『段階式世界史論述のトレーニング』は、世界史の論述問題の対策がしたい人にオススメの参考書です。少ない文字数から段階的に練習できるため、論述問題に苦手意識がある人も使えます。
『段階式世界史論述のトレーニング』を1冊やり切れば、世界史の論述問題の書き方が理解できるようになるでしょう。
今回の記事では『段階式世界史論述のトレーニング』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『段階式世界史論述のトレーニング』はどんな参考書?
それではまず『段階式世界史論述のトレーニング』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,320
- 収録問題数
- 75問
- ページ数
- 288ページ
- 習得にかかる時間
- 40日間
- レベル
- 世界史の論述が出題される大学を受験する人、論述問題が苦手な人
『段階式世界史論述のトレーニング』は、世界史の論述問題の書き方を覚えるのにふさわしい1冊です。採点ポイントや詳しい解説が載っているので、論述の勉強が初めての人でも学習を進められます。
「論述を初めて学習する」「2次試験で論述が出題される」という人は『段階式世界史論述のトレーニング』を使いましょう。
『段階式世界史論述のトレーニング』のメリット・デメリット
メリット
- 少ない文字数から段階的に訓練して長い論述まで対応できるようになる
- 採点ポイントが詳しく示されており自分の到達度合いを客観的に確認できる
- よくある間違いが解説されているため論述を解く際の注意点がわかる
- 論述の基礎である解答作成の形について学べる
デメリット
- 各大学の特徴的な問題はマスターできない
『段階式世界史論述のトレーニング』は、50字程度の短い論述の練習から始めて、最終的には数百字の長い論述までを段階的に学習できる点が特徴です。採点ポイントが詳しく載っているため、自分の理解度を客観的に確認できます。
また、よくある間違いについても解説されているため、論述の学習が初めての人でも問題を解く際に気をつけるべき点を理解できるでしょう。
ただし、各大学の特徴的な問題までは網羅されていません。志望校に合わせて対策を行う際は、過去問を使用して受験する大学の特徴的な問題を学習しましょう。
『段階式世界史論述のトレーニング』がオススメな人
『段階式世界史論述のトレーニング』は以下のような人にオススメです。
- 自分の答案を採点できる問題集を使いたい人
- 論述の勉強が初めてで、書き方から知りたい人
- 2次試験で100字未満の短い論述が出題される大学を受験する人
- 2次試験では長い論述が課される人
『段階式世界史論述のトレーニング』は、世界史の論述対策を自分で進めたい人にオススメの参考書です。「2次試験で長い論述問題が出題されるがいきなり長い論述を解くのは抵抗がある」という人にもオススメです。
『段階式世界史論述のトレーニング』は、世界史のインプットを一通り終えてから取り組みましょう。世界史の用語を覚えきれていない人は、『山川一問一答世界史』を使用して用語暗記から始めてください。自分の進捗や志望校に合わせ徐々にレベルアップするとよいでしょう。
『山川一問一答世界史』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!
『段階式世界史論述のトレーニング』の使い方
ここからは具体的な『段階式世界史論述のトレーニング』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『段階式世界史論述のトレーニング』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 論述問題を解く
- Step2.
- 解説を読んで論述に盛り込むべきポイントをおさえる
- Step3.
- 解説の内容を意識してもう一度論述に取り組む
Step1.論述問題を解く
まずは、論述問題を解きます。
問題を解く際は「何を聞かれているのか」を意識しましょう。教科書や参考書は見ずに、今の自分の実力でどの程度記述できるか確認してください。
Step2.解説を読んで論述に盛り込むべきポイントをおさえる
一通り解き終えたら解説を読んで、論述に盛り込むべきポイントをおさえます。
漠然と解説を読むだけでは勉強した意味がありません。『段階式世界史論述のトレーニング』には採点のポイントが詳しく載っているため、解説をすべて読んで確認しましょう。
採点のポイントを押さえて「なぜ自分が書けなかったのか」を意識し添削することで、入試本番で対応できる実力を身につけられます。
知識が不足している際は、教科書や参考書で歴史の流れを確認します。よく問われる内容は教科書に載っていることがほとんどのため、しっかり復習しましょう。
Step3.解説の内容を意識してもう一度論述に取り組む
自分の答案で不足していたポイントを理解できたら、もう一度論述に取り組みます。1回目で自分が間違えたポイントを意識して論述をしてください。
ここまでの作業をくり返し行うことで、徐々に論述の書き方を理解できるでしょう。
より詳しい世界史の学習方法については、以下の記事で詳しく解説しています!
『段階式世界史論述のトレーニング』を使う際のペース配分
『段階式世界史論述のトレーニング』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。
受験まで時間がない高校3年生の場合は「1章を1日、2〜4章をそれぞれ2日」のペースで取り組むことで、約2週間で完成させます。
ただし、漠然と問題を解くだけで終わらないよう、解説をしっかり読みながら進めてください。「2次試験で論述が出題される」など、論述対策が必要な人のみ取り組みましょう。
『段階式世界史論述のトレーニング』を使う際の注意点
『段階式世界史論述のトレーニング』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 正解していた問題も解説を確認しよう
- 不足している知識は資料集や教科書を読んで理解しよう
- 自力で書けるようになるまで取り組もう
問題を解いた後は、正解していた問題も解説を確認しましょう。正解だったとしても、知識が曖昧でたまたま正解しただけの可能性もあります。
また、間違えた問題は資料集や教科書を読んで復習しましょう。教科書の中で論述に使えそうな表現を見つけて覚えておくのがオススメです。
解説を確認した後は、自力で論述できるようになるまで取り組みましょう。せっかく問題を解いても自力で解答できないと得点にはつながりません。ペースを落としてもよいので、解答を見ずに、論述のポイントを思い出しながら解き直しをしましょう。
まとめ
最後にもう一度『段階式世界史論述のトレーニング』がオススメな人を確認しましょう。
- 自分の答案を採点できる問題集を使いたい人
- 論述の勉強が初めてで、書き方から知りたい人
- 2次試験で100字未満の短い論述が出題される大学を受験する人
- 2次試験では長い論述が課される人
論述が出題される大学を受験する人やこれから論述の勉強を始めたい人などは『段階式世界史論述のトレーニング』で論述の書き方をマスターしましょう!
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