「首都圏『難関』私大古文演習」は、大学受験の古文読解勉強レベル5で、「早稲田・上智・GMARCH」の合格を目指せる参考書です。
今回の記事では、この参考書を最大限活用する勉強法や勉強する上での注意点をお伝えします。
「首都圏『難関』私大古文演習」を利用して、古文の基礎・基本を固めましょう!
次のチェックリストに当てはまる人はぜひ取り組みましょう。
- 志望校が最難関・難関私立大学レベル!(早稲田・上智・GMARCH)
- 入試本番を意識した対策がしたい!
古文読解レベル5のカリキュラムでできること
このカリキュラムは、最難関・難関私立大学(早稲田・上智・GMARCH)レベルのカリキュラムです。
最難関・難関私立大学の過去問が20題載っています。河合塾のプロ講師4名が執筆しており、難易度は河合出版の中で最も高いです。
古文の入試実践レベルを固めることができるので、上記の大学を目指す受験生には必須の参考書といえます。
入試本番のような得点配分や制限時間が設定されているので、演習を通じて入試を意識することができます。
こんなことができるようになる!チェックリスト
- 早稲田・上智・GMARCHの古文対策をすることができる!
- 入試本番の感覚を掴むことができる!
- さまざまなジャンルの問題に触れることができる
ここまではできない!!チェックリスト
- 20題のみの出題なので、たくさんの演習を積むことはできない!
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「首都圏『難関』私大古文演習」で大学受験の古文の基礎・基本~標準レベルはばっちり!
「首都圏『難関』私大古文演習」
「首都圏『難関』私大古文演習」は、河合塾のプロ講師が最難関・難関私立大学の過去問題を解説している参考書です。
自分で過去問を読んでいるだけではなかなか理解できない内容や知識まで、わかりやすく解説されています。
たとえ国立大学が第一志望であっても、難しいレベルにチャレンジしたい受験生であれば、おすすめできる参考書です。
最難関・難関レベルなので、基礎・基本~標準レベルの古典文法や読解力、古文常識をおさえた上で取り組んでください。
「なかなか自分の古典の実力に自信がまだない…」という受験生は、『有名私大古文演習』を最初にやってみてください。
こちらは「首都圏『難関』私大古文演習」のシリーズ本で、難易度は比較的低いです。焦らず順番にチャレンジしてみましょう。
「首都圏『難関』私大古文演習」を使うメリット
- 早稲田・上智・GMARCHの対策がばっちりできる!
- 問題は難しいけど、解説が細かくてわかりやすい!
- 入試本番を想定した演習ができるから実践的!
「首都圏『難関』私大古文演習」を使うデメリット
- 過去問が2012年度以前の古いものが多いため、新しい傾向の対策は難しい
- 古典の基礎・基本~標準レベルまでの復習をばっちりすることはできない
- 難しいので途中で諦めそうになってしまう
「首都圏『難関』私大古文演習」は、2012年に出版されている、長年受験生から愛されている参考書です。
解説が詳しいため、早稲田・上智・GMARCHレベルであれば十分対策できます。しかし、最新の出題傾向などの対策は難しいです。
最新の出題傾向の対策をするには、赤本を解くことがオススメです。そのため、流れとしては「首都圏『難関』私大古文演習」で演習をつんでから、赤本で最新の問題にチャレンジしましょう!
「首都圏『難関』私大古文演習」は入試実践レベルなので、高校3年生の10月から12月までには1冊終わらせるペースで取り組んでください。
「首都圏『難関』私大古文演習」を活用した勉強の進め方
毎日の勉強時間
60分
マスターするのにかかる時間
20日×2周 40日(1ヶ月半)
毎日の勉強内容
1周目
- Step1
- 時間を計って問題を解く(約20分)
- Step2
- 時間内に解き終わらなかったらそこまでに印をつけ、時間をかけて残りの問題を解く(ここも時間を計って記録する)
- Step3
- 採点をし、解説を確認する前に「なぜ間違えたのか」を考える
- Step4
- 解説を読んで、自分の考えと照らし合わせる(正答率を記録して2回目の目標正答率も設定)
- Step5
- 間違えた文法や単語を調べる
毎日60分で、5つのステップを繰り返す!
20日間で1周できる!
1周目のチェックポイント
1周目で取り組む上でのポイントはこちらです。
- 時間を計って問題を解く
大学入試本番は時間との勝負です。
とくに国語の中でも古文は、点数が取りやすい分野です。時間をかけずに確実に点数を取る力が求められます。
そのため、入試当日に「時間が足りなくて古文に時間が割けなかった…」や「難しくて古文だけしかできなくて他の分野に時間を使えなかった…」とならないように、演習から時間を意識して解きましょう。
20題の問題によって制限時間は異なりますが、ここでは約20分という仮説のもと勉強方法をお伝えしています。
問題によって制限時間が記載されているので、それに従ってタイマーではかりましょう!
2周目以降
- Step1
- 時間を計って問題を解く(約10~15分)
- Step2
- 時間内に解き終わらなかったらそこまでで印をつけ、時間をかけて残りの問題を解く(ここも時間を計る)
- Step3
- 採点をし、解説を確認する前に「なぜ間違えたか」を考える
- Step4
- 解説を読んで、自分の考えと照らし合わせる(目標正答率に達しているかを確認)
- Step5
- 間違えた文法や単語を調べて、単語帳にまとめる
毎日60分で、4つのステップを繰り返す!
20日間ですべての問題を再演習できる!
2周目で取り組む上での2つのポイントはこちらです。
- ポイント1:もっと短い時間で解こう!
