「共通テストの化学で8割は超えていて、いよいよ満点を目指したいんだけど、どうやって勉強すればいいの?」
「良いときと悪いときの波があって安定しない」
「模試や予想問題でも満点だけは取ったことがない……」
「化学の点数だけ他の科目と比べると微妙……」
このように考えているあなたが、共通テストで満点を取るために必要なことや、勉強法などを具体的に解説します!
この記事を読んで、その通りに勉強すれば必ず満点に手が届くようになります!ぜひ最後まで読んでください。
まだ8割に達していないという方はこちらの記事を参考にしてください!
共通テスト化学で満点が取れない原因5つ
共通テストの問題は、志望している大学の二次試験や一般入試の問題と比べれば「そこまで難易度は高くない」という印象があるのではないでしょうか。
そのため、二次試験や一般入試の対策をしていれば、自然に共通テストの対策にもなるように思えます。
それにも関わらず、満点を取ることができない理由としては5つのパターンが考えられます。
- パターンA:見慣れない物質や実験で混乱してしまう
- パターンB:どうしても計算ミスをしてしまう
- パターンC:グラフや表に苦手意識がある
- パターンD:細かい部分に暗記漏れがある
- パターンE:そもそも共通テストを甘く見すぎている
それぞれのパターンについて、順番に見ていきましょう。
パターンA:見慣れない物質や実験で混乱してしまう
まず1つ目は、見慣れない物質や実験で混乱してしまうというパターンです。
共通テスト化学では、教科書に載っていない物質や実験が登場したり、複数の分野が混合した問題が登場したりします。
そのため、難関大学を目指して勉強していても、問題の状況を理解するのに時間がかかってしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし実はそれらの問題は、基礎的な知識の組み合わせで解くことができるようにできています。
既に8割は取れているというあなたは知識は十分に持っているはずです。
どの知識を今回の問題で使えばいいのかに気付ければ、解き方の方針が立つはずです。
とはいえ、化学の問題集の多くは分野別に問題が分かれており、複数の分野が混合したような問題の対策には向いていません。
そこで、共通テストの過去問演習や予想問題集を解いて対策することをおすすめします!
予想問題については、この記事の後半で紹介します!
パターンB:どうしても計算ミスをしてしまう
式を立てるところまではいけるのに、どうしてもつまらない計算ミスをしてしまい、選択肢と答えが合わず時間がかかってしまうという場合もあるでしょう。
共通テスト化学は計算問題の数自体はあまり多くありません。
解く速度を早めて見直しの時間を作ることで、ミスを最大限減らすことができます。
一見すると、解く速度を早めると計算ミスが増えてしまいそうに思えますが、実のところ、多くの受験生は必要ないところに時間をかけすぎていることが多いです。
過度に慎重になることをやめれば、結果として見直したり、もう一度解いてみたりする時間ができて、ミスを減らせることの方が多いのです。
また、自分がどういった場所でミスをしてしまうのか把握するために、ミスの種類をまとめたノートを作りましょう。
自分では毎回違う所でミスをしてしまっているような気がしていても、パターンを書き出してしまえば意外と数え切れる程度の個数に落ち着くはずです。
模試に限ってミスが頻発してしまうという場合、制限時間に焦って精度が落ちている可能性があります。
時間で焦らなくて済むよう、少し早めに解き終わる練習をしましょう。
具体的には、共通テストの予想問題を、日頃から本来の0.8倍程度の制限時間で解いてみるようにしましょう。
制限時間60分の化学のテストであれば、60×0.8=48分で解くことになり、結果的に12分の時間が余ることになります。
本番であれば、その余った12分で、計算を見直すことができるというわけです。
また、見直しの練習をすることも必要です。
ミスを見つけられなかった場合、なぜミスを見つけられなかったのか原因を探らなければなりません。
例えば、見直してもミスを見つけられない原因には以下のような場合が考えられます。
- 計算式の位置関係が整理されていない
- 文字が雑で読みにくい
- 桁数の計算(指数)をに解き慣れていない
- 同じ符号のミスを繰り返してしまう
- 九九に間違えやすい項目がある
自分なりの「ミスを見つけられなかった原因」を洗い出し、順番に潰していきましょう!
パターンC:グラフや表に苦手意識がある
グラフや表に関する問題が多く出題されるのは共通テスト化学の特徴の1つです。
そのため、日頃からグラフや表が登場する問題を解き慣れていない場合には、どのように読み解けば良いのか分からないということが考えられます。
しかし、化学で登場するグラフはそこまでパターンが多いというわけではありません。
共通テストで出題されているものも、教科書に載っているようなものがほとんどです。
グラフや表が苦手という方は、一旦教科書や資料集に戻って確認してみましょう!
また、グラフや表が登場する問題は一般的な問題集にもたくさん収録されています。
明らかに自分の苦手な問題の傾向が分かっているのであれば、そういった問題だけを選んで演習してください。
パターンD:細かい部分に暗記漏れがある
一見するとそれなりに点数が取れているようでも、一部の知識が抜けているということは珍しくありません。
特に無機化学や有機化学の分野では、覚えなければいけないことがたくさんあります。
暗記が苦手な場合は、一度暗記したことのあるところでも忘れてしまっているということが少なくありません。
たとえば、
ミョウバンの化学式は書けますか?
水酸化カルシウムに塩素ガスを吹き込むと何が生成されますか?
これらは一例に過ぎず、化学の分野では忘れやすい細かな知識が大量にあります。
そのため、知識不足が原因で間違えてしまうことがある人は、勉強の仕方を工夫しなければなりません。
模試や問題演習をする際には、不安な知識があれば毎回教科書や資料集に戻って周辺知識まで含めて毎回確認するようにしましょう。
また、不正解の選択肢で登場した知識も覚えることが必要となります。
覚えていなかった部分を発見したら、付箋を貼るか、ノートにまとめるなどしてすぐに見返せるようにしておきましょう。
パターンE:そもそも共通テストを甘く見すぎている
意外と多いのが、この「そもそもの共通テストの難易度を甘く見すぎている」というパターンです。
「1月に入ってからでもいいや」と考えていませんか?その甘い考えを見直してみましょう!
共通テストは難関大学の二次試験や一般入試と比べれば確かに難しいことは問われにくいですが、問題の癖自体は強く、専用の対策をせずに満点を取れるようにはできていません。
そのため、化学で満点を狙うなら最低でも10回分は共通テストの形式で演習してください!
具体的には、過去問や予想問題集を解いて対策するようにしましょう!
他の科目の演習も考えると、12月や1月の前半はほとんど共通テスト対策に時間を使っているという状況も当たり前です。
共通テストだからといって甘く見ず、しっかり点数を取れるように勉強しましょう!
おすすめの教材
満点をとれるレベルまで点数を上げたい場合には、以下のような教材がおすすめです。
「センター試験」「共通テスト」の過去問演習
なんといってもやはり過去問を演習することが一番の対策になります。
直前になってからやればいいや、と思わず、早めに解き始めましょう!
遅くとも11月からは週1以上で解き始めて、12月はほとんど共通テスト対策に専念しても構いません!
「共通テスト」の予想問題集
共通テストは新しく始まった制度のため、過去問だけでは演習量が不十分です。
そのため、各出版社の出している予想問題集で演習を重ねましょう!
まとめ
共通テストの化学で満点を取るための勉強について解説しました。
- 見慣れない問題に慣れる
- 制限時間より短めで演習をする
- ミスのまとめノートを作る
- グラフや表を教科書・資料集で見返す
- 不正解まで含めて教科書や資料集に戻って確認する
の5つが、満点を取る上で重要です。
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