リスニングの勉強は英語を得点源にするうえで大切です。共通テストではリスニングの配点比率が高まっています。
また、二次試験の英語で高得点を獲得するためにもリスニング力は欠かせません。そのため、自分に合った問題集を選択し実力を向上させる必要があります。
この記事では英語のリスニングの勉強にオススメな問題集を3冊ご紹介します!自分の現状により適した問題集は変わります。
紹介する3冊の問題集の特徴や使い方などを踏まえて自分に合ったものを見つけてください!
自分にピッタリのリスニングの問題集を選ぶのが成績アップのコツ!
リスニングは単に問題演習を繰り返しても成果になりにくいです。なぜなら、読むだけでも大変な英語を「聞く力」を養わなければいけないからです。
もちろん英語を何度も聞くこと自体は悪いことではありません。しかし、漠然と聞くだけでは力になりません。
効率よくリスニング力をつけるにはまず大前提として長文が読めること、つまり単語力や文法・構文の知識が必要で、それに加えて発音やディクテーション力を意識しながら聞くということが欠かせません。
この観点でリスニングの問題集を選ぶと次の3点が重要となります。
- 自分に合った難易度か?
- リスニングの勉強法が収録されているか?
- 共通テスト向け・東大向けなど自分が受ける入試に対応したものか
これら3点を意識し問題集を選ぶと、自分に合った1冊を見つけることができます。今回はこの基準に沿ってリスニングの長文読解にオススメな問題集をご紹介します。

英語リスニング問題集おすすめ3選
リスニングは聞いて答えるだけではありません。英語の長文を読むように聞きながら理解する能力が必要です。
リスニング力を身につけるためにも、この3冊の中から自分にぴったりの1冊を見つけてみましょう!
英語リスニング問題集早見表
まずは今回ご紹介する問題集がどのような人にオススメなのか、簡単にまとめました。
- リスニングに苦手意識のある人!でも、共通テストまでに仕上げたい!→きめる!共通テスト英語リスニング
- 基礎はバッチリ!入試の演習をしたい!→キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】
- 共通テストで8割以上を安定して取れ、二次試験で東大・一橋大・東京外語大などリスニングが必要な大学を受験する人→灘高キムタツの東大英語リスニング
おすすめ英語リスニング問題集その1:「きめる!共通テスト英語リスニング」
レベル:共通テストレベル
「きめる!共通テスト英語リスニング」は2021年度からの共通テストリスニングに対応した一冊。
共通テストの特徴と対策も記載されており、「音声が1回しか読まれない」「表やグラフが多く出題される」などの新しい試験方式の概要が把握できます。
カリスマ講師の授業を完全再現した構成となっているため、丁寧な解説も魅力の一つです。
また、問題演習だけではなく、リスニング問題に応用できる手法や覚えておきたい単語フレーズ集も収録されています。共通テストに不安がある方にもピッタリの問題集です。
「きめる!共通テスト英語リスニング」はこんな人におすすめ!
- リスニングは苦手!
- リスニングの勉強法を身につけたい!
- 共通テストの対策がしたい!


おすすめ英語リスニング問題集その2:「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」
レベル:共通テスト8割レベルまで
「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」は、大学入試リスニング対策の問題集。【基礎編】は対話文、【実践編】はモノローグ文問題への対策です。
キムタツこと木村達哉先生が提唱する3つのS(Structure=構造、Sense=意味、Sound=発音)に重点を置いた解説で、英語が聞き取れない悩みを解消してくれます。
また、音読とディクテーションを組み合わせることで最短で「聞き取る力」が養われます。【基礎編】で着実に力を伸ばしてから【実践編】に挑戦していきましょう。
「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」はこんな人におすすめ!
- 効率的にリスニングを勉強したい!
- リスニングのコツを身につけたい!
- 問題形式ごとの対策がしたい!


