- 案件『段階式 世界史論述のトレーニングをマスターせよ!』世界史論述演習編
- 「経過を説明しなさい」と「変化を説明しなさい」という問題で同じような答えを書く
- 「意義を説明しなさい」と言われても何を書けば良いかよくわからない
- 文章を書くことが得意では無く、論述の文章構成にも不安がある
このカリキュラムでできること
こんなことができるようになる!!チェックリスト
- 世界史論述の書き方が分かる!
- 字数の違いによって問題に柔軟に対応できる
- 過去問を解き、自分の力にするための力がつく
ここまではできない!!チェックリスト
- 各大学の特徴的な問題
→過去問演習を積もう! - 論述に必要な知識を増やしたい!
この記事に進もう!
単語暗記レベル1〜3|『山川一問一答』で世界史の知識を網羅せよ!世界史単語暗記カリキュラム(世界史穴埋めノート編)
さて、どの参考書を使うのか?
なぜ、この参考書を使うのか??
メリット
- 少ない文字数から段階的に訓練して、長い論述まで対応できるようになる
- 採点ポイントが詳しく示されており、自分の到達度合いを客観的に確認できる
- 答案作成のポイントが解説されており、自分の着眼点が合っているのか確認できる
- よくある間違いが解説されており、論述を解く際に気をつけるべき事がわかる
- 論述の基礎である、解答作成の形について学べる
どのように進めていくのか??
毎日の勉強内容
①1周目
- Step1.
- 序章 論述の基礎を読む。
- Step2.
- 問題を解き、答え合わせをする。
- Step3.
- より良い答案にするための添削をする。
- Step4.
- 解説を読んでも分からない事項があった場合は教科書や資料集で調べる。
1章15問を3日、2章25問を5日、3章20問を5日、4章15問を1週間で解けば、1週が20日間で終えられる!
- 序章をしっかり読んでから論述を解こう!
- まずは序章の論述の基礎を読みましょう。問の形や解答作成の手順について解説してあります。とくに問の形は論述の基本であるのでしっかり読みましょう。
問の形とは、解答を書くときにどういった条件・指定が必要になるか、という指定です。例えば変化を説明するのか、違いを説明するのか、特徴を説明するのか、意義を説明するのか、といった具合です。最初に赤神先生が「歴史的に正しいだけではダメ」と言っていたのもこのことですね。変化を説明する問題で違いを説明していては、点は取れません。
皆さんも、まさか自分が問題の指定にすら答えられないなんてありえない!と思っていませんか?残念ながらほとんどの受験生が知らず知らずのうちにこの間違いを犯しているんです。東大受験生ですらしばしば間違えますからね。
★各章ごとに気をつけるポイントがある!
- 1章で気をつける事
- 字数が短く、内容を簡潔にまとめることが必要です。問われている事自体は多くないので、書くべき内容を洗い出した後、分かりやすくまとめる作業に入ります。この際、いくつかの内容を書き切れなくなる場合がありますが、そのときは問題で何が問われているのかを意識して、重要度の低い事項は書かなくて大丈夫です。逆に、字数が極端に余る場合は何かを見落としている場合が多いです。書くべき内容をしっかり考えましょう。
- 2章で気をつける事
- 本格的な論述に入ります。どのような問の形であるかをしっかり意識しつつ、書くべき内容と、書かなくて良い内容を見極めましょう。また、書き終わった後に抜け漏れが無いかであったり、他の観点から見た要素を抜かしていないかなど、自分の答案を見直しましょう。
- 3章で気をつける事
- かなり長い論述です。答案の全体像をすぐに構成することは難しいので、いくつかの要素ごとにわけて考えたり、簡易年表を作ったりするなど文章を構成する工夫をしましょう。
- 4章で気をつける事
- 非常に長い論述です。3章の問題同様に要素に分解したり、簡易年表を作ったりするなど、文章の構成を意識しましょう。また、長い文章を書くことばかりを意識してしまうと、問の形への意識が薄れてしまいがちです。問の形からずれないように注意して解きましょう。
②2周目
- Step1.
- 問題を解き、答え合わせをする。
- Step2.
- より良い答案にするための添削をする。
- Step3.
- 1周目に解いたときと解答を見比べ、成長できているか確認する。
1周目と同じペースで進めれば、合計40日で2周解き終わる!
- 1周目の答案と見比べよう!
- 問の形に正しく答えられるようになったのか、歴史事項をより適切な表現でまとめられたのかなどを確認しましょう。2回とも間違えてしまったところはニガテポイントです。しっかりと復習しておきましょう。
- 1周目も2周目も全然できていなかった…。
- こんな時はそもそも問題の設定や歴史への理解が不十分です。解答を読んで何を言っているのか分からない場合は教科書などで復習します。何を言っているのかは分かるけれど、どうしてそのような解答になるのか納得できない場合は学校や塾の先生などに質問しましょう。
【コラム】教科書は見ても良いの?
①教科書は見ても良いの?
こんな疑問を持つ人も多いですよね。今回の参考書を解いて行くに当たっては、1周目でも2周目でも教科書で調べて大丈夫です。この参考書を解く目的は、問の形に沿って正しく答えられるようになることと、論述問題に適した文章を構成できるようになることです。答え合わせの際はその2点を中心に見ていきますが、知識が無くて解けないとその判断も出来ません。むしろ、教科書の中で論述に使える表現を見つけて覚えた方が、入試に使える実力がつきます。
②先生に添削してもらうべき?
特に長い論述については先生に添削してもらうことで、より客観的に自分の解答を見ることが出来ます。一方、短い論述であればそれほど必要ではありません。いずれの場合にせよ、自分で添削することを忘れてはいけません。先生に見てもらう場合は、自分でいちど添削してから見てもらいましょう。
自分で添削するのは、自分が答案を客観的に見られているか判断するためです。入試本番では自分しか答案を洗練することができません。ですから、自分の添削力を向上させることも重要なのです。
ペース配分調整のめやす!
受験終盤戦で、時間がない!
1章を1日、2~4章をそれぞれ2日で進める!⇒1週間で1周終了!2周目も同じペースで!
英単語学習の注意点
良い例
- 教科書で正しい知識を確認しながら解く
- 問の形を毎回意識しながら解く
- 自分で添削してから先生に添削してもらう
悪い例
- 先生に添削してもらう前に自分では添削しない
⇒入試本番に対応する力をつけるため、自分で添削してから先生に提出しよう! - 本番を想定して教科書は見ずに解く
⇒知識を詰める作業は一問一答など他の問題集で行う。論述の練習では教科書で調べて解こう!
今回の記事のまとめ
- 問の形を意識して問題を解こう
- 教科書で調べながら問題を解こう
- 自分で添削して、客観的に答案を見る力を養おう
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