長文読解は英語の入試問題における要。英単語や英文法ももちろん大切ですが、それを長文読解の中で活かせなければ意味がありません。
それほど大事な英語長文読解の勉強にオススメな参考書や問題集を5冊ご紹介します!全員に同じ参考書や問題集が合うわけではないので、それぞれの特徴や使い方などを踏まえて自分に合ったものを見つけてください!
自分にピッタリの英語長文読解参考書を選ぶのが成績アップのコツ!
先ほども書いた通り、長文読解は英語の入試における要です。そのため自分のレベルや志望校に合わない参考書や問題集を選んでしまうと、「ただ問題を解き続けただけ」という状態になりかねません。
英語で最も得点源となる長文読解がそのような状態になっては、高得点は望めませんよね。そのため自分に合わせて適切な参考書を選ぶことが不可欠なのです。
それでは具体的にどのような基準で選べば良いのでしょうか?基本的には以下の5点を意識しましょう。
- 自分に合った語数か?
- 掲載されている長文は適切な難易度か?
- 解説はどれくらい丁寧か?
- 構文解説まで記載されているか?
- 収録されている問題数はどのくらいか?
これら5点を意識して参考書選びをすることで、自分に合った1冊を見つけることができます。今回はこの基準に沿って英語の長文読解にオススメな参考書をご紹介します。
英語長文読解参考書・問題集おすすめ5選
英語入試の要である英語長文。この5冊の中から自分にぴったりの1冊を見つけてみましょう!
英語長文読解参考書早見表
まずは今回ご紹介する参考書がどのような人にオススメなのか、簡単にまとめました。
- 学校レベルから抜け出したい人におすすめ→イチから鍛える英語長文300
- 共通テストで徐々に7割を超えてきた人におすすめ→ポラリス英語長文1
- GMARCHなどの上位私大に向けた勉強をしたい人におすすめ→全レベル問題集4
- 共通テストで8割を安定して狙いたい人にオススメ→パラグラフリーディングのストラテジー(1)読み方・解き方編
- 共通テストレベルであれば苦もなく解けるようになりたい→入門英語長文問題精講
おすすめ英語長文読解参考書その1:「イチから鍛える英語長文300」
レベル:学校レベルの問題は理解できていることが前提
「イチから鍛える英語長文300」は、ある程度学校で読むレベルの問題なら読解できる人や、英単語・英文法・構文を一通り終わらせている人にオススメです。
参考書の内容としては、共通テストに取り掛かりたいと考えている受験生に沿っているので「長文読解以前に単語や文法がまだ固まっていない」という人にはまだ早いでしょう。
この「イチから鍛える英語長文300」も終えた人は、同じシリーズ物でレベルの上がった「イチから鍛える英語長文500」「イチから鍛える英語長文700」に挑戦してみると良いでしょう。
「イチから鍛える英語長文300」はこんな人におすすめ!
- 共通テストの問題を見てみたけれど、今までの模試とのレベルの違いを感じている
- 学校の長文はまずまずわかってきたので、そろそろ共通テスト対策したい
- 2次試験で難しい長文が出題されるが、まだまだ自信がない
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめ英語長文読解参考書その2:「ポラリス英語長文1」
レベル:共通テストレベルの長文読解ならすでに7割は解ける
「ポラリス英語長文1」は、これからGMARCHレベル以上の長文読解に取り組みたいと考えている受験生にオススメの1冊。
実践形式でより高いレベルを目指すことを目標としているので、共通テストの長文読解に関しては7割程度は解けておく必要があります。
掲載されている長文問題は、いずれも最新の入試傾向を抑えたものばかり。不正解の選択肢にも丁寧な解説がついているので、このレベルの問題であればかなりしっかり学ぶことができます。
志望校が国公立やGMARCHレベル以上の場合は、同じシリーズ物で少しレベルの上がった「ポラリス英語長文2」「ポラリス英語長文3」に挑戦してみると良いでしょう。
「ポラリス英語長文1」はこんな人におすすめ!
- 目指す志望校は国公立大学またはGMARCH以上である!
- GMARCH、2次試験レベルの英語の過去問を解いてみたが、現在の実力では解けなそうな人
- 共通テストレベルから中堅私大レベルまで引き上げたい人
- 詳しく解説されている問題集が好きな人
この参考書については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめ英語長文読解参考書その3:「全レベル問題集4」
レベル:GMARCHレベルの大学を目指す
「全レベル問題集4」は、GMARCHをはじめとした私大上位レベルを目指している人にオススメの1冊。ポイントを押さえつつ効率よく勉強できるように厳選された英語長文問題が12問収録されています。
すでに英単語や英文法知識があることは前提ですが、英語の基礎知識や英文法についても改めて整理してあるので随時確認しながら進めることができます。
全英文がSVOCに分けられているので、1題ずつ問題の根拠を確かめることができるでしょう。
また、英文の音声を2種類のスピードで収録したCDもついているのでリスニングやディクテーションにもチャレンジできますね。
「全レベル問題集4」はこんな人におすすめ!
