『学校で「サクシード数学」っていう問題集をもらったけど、どのように使えばいいの?』『結局他の参考書で勉強した方がいいじゃん』という声が多い「サクシード数学」。このような悩みが多いため受験勉強には避けられがちな参考書です。
しかし、それはやり方をわかっていないだけ。しっかりと使えばかなり有用な参考書になります!今回はそんな「サクシード数学」の使い方について解説していきます。
サクシード数学の基本情報
- ページ数
- 310 ページ
- 出版社
- 数研出版
- レベル
- ~センターレベル
- オススメ度
- ★★★☆☆
「サクシード数学」は基本的に学校が買うことを目的に販売している参考書のため、個人で購入するのは少し難しいです。手に入れたとしてもほとんどが中古になってしまうでしょう。なので、学校で配られなかった人がこの参考書をわざわざ購入する必要は無いといえます。
「サクシード数学」はこんな人にオススメ
- 学校の授業と一緒に使う人
- 問題をたくさん沢山解きたい人
- 基礎を理解しているのかを確認したい人
サクシード数学は、幅広い難易度の問題がたくさん沢山載っていることが特徴。自分の苦手な範囲をやるのもいいですし、たくさんの問題で解法を覚えたいという人にもオススメできます。これは授業でやった部分の問題を解いて確認することにも使えるので、学校で配られる問題集としても愛されているのですね。
「サクシード数学」がオススメじゃない人
- 数学が苦手な人
- 独学で勉強する人
- 難関大学の問題を解きたい人
「サクシード数学」は学校の授業と使うことを目的にしている参考書です。なので、授業でやる内容に関しては解説されません。なので、数学が苦手だったり、独学で勉強したりする人には理解できない部分が出てくることがあるのです。
- これでわかる数学
- やさしい数学
- やさしくわかりやすい数学
「サクシード数学」の使い方
使用前に…
繰り返しですが、「サクシード数学」は解説が少しわかりにくいです。そのため自分ではわからない問題が出てくることもあると思います。
しかし、数学は理解できないとその問題が解けるようにはなりません。なので「サクシード数学」を解いていくためには辞書のような参考書があると便利です。
1周目
- step.1
- 問題Aを解く
- step.2
- 問題Bを解く
- step.3
- step.1とstep.2で間違えた問題をもう一度解く
2周目
- step.1
- 問題Bを解く
- step.2
- 発展問題を解く
3周目
- step.1
- 問題Bの間違えた問題を解く
- step.2
- 発展問題を解く
「サクシード数学」に掲載されている問題Aと問題Bは重要な問題ばかり。しっかり理解しておかないと、その先で解けない問題が出てくるほどです。実際に発展問題で解けない箇所が出現するくらいです。なので、「サクシード数学」の問題AとBは完璧にしておきましょう!
「サクシード数学」の使い方のコツ
分野ごとの勉強によって理解が早まる!
解法をしっかり覚えるためには、同じ問題を短い期間で繰り返し解くことが有効です。そのため分野ごとに勉強すると、少ない問題に繰り返し取り組めるのでより効果的に勉強できます。
解説は必ず理解する
解説は必ず理解しましょう。数学の解説を理解しないと、解いた問題は全く意味がありません。解けた問題でも、どのように解いたのかの再確認の意味も込めて軽く目を通しましょう。解けなかった問題に関しては、次は必ず解けるように読み通してください。
解説の部分でどうしてもわからない部分は、教科書や参考書で復習してみましょう。辞書代わりにこれらの参考書を使うイメージです。
はじめから書いている参考書の方が理解しやすくて楽かもしれません。ですが、自分で調べて理解する方が理解度が違います。時間はそちらの方がかかるかもしれませんが是非やってみてください。
思考問題は考えて解いてみて!
「サクシード数学」の問題Aは、教科書の基本問題のレベルしかありません。そのような問題は公式を覚えていないなど、基本的な部分がわからないと解けません。いわば暗記に近い部分がありますので、すぐに答えを見ても大丈夫です。
問題Bと発展問題に関しては考えなければ解けない問題が増えます。そのような問題は、考えてから答えを見た方が良いでしょう。自分の考えとどのように違ったかを考えることで、問題への理解度が違ってきます。しっかりと1問1問考えて解いていきましょう。
まとめ
- 「サクシード数学」は学校で配られる問題集である。問題数が多いけど解説があまり丁寧ではない
- 問題Aと問題Bは数学の本質的な部分について書かれている。分野ごとに周回する時はそれぞれ8割以上理解しているようにしよう
- 解説は必ず理解しよう!わからない部分については教科書や他の参考書で理解しよう
- 問題B以降の考えて解く問題に関しては、しっかりと考えてから答えを見るようにしよう!
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