早稲田大学法学部


早稲田大学法学部 国語の対策

私立文系最難関との呼び声も高い早稲田大学・法学部の国語は、現古漢全てにおいて、大意把握から細部精読までといった広範囲にわたり、かつハイレベルな読解力が求められます。

また、現代文で出題される記述問題では国公立受験で必要とされるような文章構成力も試されます。

このような早大法学部国語の得点力を向上させるには、傾向を的確につかみ、要所を押さえた対策をすることが必要です。

この記事では、早稲田大学法学部国語の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

早稲田大学法学部の国語出題傾向

早稲田大学法学部の国語の入試は現古漢の全てがバランス良く出題され、基本的にはマーク式です。

ただし、大問(四)の現代文では120字以上180字以下での記述説明問題が1問出題されます。

設問数としては制限時間に見合ったものであると考えられます。

しかし、見極めが困難な選択肢問題が多く出題され、字数の多い記述説明問題もあることを考慮すると、あまり時間的猶予はないと言えるでしょう。

早稲田大学法学部国語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • (一) 古文
  • (二) 漢文
  • (三) 現代文(評論文)
  • (四) 現代文(評論文)

(一) 古文

A4で半ページ程度の古文を読み、現代語訳や空所補充、助動詞の判別等の内容の問題を選択肢形式で解答するものが主になります。

極めて難解な古文が読解の対象となることはありません。

しかし、悩ましい設問が散見されるので、豊富な古文単語及び文法知識を備えておくべきでしょう。

一方で、古文常識や文脈を加味した精読ができれば、現代文に比べて高い得点率が狙える分野と見ることができます。

(二) 漢文

A4で半ページ程度の散文形式の漢文を読みます。主に傍線部分の内容解釈や現代語訳、適切な語義の選択をするといった問題が5問出題されています。

特に、ほぼ毎年傍線部の漢文に返り点をつける問題が出題されており、これは他の小問に比べて容易なことが多いので、是非得点しておきたいです。

傍線部の漢文に訓点がない白文の状態で出題される年度もあるため、句法や漢字の幅広い知識が求められますが、古文や現代文と比べてひねりのない標準的な問題文から出題されることが多いです。

そのため、こちらも是非多く得点しておきたい分野となります。

(三) (四) 現代文(評論文)

各々の大問で、A4で2ページ程度の哲学や現代思想等について書かれた評論文を読み、内容説明や適語補充に関する選択肢問題が出題されます。

社会思想をテーマとした硬派な評論長文に慣れ親しんでおき、スムーズに内容把握する読解力を培っておきましょう。

また、本文中から明確な根拠を見出し、見極めが難しい選択肢問題の正答を導き出すスキルも備えておきたいです。

加えて、漢字の書き取りと接続詞の選択問題が各々小問1つ例年出題されているので、日頃から対策しましょう。

そして、120~180字の記述説明問題が毎年1問出題されるので、本文の要旨や主題を自分の言葉でまとめる練習をしておくべきでしょう。

早稲田大学法学部国語の時間配分の例

早大法学部の国語は90分で、小問数は全体を通して25問程度なので極端に多いわけではありません。

しかし、設問文の精査が必要となる選択肢問題が散見され、さらに大型の記述作成問題も出題されることから、時間的猶予はないと考えた方が良いです。

時間切れとならないためにも、大問ごとの時間配分を決めておき、計画的に解き進めていきましょう。

方針としては、まず比較的得点しやすい漢文及び古文の大問から解き始めます。

そして、十分な時間を確保した上で、難解で文量も多い評論文の解読に取り掛かりましょう。

評論文の最後に出される記述問題には理想的には10分、最低でも7分程度をもって臨みたいです。

時間配分の例

00:00 (二) 漢文(15)
00:15 (一) 古文(15)
00:30 (三) 評論文(25)
00:55 (四) 評論文(35)