先ほど、演習のときから時間制限を設ける重要性をお伝えしましたね。
ここでは、1回目より5~10分ほど短く設定して解いてみましょう。
例えば、1回目の制限時間が25分のとき、2回目は15分で挑戦してください。
- ポイント2:正答率をチェックする!
1回目で、そのときの正答率と2回目に向けた目標正答率を設定しましたね。
2回目では、きちんと目標に達したかを確認してください。
やみくもに「全部正解したい!」と思いながら解くよりも、「2回目の目標正答率は○%だから、あの問題だけは絶対に正解しなくちゃ!」というように取り組む方が勉強効率はアップします。
このようにすることで、克服しなくてはいけない自分の弱点がより明確になるのです。
正答率を意識しながら、取り組んでみてください。
古文学習のペース配分の目安
先ほどもお伝えしたように「首都圏『難関』私大古文演習」は、最難関・難関私立大学レベル(早稲田・上智・GMARCH)の参考書です。
そのため、入試前の高校3年生の10月から12月までに全て終わらせておくことをおすすめします。
もちろん、全員が勉強の時間を取れるわけではありません。高校生の生活状況は人それぞれ異なります。勉強時間がたくさん取れる人もいれば、なかなか取れない人もいるでしょう。
そこでこれから、3つのパターンの高校生に向けて、古文学習のペース配分をお伝えします。
まだまだ受験まで時間がある高校生(高校1・2年生向け)
高校1・2年生では、古文の基礎知識である古典文法や単語をしっかりと固めてください。また、読解に必要な時代背景などの古文常識にも触れるようにしてください。
「首都圏『難関』私大古文演習」は最難関・難関私立大学の実践レベルなので、高校1・2年生で取り組む必要は全くありません。
「志望校が早稲田・上智・GMARCHなので、早いうちから実践レベルを勉強したい!」という高校1年生は『古文上達基礎編』を、高2年生は『センター古文満点のコツ』にチャレンジすることをおすすめします。
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部活動で忙しくて、時間が取れない高校生(高校1~3年生向け)
「部活動が忙しすぎて正直、受験勉強どころではない…」という高校生はたくさんいますよね。
受験シーズンの高校3年生の夏休み以降もまだまだ練習や大会がある…なんてケースもあります。
そのような部活で忙しい中で、無理に勉強する必要はありません。まずは、単語や文法を完成させることを優先しましょう。
ただしどれほど忙しくても、最難関・難関私立大学を目指すなら、高校3年生の夏休み後には共通試験で6~7割取れるくらいの古文の基礎・基本~標準レベルの知識と実力はほしいです。
そのため、夏休みまでに古典文法・古文単語・古文常識など、古文読解に必要な基礎・基本~標準レベルの知識はつけておいてください。
早稲田・上智・GMARCHを目指す学生なら、入試直前になっても良いので「首都圏『難関』私大古文演習」は一度取り組みましょう。
そんな部活動で忙しい高校生におすすめの参考書はこちらです!
受験まで時間がない高校生(高校3年生向け)
高校生活はあっという間に過ぎるため、いつの間にか入試目前になってしまいます。
そこで「今までそんなに勉強してこなかったから、どうしよう…時間がない」と焦る受験生が多いです。
「首都圏『難関』私大古文演習」は、最難関・難関私立大学の入試実践レベルなので、入試直前の12月や1月に取り組んでも大丈夫です。
しかしできるのであれば、高校3年生の10月には「首都圏『難関』私大古文演習」を終わらせて、そのあとは最新の傾向に慣れるために志望大学の赤本に取り組むことをおすすめします。
そのため、夏休みまでに古文の基礎・基本は固めておきましょう。センター試験の過去問などを解くことによって「自分はどこの基礎・基本が抜けているのか」を確認することができます。
古文読解の基本的な取り組み方・ポイントはこちらを参考にしてください。
「首都圏『難関』私大古文演習」の学習上の注意点
最後に、「首都圏『難関』私大古文演習」を学習する上での注意点を確認しておきましょう。
良い勉強の仕方と悪い勉強の仕方をそれぞれ解説します。
これを真似しよう!良い勉強の仕方
- 毎回必ず時間を計って解いている!
- 単語帳にまとめる
- 正答率を意識して目標を持ちながら取り組む!
この3つのポイントを心掛けてください。
これにより、入試本番の時間感覚、論理的思考法を身につけることができます。
こんな勉強はNG!避けてほしい勉強の仕方
- 面倒くさくて時間を計らずにダラダラ問題を解く…
- 間違えた問題の解説を読むだけで満足してわからなかった単語や文法を調べない
- 間違えたりわからなかった単語や文法をまとめる単語帳作成にこだわりすぎて時間がかかってしまう
- 正答率を気にせずに、漠然と満点を取りたいと思って問題を解く
- 難しいからといって諦めて途中までしか解かないorこの参考書を1周しかしない
これら4つのポイントを実際に行ってしまうと、「首都圏『難関』私大古文演習」をやっても実力をつけることはできません。
まとめ
今回の記事では「首都圏『難関』私大古文演習」の勉強法をご紹介しました。
この参考書は、最難関・難関私立大学に合格するために必要な古文の知識やテクニックがぎゅっと詰まった一冊です。
たとえ国立大学志望であっても、入試実践レベルにチャレンジしたい!という思いがあるならばおすすめできます。
「首都圏『難関』私大古文演習」を完璧にして入試本番の感覚を掴んで、憧れの早稲田・上智・GMARCHに合格しましょう!