日本史勉強法


【共通テスト日本史】1点でも多く取るための解き方のコツ・暗記のコツを紹介!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴う共通テストなどの問題変更が予定されています。共通テストの記事は2024年度共通テスト終了後順次更新を行いますが、しばらくは古い情報が混在することになります。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。

皆さん、共通テスト日本史の対策は順調ですか?

「共通テストまで時間がないけど、日本史なにも対策してない…」

「共通テスト日本史で1点でも多く取りたい!」

この記事ではこんなことを考えている皆様に向けて、共通テスト日本史で1点でも多く取るための解き方のコツと、今から使える単語暗記のコツをご紹介いたします。

*この記事は、過去の共通テスト、第1・2回試行調査、市販の予想問題集の内容を元に作成されています。

共通テスト日本史を解くコツは2つ!

共通テストの日本史は、主に以下の2点を意識して解きましょう!

  • 消去法を使う
  • 資料(史料)と問題文を分析する

コツ1:消去法を使う

知っている単語やそれっぽい内容が書かれた選択肢を見ると、その選択肢をつい選びたくなるものです。しかし、選ぶ前に必ず「残りの選択肢は本当に正解ではないのか?」を確認しましょう。

例えば、以下の問題を解くときを考えてみます。

消去法 問題

消去法 問題Sさんの主題(年表甲)を確認してみると、「治水事業」「干拓」「住宅地造成」について書かれています。いかにも「開発」がテーマっぽいのでこの時点で選択肢①を選びたくなりますが、決めつけは危険です。他の選択肢が正解の可能性はないのか、必ず確認しましょう。

年表を見ると「治水事業」という項目があります。治水事業は洪水から身を守るための事業なので、選択肢②の「災害」と関係がありますよね。選択肢③と④の「文化」「産業」は明らかに無関係なので、正解から除外しましょう。

続いて、Tさんの主題(年表乙)を見てみましょう。この時点で正解の可能性があるのは選択肢①と②なので、「災害」あるいは「開発」のどちらかのテーマについて書かれているはずです。

年表乙を見てみると「地震」「津波」などの災害について書かれており、「開発」については全く記載されていません。そのため正解は①となるのです。

このように、他の選択肢が本当に正しくないのかを確認することで、ひっかけ問題に騙されることもなくなり、正答率はグッと上がります!

「正解以外の選択肢が不正解であることを確認する」という作業は、本番だけでなく普段の勉強でも大事です。ある問題で正解をひとつに絞りきれなかった時は、「その問題に関する知識が不足していた」ということ。

共通テストでは、以前出題された問題が文章や選択肢を変化させて再度出題される可能性が高いため、正解を絞りきれなかった問題には印をつけ、答え合わせの時に必ず「選択肢のどこが正しくてどこが間違っているのか?」を確認しましょう。

この作業をすることで次に類似問題が出題された際、確実に得点できるようになります。

コツ2:資料(史料)と問題文を分析する

共通テスト日本史はセンター試験よりも多くの問題に資料が盛り込まれています。

具体的な違いについては以下の記事でも解説しているのでチェックしてみてください。

資料が盛り込まれている問題については、日本史の知識がなくても解ける可能性が高いです。

例えば以下のような問題です。

資料 問題

この問題は「1920年代にかけて中等教育が普及し、そうした中で新聞などのマスメディアが発達し大衆文化が誕生した」という教科書の内容を知っている人には簡単ですが、この知識がなくても答えを導くことは可能です。

Bさんの発表をよく読むと「空欄Xを背景にして新聞の発行部数の増加といったマスメディアの発達が起きた」と書いてあります。このことから、正解の選択肢には「マスメディアの発達の原因になる内容」が書かれていると分かりますね。

続いて、選択肢を分析していきます。選択肢②には「欧化主義(ヨーロッパの文化を取り入れるようとする風潮)の傾向が現れた」と書いてありますが、ヨーロッパの真似をするとなぜマスメディアの発達に繋がるのかがイマイチ分かりませんね。

選択肢③には洋風生活の普及とありますが、こちらもマスメディアとの繋がりが不明です。

残った選択肢①と④は、どちらも「国民が学校に通うようになった」という内容です。教育を受ければ文字が読めるようになり頭もよくなって、新聞を読む人が増えそうなので①か④のどちらかが正解といえそうですね。

そして①は、小学校の話でさすがに小学生は新聞を読まないだろうということで、④が正解の選択肢であると突きとめられます。

答え:④

このように共通テスト日本史では日本史の知識がなくても、よく考えれば答えにたどり着ける問題が非常に多くあります。難しそうな問題にぶつかったときは、資料と問題文から何か導けないかということを考えるようにしましょう。

日本史知識の暗記のコツ

勉強風景
最後に、今日の勉強から使える日本史知識の暗記のコツをご紹介いたします。

暗記には、

  • 単語暗記(「織田信長」といった単語を覚えること)
  • 単語の内容暗記(「本能寺の変とは明智光秀が織田信長を打ち取った戦いである」のように単語の内容を覚えること)
  • 年代暗記(「本能寺の変は1582年」といった出来事が起きた年代を覚えること)

の3種類がありますが、共通テストで必要なのは「単語の内容暗記」がメインです。「単語暗記」「年代暗記」は共通テストではあまり使わないため、まずは「単語の内容暗記」を優先しましょう。

単語の内容を覚える時のポイントは「単語の内容だけでなく、その単語の背景や影響まで覚える」ことです!例えば、明治時代の「自由民権運動」には事件や法律がたくさん出てきますが、それぞれ「なぜ起こったのか」「なぜ法律が出されたのか」という理由まで覚えましょう。単語の内容は、単独で覚えるよりも何かと関連づけた方が記憶に残りやすいです。

まとめ

今回は共通テスト日本史で1点でも多く取るための3つのコツを紹介しました。日本史というのは数学や英語と違って、直前になってから対策を始めても点数が取りすい科目です。この記事に書いた3つのコツを参考にして頑張って勉強しましょう!

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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