早稲田大学教育学部


早稲田大学教育学部 国語の対策

難関私立大学として知られる早稲田大学教育学部の国語は、高いレベルの読解力や知識が問われる試験となっています。
問題自体はオーソドックスなので、きちんと傾向をつかんで必要な対策を取るようにしましょう。
早稲田の国語として特殊性はないので、他学部の併願対策にもなります。
この記事では、早稲田大学教育学部の国語の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

早稲田大学教育学部 国語出題傾向

早稲田大学教育学部の国語は大問3~4つ構成になっています。
現代文が2つ、古典は年度によって古文と漢文が独立して1つずつ出題される場合と、古文漢文融合問題が1つ出題される場合があります。

問題数は約30問。解答方式はマーク式と記述式の両方です。

記述式の内容は漢字や抜き出し、返り点記入などで、長文の記述説明はありません。
文学史の問題が頻出なので、教科書や参考書を用いて作者名・作品名・成立年代などをおさえておく必要があります。
現代文は抽象度の高い文章が出ることがあるので、ハイレベルな読解力が必要です。
正誤・適否選定・空欄補充の設問が多く、正確に文脈を把握する力が試されます。
古典は知識と読解力がバランス良く問われるので、苦手を作らないようにしましょう。
漢文は比較的平易なため、取りこぼしがないように基礎をしっかりと固めておくことが重要です。

早稲田大学教育学部 国語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • (一) 現代文
  • (二) 現代文
  • (三) 古文
  • (四) 漢文

※ 年度によっては、(三) 【甲】古文 【乙】漢文 

(一) 現代文

(二) 現代文

論説文と随筆という組み合わせが多く、論説文のみ2題出る年度もあります。
読解力を必要とする抽象度が高い文章であることが多く、内容は政治論や社会論、文学論など多岐にわたります。
そのため、普段から過去問をはじめ少し難易度の高い文章を意識して勉強する必要があるでしょう。
基本的に解答はマーク式ですが、漢字・言葉の抜き出し・空欄補充など記述式問題もいくつか出題されます。

(三) 古文

古文は早稲田の中でも難易度の高い問題が出る傾向にあり、現代文と並んで勝負どころとなります。
中世から近世にかけての作品から出題されることが多く、枕詞や掛詞などの和歌修辞、活用形などの文法問題が頻出。
そのため、文法をしっかりと固めておくことが基本となります。古典文学史は必ず勉強しておきましょう。

(四) 漢文

漢文は基礎をメインとした内容になっていて比較的得点を狙いやすいので、取りこぼしがないようにしっかりと対策を練りましょう。
記述式問題では返り点記入が頻出されています。

早稲田大学教育学部 国語の時間配分の例

早稲田大学教育学部の国語の試験時間は90分で、現代文2題、古文1題、漢文1題です。
先に古文、漢文を40分ほどで解いて、残りの50分で丁寧に現代文2題を仕上げていくのが王道です。
文学史や漢字などの問題は知識があるかないかだけなので、他よりも優先して解いていくのもおすすめです。

時間配分の例

00:00 (一) 現代文(25)
00:25 (二) 現代文(25)
00:50 (三) 古文(25)
00:75 (四) 漢文(15)

古文と漢文を比較すると古文の難易度が高いです。
そのため漢文はできるだけ早めに終わらせて、古文に時間をかけるようにするとよいでしょう。

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早稲田大学教育学部 国語で必要な学力レベル

早稲田の教育学部は、私立文系の最難関の一つです。
しかしながら、国語に関しては長い論述問題もなく、問題量・難易度・出やすい分野など、毎年の出題傾向に大きな変更がありません。
そのため、早稲田の中では比較的対策がしやすいと言えるでしょう。

現代文

現代文はレベル4。特別に難しいわけではないですが、紛らわしい選択肢を含む問題が多く出題されます。
そのため、しっかり文章を読み込み、正しく要旨やテーマを理解する力が必要です。
長文読解は慣れもあるので、苦手な場合は基礎的な問題集から演習を積んでおくようにします。