- GMARCHなどの私大上位高を狙っている人
- 「なんとなく解けた」という問題があるので根拠を持ちたい人
- SVOCなどの基礎知識も確認したい人
おすすめ英語長文読解参考書その4:「パラグラフリーディングのストラテジー(1)読み方・解き方編」
レベル:共通テストレベルの長文読解で8割を狙う
「パラグラフリーディングのストラテジー(1)読み方・解き方編」は、共通テストレベルの長文読解で8割を狙っている受験生にオススメの1冊。
すでにある程度長文読解の勉強を進めたがイマイチ読めないという受験生であれば、少し発展的な内容に進むことができます。
この参考書で勉強することで、段落同士の関係性や文脈、順接・逆説・例示などから長文全体の流れを把握できるようになり、今後の長文読解に大いに役立つようになるでしょう。
この参考書が終わったら、さらにレベルを上げて「パラグラフリーディングのストラテジー(2)実践編私立大対策」「パラグラフリーディングのストラテジー(1)実践編国公立大対策」に取り組むのがオススメです。
「パラグラフリーディングのストラテジー(1)読み方・解き方編」はこんな人におすすめ!
- 共通テストの長文読解で8割を狙っている人
- 長文読解の勉強はしているがイマイチ上手に・時間内に読み取れない
- 長文読解に必要な基礎(単語・文法・構文解釈)は身についている
- 問題の詳しい解き方を身に付けたい!
おすすめ英語長文読解参考書その5:「入門英語長文問題精講」
レベル:共通テストレベルの長文読解であれば確実に分かるようになれる
「入門英語長文問題精講」は、共通テストレベルの長文読解を確実に解けるようになりたい人にオススメの1冊。
「入門」とありますが決して初心者向けの参考書ではないので注意してください。この参考書に収録されている英語長文は全て共通テストレベルのものばかり。そのため英単語や英文法などの知識が固まっていることは大前提です。
長文が25題収録されており、他の参考書と比べても比較的問題数が多いという特徴があります。様々なジャンル、そして設問形式の問題が収録されているので幅広い問題に対応できるだけの実力が身につくでしょう。
「入門英語長文問題精講」はこんな人におすすめ!
- 共通テストレベルの長文読解はスラスラ解きたい!
- 様々な形式の問題で演習したい
- 長文読解に必要な基礎(単語・文法・構文解釈)は身についている
おすすめの英語長文読解参考書がわかったら、使い方をチェック!
上記のように受験生のレベルに合わせた長文読解の問題集がいくつもあります。もちろんこれをただ漠然と解くだけでは意味がありません。せっかく良問を収録しているのですから、1問とくごとに必ず自分の力に変えていきましょう。
参考書の使い方の原則は「英単語などの基礎知識を演習で活用しながら取り組む」ということです。このことについて詳しく見ていきましょう。
使い方のポイントは、「解説と自分の考えをしっかり比較しながら勉強する」ということ!
長文読解には英単語などの基礎知識が不可欠です。そうした基礎知識を上手に活用しなければ長文読解をできるようにはなりません。
それをできるようにするため、英語の長文読解の参考書で勉強する上で最も大切なのは「解説と自分の考えにはどのような違いがあるかを把握する」ということです。
試験本番で全く同じ英語の長文が出題されることはありません。そのため「なんとなく成果したからいいや」「不正解の問題の解説はざっと目を通した程度」ということは避けるべきです。
同じ問題が出題されない以上、「この問題はこういう表現を活用すれば正解できる」「この分野の知識が足りないから不正解だった」など、しっかりと正解・不正解の根拠を理解しなければ類似問題に対応することはできません。
理解するにあたり、なるべく最初は辞書などに頼らないようにしましょう。わからない単語があれば前後の文脈から推測してみたりする、といった練習が力になるのです。
また、同じ「英文を理解する」ということでも、
- 英文をスラスラ前から理解しつつ読める
- 適宜前に戻って訳しながらなら読める
このどちらに当てはまるかによって解くスピードが変わります。もちろん時間の限られた入試では前者が理想です。
そのため音読も欠かさず行いましょう。これを繰り返すことで長文を前から理解できるようになります。
まとめ
英語入試の要である長文読解を乗り切るためには、まず自分に合った参考書を使うことが不可欠です。現状のレベルや目標に沿ったものを見つけましょう。
そしてせっかく見つけた参考書も漠然と解くだけではその効果は薄くなります。必ず解説を読み込み、自分の考えとの差異を徐々に埋めるようにしていきましょう!
もちろん音読も欠かさず行います。読解スピードを上げて、時間に余裕を持って入試に挑めるようにしましょう。
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば英語の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
■ 参考書マップとは? ■
STRUXの「参考書マップ」は、受験までにやるべき勉強を「順番通りに」すべて洗い出したもの。「いつまでに」「どの順番で」勉強をすればいいかがひと目で分かるので、あとはこの通りに勉強するだけ!という状態になります。
- 「どの順番で」参考書に取り組めばいいかひと目でわかる!
- 「なぜこの参考書がおすすめなのか?」「かわりに使える参考書」もすべて紹介
STRUX参考書マップ公式LINEに登録することで、いつでも無料で見ることができます!
LINEに登録して参考書マップを見る