生物の学習をこれから始めよう!とおもっているあなたは、まず「教科書理解」から始めましょう。「教科書理解」から始めずにいきなり問題を解き始めると、あとあと悲惨なことに……。そうなるまえに、まずは教科書理解で基礎固め!この記事では、教科書理解のコツと具体的な勉強法をお伝えしています。
- 案件受験生物の勉強を始めたいです。何から始めればいいですか?
戦略01 教科書理解ってなに?受験生物のロードマップ
1-1. 教科書理解って必要なの?受験生物の流れを知ろう!
「教科書理解」とは、読んで字のごとく「教科書にのっていることがらをきちんと理解する」ことです。でも、なぜこの「教科書理解」が必要なのでしょうか。
どの科目にも共通して言えることですが、受験勉強で実力をつけていくためにやるべきことは3ステップ。
- インプット:教科書理解
- 定着:基本問題演習(定石の理解)
- アウトプット:入試問題演習(過去問形式の演習)
この3ステップに従って、学習を進めていくことがとても大事です。
今回はそれぞれのステップについて詳しくは触れませんが、もっと知りたいあなたは生物全体の勉強法ページを参考にしてみてください。
1-2. 教科書レベルって何?
先ほども触れたとおり、「教科書理解」は、「教科書レベルの知識を理解すること」。つまり、教科書に縛られることなく、これから挙げる教材や、もちろん学校の授業を活用することでも、十分「教科書理解」を完璧にすることができます。
こうした教材を使う中で、自分に合った方法で教科書レベルの知識を取り入れていくことが必要です。
戦略02 教科書理解のポイント3つ
「教科書理解」は、生物の学習を進めていく上であなどることのできない超重要な段階。これをていねいにできていないと、問題を実際に解いていくときになって「あれ?これなんだっけ」ということに陥りがちです。そうならないためには、これからお伝えする3つのポイントをしっかり守っていきましょう。
2-1. 1単元ごとに区切って進める
生物の教科書理解を進めるときには、かならず単元ごとに区切って進めていきましょう。
その「なんで?」にこたえるのにはまず、生物という科目の特徴をとらえる必要があります。
生物は、物理や化学と異なり、覚える単語量や単元ごとの重さが圧倒的に重いです。また、それぞれの単元どうしの関連が少ないのに、似たような単語が出てきたり、そうした単語がテストでよく問われたりします。
たとえば、これはセンター試験生物の問題の一部です。
これを見ればわかるように、問題で聞かれているのはほとんど「それぞれの単元ごと」の「単語」や「数字」なのです。
センター試験物理
センター試験化学
これだけ多くの単語量があり、単元ごとにきちんと理解を深めていかないといけない「生物」だからこそ、1単元ごとにきちんと集中して理解を進めるほうが、全体を通して読んでいくよりも効果的なのです。
1単元ごとに進めよう!
2-2. 「完璧に覚えてしまおう!」より、「しくみを理解しよう!」
そんなあなたも、心配する必要はありません。
初めからなんども言っている通り、「教科書理解」は、「教科書レベルの基本的な知識を”理解する”」のが目的。つまり、きちんと理解ができることが最優先なんです。
具体的な酵素の名前など、くわしい用語は「定石理解」「問題演習」を通して定着させていくので、安心しましょう。
「教科書理解」では「しくみを理解する」!
2-3. 図やグラフ・表が出てきたら要注意!
受験生物でよく問われるのは、図や表。こんな図や表、きっとあなたもみたことがあるはず。
図2:2015生物本試験第7問-1
図3:2016生物基礎本試験第2問-3
図4:2015生物基礎本試験第3問-1(バイオーム)
頻繁に出るこうした図は、必ずと言っていいほど教科書にも書かれています。必ず、何度も見て目に焼き付けましょう。
図や表は印象に残るまで見よう!
戦略03 教科書理解・具体的な勉強法
いつごろやればいいの?
生物の勉強はいつ始めればいいの?という声をよく聞きます。
もちろん早いにこしたことはないのですが、あえて言えば「高2の夏」くらいからでしょう。
あまり早く始めても、本番までに忘れてしまったり、英語や数学の学習がおろそかになってしまったりします。高2のうちに始める、くらいをめどにしておくとよいでしょう。
生物の教科書理解はこうやればいい!
生物の教科書理解を進めるには、必ずこのステップで進めましょう。
- Step1.
- 参考書(または授業)を1章分(1回分)じっくり読む
- Step2.
- 章末(毎回ごと)のテストを解く。または、授業の内容を覚えているか、ノートやテキストを見直して説明できるようにする。
- Step3.
- 繰り返す!
オン戦では、「スタディサプリ」を使った具体的な勉強法について記事で紹介。こちらも参考にしてみてください。
おすすめの参考書はこれ!自分に合ったものを選ぼう!
学校の授業
学校の授業の進度で進めていけば、学校の定期テストを復習に使えたり、余分に時間をとったりすることなく確実に理解を進めることができます。
その半面、先生次第でわかりにくかったり、入試直前まで範囲が終わらなかったり、ということも珍しくありません。
スタディサプリなど、映像授業
ほとんど学校の授業と同じですが、じぶんで先生を選ぶことができるので、わかりやすいと思う先生の授業を受けることができます。
教科書
教科書を読みながら自力で進めていく、というのもありです。図や表が豊富なので、直感的につかみやすい反面、文章がわかりにくいときもあるので、「教科書じゃわかりにくい……!」という人も一定数いますね。
参考書
参考書は教科書に比べてビジュアル面や構成面に気をつけたものが多いです。自分に合ったものを選べるので、「教科書や映像授業じゃどうしても……」という人は見てみるといいでしょう。
まとめ
- 1単元ごとに区切って進める
- 「完璧に覚えてしまおう!」より、「しくみを理解しよう!」
- 図やグラフ・表が出てきたら要注意!
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もっと具体的に「このとおりに勉強すれば生物の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
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STRUXの「参考書マップ」は、受験までにやるべき勉強を「順番通りに」すべて洗い出したもの。「いつまでに」「どの順番で」勉強をすればいいかがひと目で分かるので、あとはこの通りに勉強するだけ!という状態になります。
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