古文単語

古文単語はレベル5。高難度となっています。
単語力は文章を読むうえでも不可欠の要素ですから、古文単語の習得は早い段階から取り組みたいところです。

古文文法

古文文法はレベル4。動詞や助動詞の意味・接続・活用、助詞、敬語、枕詞や掛詞などの和歌修辞は完璧におさえておきましょう。

古文読解

古文読解はレベル4。文法をしっかりと覚えたら、問題集を使って読み解くトレーニングをしましょう。

漢文句法

漢文句法はレベル4。句法を理解しておくことは、漢文読解の前提となります。
1冊きっちりと参考書を仕上げて網羅的に学習しておきましょう。

漢文読解

漢文読解はレベル3。漢詩や長文が出題されたりと年度によってばらつきが見られますが、現代文や古文と比べると難易度は低いため確実な得点に努めたいですね。

早稲田大学教育学部 国語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早稲田大学教育学部の国語で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。
「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから早稲田大学に特化していきたい!という人は途中から進めましょう。

まずは基礎固めから、古文・漢文の単語と文法を固める

早稲田を目指すからと言って、いきなり難しい単語や文法からやり始めても力は付きません。
必ず基本から着実に進めていくことが重要です。まずは高校基礎レベルの参考書から始めましょう。

「マドンナ古文単語230」で、基本的な古文単語を完璧にすることから古文の勉強を始めましょう。
次に「スタディサプリ 高2ベーシックレベル古文文法」で、古文を解くうえで最も大切な勉強である文法のインプットを進めましょう。
漢文の勉強は句法を覚えることが最も重要。「漢文ヤマのヤマ」で入試まで対策しましょう。
現代文が苦手で高校入試レベルも読めない、という場合は慣れるために早めから入れておくようにしましょう。

  • 現代文高校現代文をひとつひとつわかりやすく。

高校3年生になるまでに2度回して、早めに基礎を固めてしまえば楽になります。
一通り参考書をやり終えたら次のものに進みましょう!

次に進むポイント

  • 助動詞の表に載っている「接続」「意味」「活用」をすべて覚えた
  • 動詞の活用をすべて覚えた
  • 古文単語帳の意味の8割は答えられる
  • 漢文の句法の8割は答えられる

入試に必要な力をつけていく「古文読解」の練習

古文は単語・文法を覚えるだけでは読むことはできません。
助動詞の識別や敬語の見極め、そして「品詞分解」を行ってスムーズに古文を読めるようになることが重要です。
ここでは品詞分解などの練習を行い古文読解のための準備をおこないます。

現代文・漢文についても、ここで読み方をしっかり身につけておきたいところです。

次に進むポイント

  • 敬語の表を覚え、品詞分解がスムーズにできるようになった。
  • 助詞・助動詞の識別について、完璧に識別の仕方が言える
  • 古文読解のコツが掴めた

まずは共通テストレベルの問題に太刀打ちできるよう各入試演習を実践

古文の読解の方法を身につけたら、現代文・漢文も含めてどんどん問題演習をしていきます。
共通テストレベルの問題は演習教材として非常に使いやすいので、早稲田志望でも積極的に活用したいところです。

共通テストの問題は限られているため、センター試験の過去問も早い段階から積極的に活用しましょう。
高校3年生の8月〜10月には取り組めるのが理想です。

  • 古文読解センター試験過去問
  • 漢文読解センター試験過去問
  • 現代文センター試験過去問

次に進むポイント

  • センターや共通テストの問題は8割以上正解できる

早稲田大学教育学部入試レベルまで引き上げる!難易度の高い古文、現代文を演習

基本的な入試対応力は身についたので、あとは早稲田教育学部に向けて絞り込んでいくだけ。
特殊な傾向の対策を適宜入れていきながら、得点を高めていきます。

暗記分野は直前までにできれば良いため、漢字や文学史の対策はあまり優先度が高くありません。
夏明けにしっかり取り組めるように参考書を準備しておきましょう。
古文単語帳は基本的に1冊あれば良いのですが、早稲田志望の場合は難単語も出題されるため、もう少し多くの古文単語まで習得しておきたいところです。

直近10年ほどの過去問は、赤本で時間を計って取り組みましょう。
赤本に取り組むことで、早稲田合格に必要な勉強内容や量が把握できます。
ゴールを知れば、より効率的にゴールに結びつく勉強をすることが可能です。
また、本番においてどの順番でどの位の時間をかけて解くかということを意識できるので、11月以降の仕上げに使っていきましょう。

  • 過去問赤本(5~10年分)
  • 過去問早稲田の国語

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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