世界史勉強法


世界史論述レベル1・2|『段階式 世界史論述のトレーニング』で論述の基本を習得せよ!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

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  • 案件『段階式 世界史論述のトレーニングをマスターせよ!』世界史論述演習編

先生、これ見て下さい。この前の模試なんですけど…。
なかなかな成績だ。特に世界史だな。
そうなんですよ!世界史の論述が3問あったんですけど、全部0点だったんです!
なるほど。
これっておかしくないですか?全部正しいこと書いたつもりなのに0点なんて…これは何かの間違いだ!
まぁ間違っているとすればマルオの勉強法だな。
へ?
論述は当然歴史的に正しいことを書かなければいけないが、歴史的に正しいだけではダメなんだ。
そんなこと言ったらなにを書けばいいんですか!
まあその様子だとイチから指導が必要だな。この記事を読んでいるあなたはマルオと同じようにこんな風になっていないか?
  • 「経過を説明しなさい」と「変化を説明しなさい」という問題で同じような答えを書く
  • 「意義を説明しなさい」と言われても何を書けば良いかよくわからない
  • 文章を書くことが得意では無く、論述の文章構成にも不安がある
あなたって誰のことですか?
まあまあ。マルオは上のチェックリストのうち何個が当てはまる?
えーと…全部です!
全部か…上のチェックリストのうち1つでも当てはまったらこの記事を読んで勉強してくれ。また、今回のチェックリストに当てはまらなくても、入試で世界史論述が出題されるのであれば今回の勉強法はおすすめだ。逆に、もし論述の勉強を怠るとこんなことになってしまう。

地獄絵図 ・論述での頻出ポイントが分からない… マルオ:こんなこと知らないぞ… ・正しいことを書いたつもりなのに点がもらえない マルオ:また0点だ…何を書けば良いんだよ…

ヤバいですね……でも0点は大げさじゃないですか?
いや、実際の入試では0点を容赦なく付けられる。当然だが学校のテストよりはるかに採点基準は厳しいはずだからな。
そんなぁ……。
だが、きちんと対処すれば大丈夫だ。論述だって論理的に解ける問題だ。きちんと対策すればこんな未来が待っている。

未来絵図 ・論述の正しい解き方が分かるから得点が安定! マルオ:よーし、今回も高得点だ! ・よく狙われるテーマに強くなる! マルオ:あれ?このテーマは以前勉強したぞ! ・目新しいテーマや形式でも経験でカバー! マルオ:新しい形式でも論理的に考えれば大丈夫!

うわぁ……論述できる僕かっこいい……。
そこまで目を輝かせるのも若干気持ち悪いが、まあ勉強する気になってくれたのなら問題ない。今回の記事の対応範囲を確認するぞ。

ペン画像このカリキュラムでできること

こんなことができるようになる!!チェックリスト

  • 世界史論述の書き方が分かる!
  • 字数の違いによって問題に柔軟に対応できる
  • 過去問を解き、自分の力にするための力がつく

ここまではできない!!チェックリスト

以上を踏まえて勉強法を解説していこう。

ペン画像さて、どの参考書を使うのか?

今回紹介する参考書は『段階式 世界史論述のトレーニング』だ!

段階式 世界史論述のトレーニング

段階式世界史論述のトレーニング|Amazon.co.jp

書店で購入するかネットで手に入れてくれ!
それではこの参考書を使うメリットを紹介しよう。

なぜ、この参考書を使うのか??

メリット

  • 少ない文字数から段階的に訓練して、長い論述まで対応できるようになる
  • 採点ポイントが詳しく示されており、自分の到達度合いを客観的に確認できる
  • 答案作成のポイントが解説されており、自分の着眼点が合っているのか確認できる
  • よくある間違いが解説されており、論述を解く際に気をつけるべき事がわかる
  • 論述の基礎である、解答作成の形について学べる
このメリットの量からおすすめ度合いが伝わってきますね。でも、逆にデメリットとかはないんですか?
うーん…これだけでは若干問題数が少ないかとも思うが、さらなる問題演習は過去問でやれば十分だし、この参考書を解く目的は実力養成であって問題をこなすことではない。
要するにどういうことですか?
これと言ったデメリットはないね。
それならこの参考書で勉強しますよ!

ペン画像どのように進めていくのか??

さあ、ここからはどのように勉強していくかを具体的に解説していこう。

毎日の勉強内容

①1周目

Step1.
序章 論述の基礎を読む。
Step2.
問題を解き、答え合わせをする。
Step3.
より良い答案にするための添削をする。
Step4.
解説を読んでも分からない事項があった場合は教科書や資料集で調べる。

1章15問を3日、2章25問を5日、3章20問を5日、4章15問を1週間で解けば、1週が20日間で終えられる!

序章をしっかり読んでから論述を解こう!
まずは序章の論述の基礎を読みましょう。問の形や解答作成の手順について解説してあります。とくに問の形は論述の基本であるのでしっかり読みましょう。
解答作成の手順が解説してあるっていうのは分かるけど、問の形ってどういうこと?

問の形とは、解答を書くときにどういった条件・指定が必要になるか、という指定です。例えば変化を説明するのか、違いを説明するのか、特徴を説明するのか、意義を説明するのか、といった具合です。最初に赤神先生が「歴史的に正しいだけではダメ」と言っていたのもこのことですね。変化を説明する問題で違いを説明していては、点は取れません。

そんなこと意識したことなかった…でも、自然に解けば大丈夫じゃない?

