漢文の参考書使い方


『得点奪取漢文』を完璧にすれば国公立の記述問題が解ける!使い方や勉強法、取り組む時期を解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『得点奪取漢文』は、記述問題が出題される国公立大学の漢文が解けるようになりたい人にオススメの参考書です。

『得点奪取漢文』を1冊やり切れば、漢文の記述問題もつまずかなくなるでしょう。

今回の記事では『得点奪取漢文』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『得点奪取漢文』はどんな参考書?

それではまず『得点奪取漢文』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥985
  • ページ数
  • 116ページ
  • 習得にかかる時間
  • 30時間
  • レベル
  • 国公立2次試験レベル

『得点奪取漢文』は、ある程度漢文の勉強をしたうえで、記述問題の対策をしたい人にピッタリです。

「2次試験で漢文が出題される」「記述問題が解けるようになりたい」という人は『得点奪取漢文』を使いましょう。

『得点奪取漢文』のメリット・デメリット

メリット

  • 典型的な記述問題の解き方を学習できる
  • 記述問題で間違えやすいポイントを実例を挙げて解説している
  • 解答を要素分解して掲載しているため採点しやすい

デメリット

  • 問題数が少ないため、さまざまな問題に触れたい人には不向き

『得点奪取漢文』は、厳選された問題と丁寧な解説で効率的に学習できる参考書です。記述問題で注意すべきポイントが解答に書かれているため、自分で復習しやすいです。『得点奪取漢文』に取り組めば、記述問題が出題される国公立2次試験レベルの漢文に対応できるでしょう。

ただし、漢文の学習をしたことがない人には難易度が高いため、ある程度学習したあとに使うのがオススメです。

『得点奪取漢文』がオススメな人

『得点奪取漢文』は以下のような人にオススメです。

  • 国公立上位レベルの難しい漢文が解けるようになりたい人
  • 志望校で漢文の記述問題が出題される人
  • 記述問題の書くべきポイントを知りたい人
  • 漢文を得点源にしたい人

『得点奪取漢文』は、漢文の基礎を勉強したあとにステップアップしたい人にオススメの参考書です。旧帝大レベルや千葉大、金沢大といった中堅・上位国公立を志望しており、受験に漢文が出題される場合はマスターしたほうがよいでしょう。

『得点奪取漢文』はまだ難しいと感じる人は、まず『漢文ヤマのヤマ』や『共通テスト満点のコツ漢文』に取り組むことがオススメです。

『漢文ヤマのヤマ』や『共通テスト満点のコツ漢文』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!

『得点奪取漢文』の使い方

ここからは具体的な『得点奪取漢文』の使い方をチェックしていきましょう!どんなによい参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

『得点奪取漢文』だけでなく、漢文読解全般は基本的に以下のポイントに気を付けて学習しましょう。

Point1.
まずは句法から勉強する
Point2.
書き下し文はスラスラと頭の中で直せるようにする
Point3.
現代語訳の勉強に時間をかけすぎない
Point4.
登場人物を把握する
Point5.
物語の背景を把握する

Point1.まずは句法から勉強する

基礎を勉強せずに長文や記述問題を解くことはできません。『得点奪取漢文』を使用する前に、漢文の基礎である句法を勉強しましょう。暗記量も少ないため取り組みやすいです。

Point2.書き下し文はスラスラと頭の中で直せるようにする

訓読文をもとに返り点を理解し、頭の中で「書き下し文」にスラスラ直せることが重要です。

しかし「どこが漢字で、どこが平仮名なのか」まで直す必要はありません。返り点などにしたがって完璧に読める状態が大事なため、まずは句法と書き下し文を押さえましょう!

Point3.現代語訳の勉強に時間をかけすぎない

書き下し文に直すことができれば、完璧に現代語訳する必要はありません。

受験までの時間は限られており、英語や数学など他に優先すべき科目も多いため、漢文の勉強に割ける時間はあまりありません。現代語訳を完璧にしようとすると時間が足りなくなる可能性があります。

そのため、だいたいの意味さえつかめれば十分です。漢字や注釈をヒントに問題を解きましょう。

Point4.登場人物を把握する

「誰のセリフかわからない」「どこまでが例え話かわからない」などの場合は、誰の動作か分からないことが原因です。その場合、登場人物を把握して「誰が話しているのか」「動作しているのか」という点を把握できれば、読解が楽になります。

登場人物を見分けるには、人ごとに〇や△などの印をつけて区別しましょう。印があれば人物を正しく把握できるため、行動やセリフを他の人物と混同せずに済みます。

Point5.物語の背景を把握する

リード文や注釈をチェックして、物語の背景を把握しましょう。リード文や注釈には物語のあらすじが含まれているため読解を手助けしてくれます。

また、問題を解いたあとに解説を読む際、出典や時代に関する説明をチェックするのもよいでしょう。故事成語のもととなった漢文や諸子百家の思想を基にした問題は試験でも多数出題されています。余裕がある人は、そのような背景知識について知っておくと解きやすくなるでしょう。

詳しい漢文読解の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!

『得点奪取漢文』を使う際のペース配分

『得点奪取漢文』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。

まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、音読の回数を10回に増やすのがオススメです。毎日90分使って15日で完成させましょう。

部活動で忙しくて時間が取れないという人は2日に1回のペースで進めて、1日1時間、30日で完成させましょう。

受験まで時間がない高校3年生の場合は、1日2章のペースで2週間、短期集中して進めていくのもよいです。

いずれの場合も、2周解き終わったあとは音読を毎日行うのがオススメです。

『得点奪取漢文』を使う際の注意点

『得点奪取漢文』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 正解した問題でも解答のポイントが押さえられているか確認する
  • 句法や語句の知識が足りない場合は、同時並行で暗記する
  • 勉強できない日が1週間以上続かないように工夫する

正解した問題でも、解答を作るポイントが押さえられているか確認しましょう。解説を読んで分からなかった場所は理解できるまで熟読する必要があります。

また、分からなかった部分が句法や語句の場合は、参考書や辞書で確認しつつノートにまとめて暗記しましょう。

漢文は、1週間も勉強しないと問題を解くコツを忘れがちです。少ない時間でも2日に1回は漢文に触れましょう。

まとめ

最後にもう一度『得点奪取漢文』がオススメな人を確認しましょう。

  • 国公立上位レベルの難しい漢文が解けるようになりたい人
  • 志望校で漢文の記述問題が出題される人
  • 記述問題の書くべきポイントを知りたい人
  • 漢文を得点源にしたい人

志望校で記述問題が出題される人は、句法や語句を勉強したあとにチャレンジしましょう!

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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