テーマや読みやすさが年度ごとにばらつく評論文2つの解答時間として、60分程度確保できると落ち着いて読解に着手できます。

前半の古文や漢文がいかにややこしいものであったとしても、評論文読解に割く時間として50分は死守したいです。

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早稲田大学法学部国語で必要な学力レベル

早大法学部では、語句や文法などの基礎知識を漏れなく押さえた上で、正答導出のために適切に活用する実力が試されます。

特に現代文では、共通テストで出題されるものより理解し辛い文章における情報整理から、解答を導き出す訓練を積んでおく必要があります。

現代文

現代文はレベル5。私立最高峰に相応しい高難度の本文から高度な解答力が要求される設問が出題されます。

そのため現代文の高得点を狙うためには、対策に時間を割くことが必要とされるでしょう。漢字の書きや接続詞の確認もしておきたいです。

現代文の対策としては、センター試験の過去問研究等で問題演習を重ねた後に、記述作成問題の対策も兼ねて、国公立現代文の過去問演習もしておくと良いでしょう。

速読力向上のために、社会思想が主題である評論文の多読をしておくのも良いかもしれません。

古文単語

古文単語はレベル5。とてもマニアックな古文単語の知識が要求されるわけではありませんが、文中での使用例と共に語彙を定着させておくことが肝要になります。

本格的な受験期に入る前に古文単語の基礎は確実に固めておき、過去問演習等を通じて実際の用法や副次的な意味の体得に努めていきたい所です。

古文文法

古文文法はレベル4。頻出の助動詞の判別や傍線部の解釈問題を解くために、知識を理解するだけでなく、それを正確に活用して問題が解けるようにしておく必要があります。

古文文法の一通りの学習は早期に済ませておき、実際の傍線部解釈や空所補充等の問題で活かせる実力を過去問演習等で養っていきたいです。

古文読解

古文読解はレベル5。内容としては比較的平易な文章も時に出題されています。しかし、高度な読解力が求められる文章が出される時もあるので油断は禁物。

問題演習をしていくのと同時に、主語の判別や敬意の方向を意識した古文精読もしていくと良いでしょう。

漢文句法

漢文句法はレベル4。返り点をつけるといった句法知識を直接問う問題も出題されるため、傍線部の意味解釈といった問題でも漏れのない句法知識が求められます。

参考書での句法の基礎学習を終えた後も、基本句法の再確認や応用的な句法の習得を問題演習で行い、完成度を高めていきましょう。

漢文読解

漢文読解はレベル4。メジャーな出典からの出題が多く、共通テストレベルの文量のものが多いため、演習量を多くして読解力の向上につなげたいです。

漢文読解を極めるというよりも、問題演習を通じて、標準~やや難レベルの漢文読解に対する抵抗感をなくす方向性がおススメです。

早稲田大学法学部国語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早稲田大学法学部の国語で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。

「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから早大法学部に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

最初に、古文・漢文の単語と文法の最重要基礎を固める

早大合格を狙うとしても、いきなり実践形式の問題演習をしては実力の成長は見込めません。必ず基本から着実に進めていくことが重要です。

まずは「古文単語」「古文文法」「漢文句法」から始めましょう。

古文文法の効果的な学習のためにも、マドンナ古文単語230の学習を最優先にしましょう。
古文文法については、スタディサプリを見通してステップアップノートで8〜9割取れるようになったら、次のステップに進みましょう。

漢文句法についても、漢文ヤマのヤマを反復して読み込み、過去問に取り組む前に最低で8割はマスターしておきましょう。

現代文が苦手で高校入試レベルも読めない、という場合は慣れるために早めから基本を入れておくようにしましょう。

  • 現代文高校現代文をひとつひとつわかりやすく。

高校2年の中盤までにこれらの基礎を固めることができれば、その後の問題演習及び過去問演習に盤石な態勢で取り組めます。

一通り参考書をやり終えたら次のものに進みましょう!

次に進むポイント

  • 助動詞の表に載っている「接続」「意味」「活用」をすべて覚えた
  • 動詞の活用をすべて覚えた
  • 古文単語帳の意味の8割は答えられる
  • 漢文の句法の8割は答えられる

単語・文法知識の正しい活用法「読解力」を身につける

古文は単語・文法を覚えるだけでは読むことはできません。

助動詞の識別や敬語の見極め、そして「品詞分解」を行ってスムーズに古文を読めるようになることが重要です。

ここでは品詞分解と識別の練習を行い古文読解の準備をおこないます。

現代文・漢文についてもここで読み方をしっかり入れておきたいところです。

次に進むポイント

  • 敬語の表を覚え、品詞分解がスムーズにできるようになった。
  • 助詞・助動詞の識別について、完璧に識別の仕方が言える
  • 古文読解のコツが掴めた

まずは共通テストレベルの問題に太刀打ちできる国語の各入試演習を実践

論理的な読解法が身についたら、現代文・古文・漢文の全ての分野でどんどん問題演習をしていきます。

共通テストレベルの問題は演習教材として非常に使いやすいので、早大志望でも積極的に活用したいところです。

共通テストの問題はまだ少ないため、センター試験の過去問も並行して積極的に活用しましょう。受験生の8月〜10月には取り組めるのが理想です。

  • 古文読解センター試験過去問
  • 漢文読解センター試験過去問
  • 現代文センター試験過去問

次に進むポイント

  • センターや共通テストの問題は8割以上正解できる

早稲田大学入試レベルまで引き上げる!難易度の高い古文、現代文を演習

基本的な入試対応力は身についたので、あとは早稲田法学部に向けて絞り込んでいくだけ。特殊な傾向の対策を適宜入れていきながら、得点を高めていきます。

暗記は直前までにできればいいため、漢字や接続語の対策はあまり優先度が高くありません。

しかし、夏明けにはしっかり取り組めるように参考書は準備しておきましょう。

古文単語帳は基本的に1冊あればいいのですが、早稲田法学部の問題では時に難単語も見受けられます。そのため、もう少し多くの古文単語までやっておくと安心です。

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。

実際にどの順番で解くのか、というのを意識できるので、10月にある早大プレ及び11月にある早慶オープン以降、11月以降の仕上げに使っていきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)
  • 過去問早稲田の国語

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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