皆さんも、まさか自分が問題の指定にすら答えられないなんてありえない!と思っていませんか?残念ながらほとんどの受験生が知らず知らずのうちにこの間違いを犯しているんです。東大受験生ですらしばしば間違えますからね。

そうなのか…じゃあ、意識しなければみんな間違えるってこと?
そうだ。かなり間違える危険が高いな。確かに運良く合っていることもあるが、そんなのは頼りにならない。逆に、きちんと意識して問題を解けば、問題の指定を外すことはなくなるぞ!
★各章ごとに気をつけるポイントがある!
各章で気を付けることをまとめておいたぞ!
1章で気をつける事
字数が短く、内容を簡潔にまとめることが必要です。問われている事自体は多くないので、書くべき内容を洗い出した後、分かりやすくまとめる作業に入ります。この際、いくつかの内容を書き切れなくなる場合がありますが、そのときは問題で何が問われているのかを意識して、重要度の低い事項は書かなくて大丈夫です。逆に、字数が極端に余る場合は何かを見落としている場合が多いです。書くべき内容をしっかり考えましょう。
2章で気をつける事
本格的な論述に入ります。どのような問の形であるかをしっかり意識しつつ、書くべき内容と、書かなくて良い内容を見極めましょう。また、書き終わった後に抜け漏れが無いかであったり、他の観点から見た要素を抜かしていないかなど、自分の答案を見直しましょう。
3章で気をつける事
かなり長い論述です。答案の全体像をすぐに構成することは難しいので、いくつかの要素ごとにわけて考えたり、簡易年表を作ったりするなど文章を構成する工夫をしましょう。
4章で気をつける事
非常に長い論述です。3章の問題同様に要素に分解したり、簡易年表を作ったりするなど、文章の構成を意識しましょう。また、長い文章を書くことばかりを意識してしまうと、問の形への意識が薄れてしまいがちです。問の形からずれないように注意して解きましょう。
1周解き終わりました!これで世界史論述は完璧ですね!
マルオよ。焦るな。論述は1周解いたくらいで簡単に成長しない。
やっぱり…
2周目のペース配分と気をつける事を紹介するぞ。

②2周目

Step1.
問題を解き、答え合わせをする。
Step2.
より良い答案にするための添削をする。
Step3.
1周目に解いたときと解答を見比べ、成長できているか確認する。

1周目と同じペースで進めれば、合計40日で2周解き終わる!

1周目の答案と見比べよう!
問の形に正しく答えられるようになったのか、歴史事項をより適切な表現でまとめられたのかなどを確認しましょう。2回とも間違えてしまったところはニガテポイントです。しっかりと復習しておきましょう。
1周目も2周目も全然できていなかった…。
こんな時はそもそも問題の設定や歴史への理解が不十分です。解答を読んで何を言っているのか分からない場合は教科書などで復習します。何を言っているのかは分かるけれど、どうしてそのような解答になるのか納得できない場合は学校や塾の先生などに質問しましょう。

【コラム】教科書は見ても良いの?

ここでは論述を解いていくときの注意点を解説するぞ。

①教科書は見ても良いの?

論述を解くときに教科書とかって見ても良いですか?調べちゃうと自分の力にならないような気がして…

こんな疑問を持つ人も多いですよね。今回の参考書を解いて行くに当たっては、1周目でも2周目でも教科書で調べて大丈夫です。この参考書を解く目的は、問の形に沿って正しく答えられるようになることと、論述問題に適した文章を構成できるようになることです。答え合わせの際はその2点を中心に見ていきますが、知識が無くて解けないとその判断も出来ません。むしろ、教科書の中で論述に使える表現を見つけて覚えた方が、入試に使える実力がつきます。

なるほど。調べてもいいんだね!

②先生に添削してもらうべき?

赤神先生!論述の添削をしてください!

特に長い論述については先生に添削してもらうことで、より客観的に自分の解答を見ることが出来ます。一方、短い論述であればそれほど必要ではありません。いずれの場合にせよ、自分で添削することを忘れてはいけません。先生に見てもらう場合は、自分でいちど添削してから見てもらいましょう。

結局見てもらうなら、自分で添削する必要ないでしょ?

自分で添削するのは、自分が答案を客観的に見られているか判断するためです。入試本番では自分しか答案を洗練することができません。ですから、自分の添削力を向上させることも重要なのです。

このあたりの詳しい勉強法の質問は、論述の勉強法記事にものせているぞ!参考にしてくれ!

ペース配分調整のめやす!

受験終盤戦で、時間がない!

1章を1日、2~4章をそれぞれ2日で進める!⇒1週間で1周終了!2周目も同じペースで!

ただし、答え合わせがおろそかになってしまっては元も子もない。速いペースでやるからこそ、自分の力になるように答え合わせに力を入れよう!

英単語学習の注意点

以上が勉強法の紹介だ。ポイントについてもう一度触れておくぞ。

良い例

  • 教科書で正しい知識を確認しながら解く
  • 問の形を毎回意識しながら解く
  • 自分で添削してから先生に添削してもらう

悪い例

  • 先生に添削してもらう前に自分では添削しない
    ⇒入試本番に対応する力をつけるため、自分で添削してから先生に提出しよう!
  • 本番を想定して教科書は見ずに解く
    ⇒知識を詰める作業は一問一答など他の問題集で行う。論述の練習では教科書で調べて解こう!
最後に今回の記事のまとめだ!

ペン画像今回の記事のまとめ

  • 問の形を意識して問題を解こう
  • 教科書で調べながら問題を解こう
  • 自分で添削して、客観的に答案を見る力を養おう

 NEXT: 世界史論述レベル3|『山川詳説世界史』を使って論述表現を身につける!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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