『源氏でわかる古典常識』は、古文に苦手意識がある人にオススメの教材です。マンガで古文の世界のイメージをつかめるので、文字に比べてサクサク読み進められます。
『源氏でわかる古典常識』を1冊やり切れば、古文への苦手意識がなくなり、スムーズに単語や文法の学習を開始できるでしょう。
今回の記事では『源氏でわかる古典常識』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『源氏でわかる古典常識』はどんな教材?
それではまず『源氏でわかる古典常識』がどんな教材なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,210
- ページ数
- 220ページ
- 習得にかかる時間
- 6時間
- レベル
- これから古文の勉強を始める人、中学から古文が苦手だった人
『源氏でわかる古典常識』は、古文の学習の一歩目にふさわしい1冊です。マンガで視覚的に解説されているため、中学から古文を苦手に感じていた人でも取り組みやすく、勉強へのやる気も上がります。
「古文が苦手」「まだ受験生ではないのでじっくり基礎を始めたい」という人は『源氏でわかる古典常識』を使いましょう。
『源氏でわかる古典常識』のメリット・デメリット
メリット
- イラストが親しみやすいく物語も面白い
- 古文常識はマンガと相性がよい
- 『源氏物語』は古文の中でも頻出かつ難しいのでマンガでイメージをつかむと有利
デメリット
- 本格的な単語や文法は学べない
『源氏でわかる古典常識』は、イラストが親しみやすく物語も面白いのが特徴です。古典に苦手意識がある人でも苦に感じることなく読み進められます。
古典常識とマンガは相性がよいため、『源氏でわかる古典常識』を1冊読むことで古文の世界のイメージをつかむことが可能です。
また、源氏物語は私立大学でも出題されますが、難易度が高く背景知識なしでは読むのは難しいため、源氏物語が出題される可能性のある大学を受験するなら一度読んでおきましょう。
ただし、本格的な単語や文法を学ぶことはできません。そのため『源氏でわかる古典常識』で古文のイメージをつかめたら、別の参考書を使用して単語や文法の学習を進めましょう。
『源氏でわかる古典常識』がオススメな人
『源氏でわかる古典常識』は以下のような人にオススメです。
- 古文に苦手意識がある人
- まだ高1,2で受験まで時間がある人
- 古文の世界のイメージがつかめない人
- 何から始めたらいいかわからない人
- 『源氏物語』が頻繁に出題される私立大学(早稲田、立教、國學院、聖心女子など)を受験する
『源氏でわかる古典常識』は、基礎から古文を学びたい人にオススメの教材です。まだ受験勉強が始まっていない1,2年生が古文を勉強する足掛かりとしても使えます。
『源氏でわかる古典常識』は、あくまで古文のイメージをつかむためのものなので、単語や文法の本格的な学習はできません。単語は『マドンナ古文単語230』を使って学習しましょう。
また、 文法の学習は『ステップアップノート30古典文法トレーニング』がオススメです。自分の進捗や志望校に合わせ徐々にレベルアップするとよいでしょう。
『マドンナ古文単語230』『ステップアップノート30古典文法トレーニング』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!
『源氏でわかる古典常識』の使い方
ここからは具体的な『源氏でわかる古典常識』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い教材でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『源氏でわかる古典常識』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 問題を解いた後に復習として読む
- Step2.
- マンガを読んだ後に教科書や本で同じ文章を読んでみる
空いている時間を使ってマンガを読み進めてください。ただし、一度流し読みをして終わりでは内容が身についているかわからないため、読むタイミングを意識しましょう。
Step1.問題を解いた後に復習として読む
問題を解いて原文を自分の力で解釈した後であれば、マンガを読んでも印象に残りやすいのでオススメです。
自分の想像した状況がどのように描かれているのか、自分の解釈に間違いがないかなどに注目して読みましょう。
マンガを読む目的は、入試で源氏物語が出題されたときにスムーズに対処できるようになるためです。ほかの勉強にかかる時間も考えながら早めに読んでおくとよいでしょう。
Step2.マンガを読んだ後に教科書や本で同じ文章を読んでみる
マンガを読んだ後に教科書や本で同じ文章を読むのも1つの学習方法です。
マンガを読んだ後であれば話の筋がつかめているため、教科書や本の内容も理解もしやすくなります。有名作品であれば、原文と現代語訳が一緒になった本は書店で簡単に手に入ります!
特に源氏物語は文章が難しいですが、マンガを読んだ後であれば取り組みやすいでしょう。古文の世界のイメージをつかめたら、単語や文法の学習を始めてください。
ほかのマンガについて知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています!
『源氏でわかる古典常識』を使う際のペース配分
『源氏でわかる古典常識』は取り組むペース配分に決まりはありませんが、以下のやり方で進めると効率よく学習を進められます。
1周目は時間を一括でとって読むことをオススメします。『源氏でわかる古典常識』は、2時間程度で読み終えられます。最初は全体像をつかむことが大切なため、少しずつ読み進めるというよりは、土日の暇な時間帯に一気に読んでしまいましょう。
また1周目は、なによりも楽しんで読むことを意識してください。古文への苦手意識を持たないためには、「勉強しよう」と思って読むよりも、物語を楽しみながら読む方がよいでしょう。細かいことを覚えるのは2周目以降でOKです。
2・3周目は、まとまった時間をとって読むのではなく、他の科目の勉強の合間に息抜きとして読み進めます。ただし、単純に読み進めるだけではなく、太文字になっている古文常識を暗記することを意識して読みましょう。
『源氏でわかる古典常識』を使う際の注意点
『源氏でわかる古典常識』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 1周目はまとまった時間を取って読み進めよう
- 2周目以降は勉強の息抜きとして活用しよう
- 無理に用語を暗記しようとしないように注意しよう
『源氏でわかる古典常識』は、自分のペースで読み進めて問題ありません。ただし1周目は、全体の流れを把握するために一気に読むことがオススメです。
2周目以降は、他の科目の勉強の休憩時間などを利用して読み進めるようにしてください。通学や寝る前のスキマ時間を活用して読み進めるのもよいでしょう。
また、2周目以降は太文字になっている用語を意識して読みますが、無理に暗記しようとせず、全体の流れをつかむことを優先してください。
まとめ
最後にもう一度『源氏でわかる古典常識』がオススメな人を確認しましょう。
- 古文に苦手意識がある人
- まだ高1,2で受験まで時間がある人
- 古文の世界のイメージがつかめない人
- 何から始めたらいいかわからない人
古文に苦手意識がある人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、古文の学習の一歩目として使いましょう!
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