世界史の参考書使い方


【段階式世界史論述トレーニング】使い方と勉強法!これで論述は解ける!

今回は世界史論述対策用の参考書について紹介していきます。世界史の論述ってどの参考書を使えばいいのかわからないし、なかなか対策もしにくいですよね。「世界史対策でなにをすればいいのかわからない……」という人に向けて、おすすめの参考書を紹介します!

案件 『段階式世界史論述トレーニング』の使い方と勉強法を教えてください

論述って対策する必要あるのかな……。
何をいってるのよマルオ君。当たり前でしょ。
あ、サッチーさん。実は論述用の問題集を買ったんですけど、使い方がわからなくて……。もういっそのこと捨ててしまおうかなと思ってたんですよ。
今日はいつになく発想がアグレッシブね。何の問題集を買ったの?
『段階式世界史論述トレーニング』ですね。
あいかわらず選ぶ参考書のセンスはあるのに発想が残念ね。いいわ、使い方を紹介していきましょう!

戦略01 『段階式世界史論述トレーニング』はこんな人におすすめ!

まずは基本情報をおさらいしておくわね。

『段階式世界史論述トレーニング』の基本情報

  • 料金
  • ¥1,296
  • 収録問題数
  • 75個
  • ページ数
  • 288ページ
  • 習得にかかる時間
  • 40日間
  • レベル
  • 世界史論述が課される大学を受験する人
  • おすすめ度
  • ★★★★★(世界史を受験する多くの人におすすめ!無理なく実力アップできる!)
この問題集では、50字程度の短い論述の練習からスタートして、最終的に数百字の長い論述までを段階的に勉強できるようになっているの。だから、2次試験で短い論述が課される人も、長い論述が課されるけどいきなりは……という人のどちらも使えるわ!
なるほど。具体的にはどういう人におすすめなんですか?
そうね、これからあげるチェックリストに2つ以上あてはまる人かしら。でも、絶対ということはないから、使ってみて決めるのもいいわよ。

こんな人におすすめ!チェックリスト

  • 自分の答案を採点できる問題集がいい!
  • 論述の勉強は初めてなので、書き方から知りたい!
  • 解説では知識も整理されているものがいい!
  • 2次試験で100字未満の短い論述が課される!
  • 2次試験では長い論述が課されるけど、いきなりは難しそう……
なるほど!僕は短い論述が課されるのでおすすめなんですね!
逆に、いまから見せるチェックリストに2つ以上あてはまる人は、ほかの問題集のほうがあってるかもしれないわ。

こんな人にはおすすめできない!チェックリスト

戦略02 『段階式世界史論述トレーニング』の使い方・勉強法!

ここからは、『段階式世界史論述トレーニング』の具体的な使い方を紹介するわね。ただ、人によって状況が違うし、使い方にも少しずつ差があると思うから、詳しくはカリキュラムを読んでみてね。
基本的なステップはこの通り!

基本的なカリキュラムのステップ

1周目

Step1.
序章 論述の基礎を読む
Step2.
問題を解き、答え合わせをする
Step3.
解答を参考に添削・採点をする
Step4.
解説を読んでもわからないものは教科書や資料集で調べる

2周目

Step1.
問題を解き、答え合わせをする
Step2.
解答を参考に添削・採点をする
Step3.
1周目の自分の答案と見比べ、2回ともできなかったポイントを確認する
Step4.
出来なかったポイントを教科書で確認する
勉強をしていく上で注意してほしいのは以下の2点!
  • 丁寧に添削をする
  • 教科書の復習では「歴史の流れ」や「なぜ」を中心に読み進める
これをやるかどうかで論述の成績は大きく変わるわ!

まず、答え合わせ、添削は力を入れて行ないましょう。答案を書きっぱなしでは勉強した意味がほとんどありません。必要なはずのポイントを、なぜ自分は書けなかったのか。これを意識して添削することで自分に足りない部分が見えてきます!

なるほど。書けなかった部分を見つけて、それが書けなかった理由を考えるんだね!