おすすめ英語リスニング問題集その3:「灘高キムタツの東大英語リスニング」
レベル:共通テスト8割以上がすでに取れる、東大など難関国公立レベル
「灘高キムタツの東大英語リスニング」は、東大などの難関国公立大学のリスニング対策に欠かせない問題集。問題集の進め方やリスニングの解き方も掲載されています。
ただし難易度が高いため、共通テストレベルで苦戦している人はすでに紹介した別の参考書からスタートしましょう。
問題は30問収録されています。1日1問で1ヶ月、1日2問に取り組めば15日程度で一周できます。そのため、時間のない人でも短期間でリスニング能力の訓練が可能です。
基礎をしっかり身につけたい人は先述した「キムタツの大学入試英語リスニング 合格の法則【基礎編】【実践編】」から着実に力をつけていきましょう。
また、東大受験だけでなく一橋大学、東京外国語大学、阪大の外国語学部などを受験する場合にもおすすめ。
高得点を狙いたい人は「キムタツの大学入試英語リスニングSUPER」に取り組んでください。圧倒的な難易度でこれをマスターできれば、どんな大学のリスニング問題にも対応できます。
「灘高キムタツの東大英語リスニング」はこんな人におすすめ!
- 共通テストレベルはほぼ完璧な人
- 東大・一橋大学を受験する人
- 500~600語以上の長文リスニング問題を攻略したい人

この問題集については、こちらの記事を参考にしてください。
おすすめの英語リスニングの問題集がわかったら、使い方をチェック!
リスニングの問題集は数多くあります。もちろん問題を解く目的を意識しながら解きましょう。入試と違い何度も聞ける問題ですから、納得できるまで繰り返してください。
問題集の使い方の原則は「紹介された解法や勉強法を徹底的に実践する」ことです。このことについて詳しく見ていきましょう。

使い方のポイントは、「紹介された解法や勉強法を徹底的に実践する」ということ!
リスニングは「単語力」「文法・構文」に加えて「発音」「ディクテーション力」に基づいた「聞く力」が不可欠です。これらの力を複合的に応用しなければリスニング問題を解けるようにはなりません。
リスニング問題を解くため問題集に取り組む上で最も重要なことは、「紹介された解法や勉強法を徹底的に実践する」ことです。
自己流にこだわりすぎると、多くの時間を費やしてしまいます。正しい勉強法を真似して自分の力に変えていきましょう。
例えば、次の流れのように取り組んでください。
- Step1.
- 問題を解く
- Step2.
- 解説を読む
- Step3.
- 3回ディクテーションする
- Step4.
- オーバーラッピング・シャドウイングを3回する
- Step5.
- 再度、問題を解く
リスニングは同じ問題が出題されないため、聞き方や解き方をマスターすることが大切です。
そうすることで、どのような問題でも対応できます。問題集を通して、理解を深めていきましょう。
また、リスニングといっても単語や熟語力は欠かせません。必ず基礎知識の習得と並行しながら問題集に取り組みましょう。小さな繰り返しが必ず自分の実力へと変わっていきます。
リスニングの勉強法はこちらでも紹介しています。
まとめ
リスニング力を効率的に習得していくためには、自分の実力に合った問題集を見つけるのが欠かせません。
そして、解くことだけに夢中になるのでは十分な効果は得られにくいです。解説や解法を熟読し、手法の習得に挑戦しましょう。
もちろん、リスニングに欠かせない単語力や英熟語も行います。練習を繰り返していけば確実に取れる分野ですから、リスニングを得点源にできるように実力をつけいきましょう。
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば英語の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!

■ 参考書マップとは? ■
STRUXの「参考書マップ」は、受験までにやるべき勉強を「順番通りに」すべて洗い出したもの。「いつまでに」「どの順番で」勉強をすればいいかがひと目で分かるので、あとはこの通りに勉強するだけ!という状態になります。
- 「どの順番で」参考書に取り組めばいいかひと目でわかる!
- 「なぜこの参考書がおすすめなのか?」「かわりに使える参考書」もすべて紹介
STRUX参考書マップ公式LINEに登録することで、いつでも無料で見ることができます!
LINEに登録して参考書マップを見る