学習塾STRUX編集部連載


【世界史・地理・理科基礎】STRUX塾長がやっていた勉強法は「学校の授業を利用」?

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

こんばんは!

学習塾STRUX塾長で、STRUX大学受験マガジンを監修している、橋本拓磨です。

 
 

Twitterのフォロワーが増えないので、みなさんフォローしてください。

前回の記事まで、いろいろな科目の具体的な勉強法(特に、僕が現役時にしていたこと中心)を話してきました。

今回はその集大成!ということで、具体的な勉強方法のうちあまり話していなかった「社会」や、センター試験でしか使わない科目について話していければ。

 
 
 
 
 

今回も科目毎にみていきましょう!

 
 
 
 

社会

社会は高校2年からスタートしました。

なるべく早く全科目を終わらせて、入試演習に入りたい!ということがあったので、英語や数学の基本は1年のうちに固めたよ〜、ということはすでにお話したと思います。

 
 

英語や数学など優先すべき科目の勉強がある程度済んだ段階で、社会(自分であれば世界史)の対策に入りました。

やっていたことを時期別に挙げるとすれば、以下の通り。

 
 

高2
映像授業で通史を一通り勉強する
学校のテストごとに満点を目指して復習する
高3前半(〜6月)
映像授業でやった範囲をとりあえず書いてみる、一問一答や書き込み教科書で復習
高3後半(夏〜)
論述の過去問演習

使っていた参考書としては

  • 詳説世界史(教科書・山川)
  • 世界史B(教科書・東京書籍)
  • 塾の映像授業
  • 書き込み教科書世界史B(山川)
  • 東進世界史B一問一答(東進)

といった感じ。これに論述問題を学校で添削してもらう、という形で「THE・東大志望」な対策でした。

教科書が2つあるのは、論述対策。

当時の東京書籍の教科書は東大の先生が主な監修をしていて、論述で使われるテーマや表現がそのまま使われていることが多かったので、学校でまとめて購入してもらえたんです。

(最近は改訂されてしまっているので、そこまでする必要はないでしょう)

 
 

何より大事なのは、まず最初にも述べた「英数優先」の鉄則。高2になっても、まだ英数を固めきっていない、やっと受験勉強始める、という場合は絶対に社会に手を付けないでください。

もしそれでも「あまりにも社会できない……」という不安があれば、歴史漫画や「中高6年間の世界史が10時間でざっと学べる」のような文庫本を暇なときに読みすすめるとか、学校の定期テストで毎回満点を目指すとか(これはテスト前しか勉強してはいけないよ)をするといいです。

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実際に勉強をすすめる中で気をつけていたことでいうと、その都度単語を復習すること、そして定期的に復習することですかね。

 
 

難関大志望者は、学校より先の範囲を予習することが多いと思います。

(というか、そうでもしないと学校の授業が入試までに終わりません。僕が通っていた高校は県内では進学校でしたが、世界史はソ連が崩壊しないまま終わりましたし、日本史は1回の授業で織田信長も豊臣秀吉も死にました。)

その予習にはTryitやスタディサプリ、塾の授業などを活用してほしいのですが、ただ授業を受けるだけでなく、必ずその都度単語や歴史の流れを復習してあげてください

『詳説世界史ノート』や『書き込み教科書』などを、授業を受けた直後に穴埋めして見るだけで十分です。

予習を済ませておけば、あとは学校の定期テストごとに改めて範囲を確かめていくだけで十分な復習になります。

 
 

これは、焦って論述を対策する前にかならず完璧にしておいてほしいな、と思います。

 
 
 
 
 
 

そんな一方で、論述の対策は大してしていませんでした。

 
 
 
 

まあ、歴史の流れや用語の説明だけならしっかり理解しておけば書けるようになるやろ、と思っていましたから……。

もちろんある程度用語の説明ができるかどうか、というところは意識するようにしていましたが、特別「書いてみる」ということをやったのは実際の過去問演習以降です。

 
 

論述はただ事実を書くのはもちろん、歴史の流れを踏まえて変なことを書かないことが大切です。

宗教対立が原因とか、主権国家の成立に寄与したとか、いろいろ書きたいことはあるはずですし、もちろんそういったこと(歴史上の意義など)が聞かれることも多いので書けるようにしておくべきです。

ただ、聞かれてもないのにそれを書いて、しかもそれが間違っていた……なんてことになると本末転倒。

 
 

「聞かれたことに答える練習」をしながら、「歴史上の意義」「影響」などまでしっかり理解していくことが重要になります。

この辺の論述には必ずといっていいほど「頻出分野」があるので、ぶっちゃけそのへんさえしておけばOK、って感じです。

 
 
 
 
 
 
 
 

ちなみに東大は2次試験で社会が2つ必要なんですが、もう一つの「地理」は大して勉強しませんでした。本番の点数は察してください。

やっていたのは「論述の過去問」「センター過去問」「息抜きに資料集を見る」くらいでした。

 
 

もともと資料集読んだりするのは好きだったので、パラパラめくりながらコラムの部分を見ていました。

 
 

使っていたのは「地理の研究」ってやつ。

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コラムが細かいので楽しいです。受験にもそこそこ役立ちますが、地理の論述を選ぶのは東大か一橋くらいだと思います(それ以外は選択肢にあっても選ばないのが得策)。

センターでしか使わない科目

自分の場合は文系だったのですが、理科基礎が入試でやっと始まった頃でした。

そのため過去問も何もなく……模試の過去問などをつかいながら対策するしかありませんでした。

 
 

やっていたこととしては、学校の授業を真面目に聞くことと、テスト勉強をきちんとすることくらい。

それ以外はぶっちゃけ直前のセンター(模試)過去問くらいでした。

 
 

時間をかけられる科目ではないからこそ、よっぽど学校の先生が嫌いでない限りは学校の授業で対応していくことが望ましいです。

「センター科目は直前でいいや〜」とついつい後回しにしてしまいますし、すでに高3であればそれより優先すべき科目が多いのでそれでも仕方ないです。

 
 

ただ、センター試験(共通テストも同じ)が入試で必要になる人の多くは、2次試験の科目も多いですよね。

2次試験の対策を心置きなく直前にできるためにも、早め早めに余裕があればセンター科目の対策もしておくのが望ましいです。

普段の勉強時間は英語や数学に回して、学校の授業内やテスト期間での勉強でセンター科目を補完する、というのが一番おすすめです。

 
 
 
 


……とまあ、こんな感じでしょうか!

理科社会で僕がやっていた勉強について話していきました。参考にできるところは参考にしてみてください!

 
 

その一方で、「もう高3だよ!」みたいな人も多いですよね。「もっと早く教えてよ!」という人もいるだろうし、そもそも勉強のペースや出来るようになるペースは人によって違います。

だからこそ、STRUXマガジンの他の記事も是非参考にしてくださいね。

毎週土曜のラインライブや東京で実施している「無料勉強計画作成会」では、個別に相談も受けているのでぜひ!

 
 


ライター:橋本拓磨

東京大学法学部卒。学習塾STRUX塾長・STRUX大学受験マガジン監修。日本全国の高校生に、場所によらず正しい勉強を広めて、行きたい大学に行き、将来の選択肢を広げてほしい!という思いからSTRUXマガジンを監修。

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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