また、質問にきちんと答えられていたかも確認しましょう。例えば、「~の変化を説明しなさい。」という問題で、変化後のことだけ書いてしまってはいませんか?変化を説明するときは変化前と変化後の二つをそろえる。こんな基本的な事が意外とできていなかったりするんです。

答えることに精一杯になるとこんなミスが起こってしまうわ。問題を解く前に何を聞かれているのか確認しましょう!

そして、論述に対応した知識を増やすために重要なのが、教科書を読むときに「歴史の流れ」や「なぜ」を意識することです。短い語数の答案では意識しにくいかもしれませんが、よくねらわれるのはそれらのポイントです!

よく問われる事はすべて教科書に書いてあるわ!論述の基本は教科書の内容をしっかり押さえる事よ!

論述を解く上で最も大きな問題は、歴史の流れを勘違いしていたり、なぜ~が起こったのかなどの因果関係を把握できていないことです。これらが答案から抜けていると、答案の構成はぐちゃぐちゃになってしまいますし、点数も大きく引かれるでしょう。

まじっすか……。

そんな事態を防ぐために、教科書の「歴史に流れ」や「なぜ」に当たる部分に注目して勉強しましょう!

このことについて、世界史論述演習の記事で詳しく述べているので、読んでみてください。

 
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『この参考書は志望校合格にどのくらい役立つんだろう?』
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戦略03 こんな使い方は要注意!使い方のコツ

ここでは、戦略02では紹介していない、細かいポイントについて紹介するわね。

・メモを作ること!

あーもう時間ないからメモ作らずに論述書いちゃえ!
マルオ君!それはダメ!
でもメモとか作ってたら時間かかるじゃないですか!

こんな風に思う人もいるかもしれませんが、実はこれは間違い。とくにこの問題集の第2章以降、文字数で言うと100字以上の問題に関しては必ずメモを作りましょう。
メモを作ることで文章全体の構成を決めることができますし、それによってまとまりのある文章を書くことができます。

なるほど!全体像が見えるんだね!

それに、文字数が足りない、もしくは文字数がオーバーしてしまうといったことを事前に予測できるようになるので、結果として時間を短縮できます。

そうだったのか!

・教科書は積極的に利用しよう!

論述を書くときに教科書は見ません!

こんな人も結構いるかもしれません。しかし、実はこれは間違った勉強法なんです。詳しくは世界史論述勉強法の記事に書いてありますが、まずは論述という文章をきちんと書けるようになることが先決です。そして、この練習が意外に時間がかかるので、まずは教科書を見ながら論述を構成していきましょう!

Aくんの例

相談者のシルエット(男)

僕は論述で何をすればいいのか全然わからなかったので、言われたとおり教科書を見ながら論述を解いていきました。はじめは教科書を見れば余裕で解けると思っていましたが、意外にも難しく、きちんとした答えを書く練習ができました。また、教科書で見た知識は繰り返し読むなど、記憶するように勉強しました。

まとめ

この記事で押さえてほしいことはこれよ!
  • 丁寧に添削をしてできないところを明確にする。
  • 教科書の復習では「歴史の流れ」や「なぜ」を中心に読み進める。
  • メモを作ってまとまりのある文章を書こう!
  • 教科書は見ても大丈夫!むしろ積極的に利用しよう!
さいごにもう一度、『段階別 世界史論述トレーニング』を使ってほしい人のチェックリストを見せておくわ。
  • 自分の答案を採点できる問題集がいい!
  • 論述の勉強は初めてなので、書き方から知りたい!
  • 解説では知識も整理されているものがいい!
  • 2次試験で100字未満の短い論述が課される!
  • 2次試験では長い論述が課されるけど、いきなりは難しそう……

世界史論述の勉強法について詳しく知りたい!

世界史論述を具体的にどのように勉強していけばいいかを知りたい!

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記事中参考書の「価格」「ページ数」などについては執筆時点での情報であり、今後変更となることがあります。また、今後絶版・改訂となる参考書もございますので、書店・Amazon・公式HP等をご確認ください。

監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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