青山学院大学


青山学院大学 化学の対策

GMARCHの1つ、青山学院大学の化学は、標準レベルの幅広い化学知識があるかを確かめつつ、その知識に付随した計算力や思考力を問う試験となっています。傾向を正確につかんだ対策をして、青山学院大学の化学での得点力を上げていきましょう。

この記事では、青山学院大学化学の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

青山学院大学の化学出題傾向

試験日程を問わず、理論化学および無機化学、有機化学の全てから同等の分量の出題がなされています。また、理論化学からは反応式を用いた物質量計算や周期表を用いた元素の性質を問う問題が、無機化学からは気体および沈殿生成反応についての知識を問う問題や結晶構造に関わる問題が主に頻出となっています。有機化学に関しては、構造異性体が関わる構造決定問題やタンパク質や合成高分子の性質を問う問題が多く出題されています。

青山学院大学化学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 有機化学マーク形式の設問
  • 第2問 無機化学マーク形式の設問
  • 第3問 理論化学マーク形式の設問

全学部日程の大問構成を示しました。例年、各分野から満遍なく大問1題ずつ出題されています。個別学部日程の出題傾向も大きくは変わりませんが、第1問が理論化学から、第3問が有機化学からの出題となっております。加えて、無機化学と有機化学から出題される大問については、完全なるマーク形式ではなく、マーク形式と記述式が混在した大問となっております。

青山学院大学化学の時間配分の例

青山学院の化学は全学部日程では60分、個別学部日程では80分の試験時間となっています。そして、マーク形式の大問1題につき20分弱、マーク形式と記述式が混合した大問1題につき約25分の解答時間を要するとみておくべきでしょう。また、大問毎の小問数については大きな差はありませんが、知識のみで答えられる小問の多い無機化学の大問は手早く解答でき、計算量が多くなる理論化学の大問については長い解答時間が必要となりがちです。また、記述式の小問では、主に反応式や化合物の構造式などを記述させるものが多く見受けられます。

最初に手早く解答できる無機化学の大問に目を配り、解けそうな小問の解答に着手します。続いて特別苦手でない限り、有機化学に関する大問の解答に取り掛かると良いでしょう。計算量が多くなりそうな理論化学の大問や苦手分野にあたる問題は、解答するのを最後にすることをおススメします。大問の途中で解答に困ったら、他の問題に移る柔軟性も必要です。

時間配分の例

00:00 無機化学から出題され、素早く得点できそうな大問(16)
00:16 有機化学から出題され、部分的に知識ベースで得点できそうな大問(18)
00:34 理論化学から出題され、計算量が多く、時間がかかりそうな大問(21)
00:55 解答できた問題の見直し(5)

全学部日程の時間配分について記載しました。マーク形式の設問であるため、ケアレスミスや計算ミスによる大量失点もあり得ます。そのため、確実に得点できる設問に落ち着いて取り組み、解答できた問題を見直す時間も確保できると良いです。また、得意分野が存在する場合は、その分野の問題から着手するのも良いでしょう。

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青山学院大学化学で必要な学力レベル

青山学院の化学を解くにあたっては、全範囲において共通テストレベルの問題を解答できる実力が備わっていることが求められます。加えて、理論化学に関する問題では、幅広い化学知識を基にした計算処理が多く求められます。ですので、各分野の基礎知識を完全網羅した上で、標準レベルの典型問題を多く演習することをおススメします。その中で、計算力を求められる理論化学の問題もスムーズに解けるようになると良いです。

全学部日程と個別学部日程Bにおいては、化学で7割5分程度の正答率だと、全教科での合格水準にも達しやすくなります。また、どんなに化学が苦手だとしても、7割弱の正答率は目指したいところです。個別学部日程Aに関しては、6割程度の正答率で合格水準に達する年度もあります。しかし、本番で7割弱正答するつもりで、油断せずに受験対策を進めておき、合格をより確固としたものとしましょう。

青山学院大学化学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、青山学院大学の化学で合格点を取るための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人は初めから進めてください。基礎に自信があって、これから青山学院大学に特化していきたい!という人は途中からでもOKです。

化学の基本、教科書レベルがきちんと身についているかのチェック

学校の授業と並行して行うことで、化学の勉強をスムーズにすすめることが出来ます。しかし、多くの学校では進度が遅く、高3の冬入試ギリギリまで終わらないということもあり得ます。そのため、自発的な勉強もすすめていき、高3の夏前には遅くとも一通りの学習を終えられるようにしましょう。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル化学」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 化学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 化学でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた
  • 参考書の章末問題が7~8割正解できる

青学入試を解くための「定石」を把握する問題演習

青学入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、教科書で理解したことを問題で活用する実力があることが必須です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

これらの問題演習を通じて、夏休み終了時には、過去問演習を始めるにあたっての土台を固めておきましょう。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で8割~9割は解ける
  • センター試験・共通テストの過去問で70~80点くらいは取れる

青学入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題の解法が身についたら、さらなる問題演習を通じて知識の体系化を図りましょう。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試で出題された問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書をやり終えて、幅広い化学知識の定着が実感出来たら、青学の過去問や青学形式に似た問題で仕上げていきます。多くの過去問を解くことで、実際の入試で出題されやすい問題の解くコツを体得し、さらなる得点力アップを図りましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番で解くのかというのを意識できるので、10月から11月にかけてある全国模試や共通テスト入試プレと併せて、秋以降の仕上げに使えると良いでしょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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