける 」ことに使ったり、図表を使って「通史の流れ」を確認したりしましょう。
また、文化史では授業を聞いて単語を覚えるだけでなく、写真も一緒に覚えて 記憶に定着させましょう。
2. 図表、地図、写真などを見て、視覚的に暗記しよう
戦略1でも書いた通り、資料集は文章ではなく、図や写真などの「視覚」情報で勉強できることが大きな特徴です。
ですので、「文化作品の写真」や「地図」を使って、「視覚的なイメージ」を描きながら暗記する ようにしましょう。
まとめ
- 資料集を使うと
- ①視覚的に覚えることができる
- ②地図を使いながら覚えることができる
- ③図、表でまとめてあるので暗記しやすい
- 日本史資料集はいつでも持ち歩こう!
- わからないこと,地名や文化史の作品が出てきたらすぐに資料集で確認!それ以外では資料集を使うな!
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