「生物の勉強、何から始めればいいのかわからない……」ほかの理系科目ともちょっと違う、生物の勉強法に悩んでいる人も多いことでしょう。生物って暗記なの?どうやって勉強すればいいの?そんな生物の勉強法をイチからお伝えします。


さきさきのように、生物の勉強で悩んでいる人は多いはず!あなたもこんな不安、ありませんか?
- 生物の授業、ぶっちゃけ寝てる……
- 生物、苦手すぎてつらい。
- 学校のテストで点が取れない……
- 生物で入試を受けるんだけど、なにもわからない……
- 生物の勉強をしたいけど、なにをすればいいのかわからない……
こんな不安を解消するためには、これから紹介する勉強法で進めていく必要があります。


まずは全体像から!生物勉強法


生物の勉強は、「必ず」このステップで進めていきましょう。
何事も基礎から始めていくことがとても大事です。生物は、物理や数学などの他の理系科目と比べても暗記分野が多く、そのぶん「それぞれの単語を覚える」だけでなく、「それぞれの単語がどうつながっているのか」「どういう仕組みになっているのか」が理解できていないと、入試本番で得点に結びつけることが難しくなります。


ここからはそれぞれのステップについて踏み込んで解説していきます!
STEP1:生物教科書理解
これは言うまでもなく、教科書レベルの知識を理解していくことです。



たとえば、「ミトコンドリア!」「インスリン!」などを覚えようとするのではなく、「呼吸をする仕組みは?」「酵素ってなに?インスリンってどういう働き?」ということに気をつけましょう。
「ミトコンドリア」「インスリン」などの単語それぞれは、問題を解いていく中で覚えることができますが、それぞれの仕組みはなかなかおぼえられません。逆にはじめに仕組みを覚えておけば、知識を紐づけながら覚えることができるので、単語も覚えやすくなります。
教科書理解のポイントは次の通り。
- 単元ごとに区切って進める
- 「完璧に覚えてしまおう!」より、「しくみを理解しよう!」
- 図やグラフ・表が出てきたら要注意!

STEP2:生物基本問題演習

という考え方は、はっきりいって、

授業はあくまで「聞く」だけで、実際に問題を解けるようにはならないんですね。

そのためのファーストステップが、この「基本問題演習」。学校配布の問題集や「基礎問題精講」「重要問題集」などで、実際の問題に取り組みながら覚えていることを確認していきます。
この「問題演習」を通してはじめて、勉強した分だけ得点に結びついてきます。問題演習のポイントは次の3つ。
- 必ず問題を解く
- わからなかったところは必ず参考書に戻る
- 1単元ごとに区切って進める
詳しくは、こちらの記事を参照してください。
STEP3:生物入試問題演習

さきさきの言う通り、一通り問題演習を終えたら、さらに入試に近い問題を解いていきます。ここまでたどり着いたら、入試問題レベルにも太刀打ちできる学力がついてきます。
入試問題演習のポイントは次の3つ。
- 1回ですべての単元ごちゃまぜでやる
- 時間を計って解く
- わからなかったところは解説を熟読・教科書にもどる
より詳細はこちらの記事をご覧ください!


生物の勉強はこう進める!学習の手順
あなたのレベルにあわせて、どのレベルから進めばいいのか?がわかります!
各レベルについているチェックリストを参考にしてください!



レベル1~3(教科書理解・基本問題演習)
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 学校のテストで半分くらいしか取れない!
- 学校の授業についていけない!
- 生物の苦手意識が大きい!
- 生物の基礎が不安……

勉強法の手順

このレベルでは、映像授業や入門書を通して、教科書レベルの基礎知識を手に入れ、それを実際に身につけるところまで進むことができます。そのために大切なことは、
- 単元ごとに理解を進める!
- わかるまで解説を聞くor読む!
- 問題を解くときは、わからない問題に時間をかけすぎない!
の3つ!
生物や生物基礎は、単元ごと(遺伝・器官など)のつながりがほかの科目ほど強くないので、単元ごとに進めることが出来ます。
また、ある単元でわからないことがあれば、わかるまで解説を読んだり聞いたりして、その単元の学習をする中で理解するのが大事。わかった所をノートにまとめるよりも、わからない所に集中して何度も繰り返し聞いたり読んだりするのがおすすめです。


もっと詳しい勉強法については、以下のリンクを参考にしてみてください!どのくらいの時間をかけて、どういったステップでやっていくのか?すべてわかります!
レベル1~3のインプット用教材とその使い方はこちら!
レベル1~3のアウトプット用教材とその使い方はこちら!
レベル4(基本~入試問題演習)
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 学校のテストは余裕!
- 模試やセンター試験で8割以上を目指したい!
- 生物を入試レベルまでもっていきたい!
ここからは、入試レベルにだんだんと近づいていく演習をすすめていきます。
勉強法の手順

- まずは自力で問題を解く!
- わかるまで解説を聞くor読む!
- 問題を解くときは、わからない問題に時間をかけすぎない!
の3つ。


それぞれのレベルで、「知識を身につける」→「実際に解いてみる」を繰り返していくことで、着実に成長していくことができます。

レベル4のインプット用教材とその使い方はこちら!

レベル4のアウトプット用教材とその使い方はこちら!
レベル5(入試問題演習)
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 生物で差をつけたい!
- 旧帝大などの超難関国公立や、私大医学部を目指している!
生物の中でも、最難関レベル。上のチェックリストにあてはまる人は取り組みましょう。

勉強法の手順

- まずは自力で問題を解く!
- わかるまで解説を聞くor読む!
- 問題を解くときは、わからない問題に時間をかけすぎない!
の3つ。


レベル5のインプット用教材とその使い方はこちら!

レベル5のアウトプット用教材とその使い方はこちら!
生物・生物基礎共通テストのいろは



センター試験!特別な対策をしないといけないんじゃないのかな……と思うかもしれませんが、実はやるべきことはここまでで紹介したこととほぼ同じ。共通テストの2か月くらい前までは、基礎や2次試験の対策に力を入れましょう。


共通テスト対策でのポイントは2つ!
1. 出題される問題の種類をおさえる!
生物の共通テスト試験特有の出題(実験の手順や結果を考察する問題、表形式の選択肢問題など)があります。どういう配点で、どういった問題が出されるのか?必ず押さえておきましょう。
2. 解くスピードに注意する!
生物の共通テストでは1つの大問にかけられる時間は10分もありません。生物基礎でも、もう1つの基礎科目も解くことを考えると、同じくらいですね。この時間内にどれだけ点数をとれるかが、ひとつポイントになってきます。

次の記事はセンター対策用の記事ですが、共通テストでも同様に有益な記事になっています!
センター生物
生物勉強法のまとめ

- 何より英数が優先!
- 生物もやばいけど、英数もやばい!そんな人はそちらが優先!生物は高2後半や高3からでもOK!
- 教科書理解→基本問題演習→入試問題演習→過去問演習
- インプット→アウトプットが大原則!必ず守ろう!
- わかるまで解説を読み切る!
- 単元ごとにしっかり理解をしていこう!理解がおろそかだと先に進んで苦しんでしまう!