早稲田大学教育学部


早稲田大学教育学部 数学の対策

早稲田大学教育学部の数学は、高い思考力及び計算力を要する問題が満遍なく出題されることから、試験問題に対して柔軟に対応できるかを試される試験と言えます。

そんな早稲田大学教育学部数学で得点力を向上させるには、試験本番での問題傾向を把握した上で、入念に対策をしていくことが欠かせません。

この記事では、早稲田大学教育学部数学の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

早稲田大学教育学部の数学出題傾向

早稲田大学教育学部の数学の出題頻度を表にまとめています。頻出度の高い範囲は重点的に対策をしていきましょう。

数1A2Bおよび数3の全範囲から満遍なく出題されていますが、複素数平面に関する問題や数3の極限および微積分法を絡めた面積を求める問題が特に頻出です。そのため、早い時期から優先的に学習を始めて、制限時間に対して分量が多い問題に対応するためにも、正確かつ迅速な計算力をつけておく必要があるでしょう。

また、複数の分野の知識を融合させて解く必要のある問題が出題されることもあり、王道の解法だけでは対応できない問題の出題がされることもあるので、発展的な内容まで踏み込んだ学習をしておくことも望まれます。

早稲田大学教育学部数学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 記述形式小問集合
  • 第2問 記述形式の大問
  • 第3問 記述形式の大問
  • 第4問 記述形式の大問

小問集合は、毎年4題の小問から構成されています。また、例年3題出題される記述形式の大問については、2~3題の小問からなることが一般的で、前半の小問が後半の難解な小問の誘導となっていることもあります。

早稲田大学教育学部数学の時間配分の例

早大教育学部の数学は120分で、25~30分の時間がかかる記述式の小問集合1題と30分程度の時間がかかる記述式の大問3題から構成されています。出題分野によって、問題の解きやすさや手間が大きく変わる訳ではありませんが、大問形式で出題される問題の方が普段見慣れないタイプのものが比較的多く、解答するにあたって、記述量も含めて苦しい問題が多いです。

そのため、分割して解答でき、平易な問題が比較的多い小問集合から解き始めることをお勧めします。続いて、予め大問形式の全ての問題に軽く目を通しておき、自分の得意分野あるいは手早く得点できそうと感じたものから優先的に着手しましょう。計算量が多くなりそうな問題や典型問題に相当しないようなものは、他の問題を解答し終えた後に、落ち着いた状態で解き始めることをお勧めします。

時間配分の例

00:00 小問集合(25)
00:25 得意分野からの出題や典型問題で手早く解答できそうな大問(25)
00:50 若干多めの計算や複雑な解法が必要だが、誘導を利用して解答すべき大問(30)
01:20 典型問題に属さず、多くの試行錯誤が必要となる大問(35)
01:55 全体を通しての見直し(5)

早大教育学部では、高難易度のわりに高い得点率も求められるので、1つのケアレスミスが合否に直結してしまうことも考えられます。そのため、制限時間に余裕がない場合も多いですが、丁寧な見直しができる時間を確保しておくと良いでしょう。

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早大教育学部数学で必要な学力レベル

早稲田大学教育学部の数学の問題を解くにあたって、共通テストレベルの典型問題をマスターしているのはもちろんのこと、発展的な内容も含む幅広いタイプの問題に対処する力が求められます。

ですから、数1A2Bから数3までの全範囲において、小問で誘導がある難解な問題にも日頃から取り組んでいくべきでしょう。また、記述力を成長させるためにも、過去問を使って繰り返し練習する必要があります。

受験学科や年度にもよりますが、得点調整が入ることは期待せずに、数学で7割以上の正答率を目指し、全教科での合格水準到達につなげていきましょう。数学が苦手な場合でも6割の正答率を、反対に数学を得点源にしたいのなら8割近くの正答率を目標に対策していきましょう。

また、数学科の受験を考えている人は、数学科の全受験者の数学での平均点を下回った場合不合格となってしまうので、数学の勉強は特に力を入れましょう。

早大教育学部数学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早稲田大学教育学部の数学で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから早稲田大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

数学の基本、教科書レベルがきちんと身についているかのチェック

数学が「苦手!」という場合は、まずその苦手を払拭するため、基礎の基礎レベルの問題集から取り組むべきです。以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず1番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 数字がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに1つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

なるべく早く、どんなに遅くても2年生のうちには終わらせておかないと間に合わなくなってしまいます。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

次に進むポイント

  • 数学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 数学1A2Bでどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

早大教育学部入試を解くための「定石」を把握する問題演習

早大入試に出題されるレベルの問題を解く時には、理解したことを実践できる実力が備わっていることが前提となります。ここからは頻出の解法を固めていくことで、入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

早大教育学部で多く出題される数3の学習も早期からスタートしたいので、標準レベルの数1A2Bの問題に関しては、高2の内に高い完成度でマスターしておきたい所です。

次に進むポイント

  • 「青チャート」の「レベル3」までは完璧に解ける
  • 「青チャート」の「レベル4・5」は8~9割以上解ける

早稲田教育学部入試必須の「数学3」は予習がマスト。早めの学習からの得点力向上につなげよう

早大教育学部の数学を解くにあたって、数学3の学習が必要な人はかなり多いでしょう。数3は1A2B以上に内容が多く、かつ学校の進度は遅いことが多いため要注意です。

難解な過去問に取り組み始めるためにも、数3は「青チャート」でいうとレベル4~5の問題まで、秋以前に網羅しておきたい所です。そのためにも、高3になる頃には少しずつ予習を「スタディサプリ」などでスタートさせて計画的に進行させましょう。

次に進むポイント

  • 数学3の教科書レベルの内容や学校の授業はすべて理解できた
  • 「青チャート」の問題が概ね全て解ける

早稲田大入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題は身についたので、あとは早大入試に向けて絞り込んでいくだけ。本番では定石問題の組み合わせが多く出題されますから、実際の入試問題をどんどん演習していきます。

数学3は必然と計算量が多くなり、ケアレスミスをしがちになります。必ず計算演習を怠らないようにしておきましょう。

  • 定石演習合格る計算 数学3

基本的な参考書をやり終えたら、早稲田の過去問や早大形式に似た問題で仕上げていきます。早大教育学部の数学で頻出される問題の傾向を身をもって知るためにも、過去問を多く解くことで、頻出問題の解答のコツを掴んでいきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番で解くのか、というのを意識できるので、10月から11月にかけてある早慶オープンや全統共通テスト模試などと併せて、秋以降の仕上げに使えると良いでしょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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