化学勉強法


【共通テスト化学】8割を取るための勉強法は?5パターンの失敗原因と解決策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

「共通テストの化学で8割を目指したいんだけど、どうやって勉強すればいいの?」
「7割を超えたあたりから伸び悩んでいる」
「私立の一般入試や国公立の二次試験の対策もしないといけないし、バランスのとり方が難しい」
「点数が取れない原因がわからない」

このようなお悩みをお持ちの受験生のあなたが、共通テストで80点(8割)を取るために必要なことや、勉強法などを具体的に解説します!

この記事を読んで、その通りに勉強すれば必ず80点の大台が見えてくるはず!ぜひ最後まで読んでください。

まだ6割に届いていない場合はこちらを参考にしてください!

8割に届かない人の5パターンとパターン別勉強法

共通テストで80点に届かない受験生は主に5パターンに分かれます。
以下のチェックリストで確認してみましょう!

パターンA:計算ミスが多い場合

  • どうしても何か所か計算ミスをしてしまう
  • 正確に計算しようとすると時間が足りなくなる

パターンB:特定の単元だけ苦手意識がある場合

  • 特定の分野は学校でも赤点やそれに近い点数を取っている
  • それ以外の分野に関しては問題なく解ける

パターンC:共通テストの形式に慣れていない場合

  • 見慣れない物質や実験で混乱してしまう
  • グラフや表に苦手意識がある

パターンD:全体に細々とした知識に抜け漏れがある場合

  • 物質の性質のような知識に抜け漏れがある
  • 4択問題などで正解をうまく1つに絞り込めない

パターンE:とにかく時間が足りない場合

  • いつも時間が足りない
  • 時間さえあれば解けるのに、と歯がゆい思いをしている

パターンA:計算ミスが多い場合

チェックリストでAのパターンにあてはまったあなたは、計算ミスによって点数が伸び悩んだり、ミスを警戒するあまり解き終わらなかったりという現状にあります。

かといって計算ミスを恐れてチェックに時間を使いすぎてしまっては、60分という限られた時間内で解き終わることはできません。

苦手な単元もなく、予想問題集なども解説を読めば難なく理解できるということであれば、勉強の仕方を直して演習を続ければ点数は上がります。

具体的には「解説を読んだ後、解説を閉じて間違えた問題を自分の手で解きなおす」という作業を入れましょう。

これをすることで計算ミスを激減させることが出来ます。

また文字を綺麗に書くことも重要です。

文字が汚かったり小さすぎたりすると自分が書いた文字を読み間違えてしまったり、計算が正しいかどうかの確認が出来なかったりします。

普段の演習で「計算ミスをあまりしない」という自信をつけられれば、不安になって繰り返し見直しをして時間を浪費することもなくなります。

共通テスト化学は計算問題の数自体はあまり多くありません。

自分は計算なら大丈夫だ、と自信を持てるようになるまで、勉強を続けましょう。

パターンB:特定の単元だけ苦手意識がある場合

チェックリストでBにあてはまると思ったあなたは、特定の単元が全然できず、そのせいで得点が低いという可能性が高いです。

80点を切るという場合には、1単元だけだとしても非常に苦手な単元があるということでしょう。

その場合には、苦手単元の克服が必要になってきます。

その単元の学習は基本に立ち返って、「スタディサプリ」などの映像授業や学校指定の教科書からやり直す必要があります。

こうした参考書を使って基本的な知識とよく出る問題の解法パターンを理解しましょう。

その後、該当部分の問題を学校で配布される問題集(セミナー化学、リードαなど)、後で紹介する化学基礎問題精講や化学の新標準演習のような問題集を使って解き進めるといいですね。

苦手単元を克服すれば、かなり点数は伸びるはずです。

パターンC:共通テストの形式に慣れていない場合

チェックリストでCにあてはまると思ったあなたは、共通テストの形式にまだ慣れていないということが考えられます。

共通テスト化学では、教科書に載っていない物質や実験が登場したり、複数の分野が混合した問題が登場したりします。

それらの問題は、基礎的な知識の組み合わせで解くことができるようにできています。

基礎的な知識に穴がないかを問題演習を通して確認した上で、どのように知識を応用すれば良いのかを過去問題や予想問題を解いて身につけましょう。

また、共通テスト化学のもう一つの特徴として、グラフや表に関する問題が多く出題されるということがあります。

そのため、日頃からグラフや表が登場する問題を解き慣れていない場合には、どのように読み解けば良いのか分からないということも考えられます。

しかし、化学で登場するグラフはそこまでパターンが多いというわけではありません。

共通テストで出題されているものも、教科書に載っているようなものがほとんどです。

グラフや表が苦手という方は、一旦教科書や資料集に戻って確認してみましょう!

また、グラフや表が登場する問題は一般的な問題集にもたくさん収録されています。

明らかに自分の苦手な問題の傾向が分かっているのであれば、そういった問題だけを選んで演習してください。

パターンD:全体に細々とした知識に抜け漏れがある場合

チェックリストでDに当てはまったあなたは、知識に抜けている部分があると考えられます。

物質の性質に覚え漏れがあると、選択問題では選択肢を絞りきれず点を取れないということが多々あります。

特に無機化学や有機化学の分野では、覚えなければいけないことがたくさんあります。

特に暗記が苦手な場合は、一度暗記したことのあるところでも忘れてしまっているということが少なくありません。

そのため、知識不足が原因で間違えてしまうことがある人は、勉強の仕方を工夫しなければなりません。

模試や問題演習をする際には、不安な知識があれば毎回教科書や資料集に戻って周辺知識まで含めて毎回確認するようにしましょう。

また、不正解の選択肢で登場した知識も覚えることが必要となります。

覚えていなかった部分を発見したら、付箋を貼るか、ノートにまとめるなどしてすぐに見返せるようにしておきましょう。

パターンE:とにかく時間が足りない場合

どこが苦手というわけではなく、とにかく時間が足りないんだ!という場合もあるでしょう。

そんなあなたには、時間管理を意識しながら演習することが必要です。

具体的には、必ず時間を測りながら過去問演習を行ってください

演習をする際には、分からないと思ったらすぐにその問題は飛ばし、後で時間が余ったら戻ってきて解く、というようにしましょう。

このようにすることで、分かる問題で効率よく点数を得ることができます。

さらに知識問題で時間を使っているのであれば知識問題、計算問題で時間を使っているなら計算問題の演習をしてください。

もし共通テストの形式にまだ慣れていないのであれば、予想問題で同じ形式の問題演習を行いましょう。

演習量を増やすだけでも、解くスピードは上がります。

まずは解ける解けないは別として、最後の問題まで一通り向き合えることを目標にしましょう。

おすすめの教材

8割点をとれるレベルまで点数を上げたい場合には、以下のような教材がおすすめです。

「センター試験」「共通テスト」の過去問演習

なんといってもやはり過去問を演習することが一番の対策になります。

直前になってからやればいいや、と思わず、早めに解き始めましょう!

遅くとも11月からは週1以上で解き始めて、12月はほとんど共通テスト対策に専念しても構いません!

「共通テスト」の予想問題集

共通テストは新しく始まった制度のため、過去問だけでは演習量が不十分です。

そのため、各出版社の出している予想問題集で演習を重ねましょう!

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Z会
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エクセル化学

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エクセル化学は学校教材として販売されている問題集で、基礎~応用レベルの問題が幅広く収録されています。

他の学校教材と違って、個人で別冊解答も購入できます。(「セミナー」「リードα」などは個人では別冊解答つきのものを入手することはできません。)

他に学校指定の問題集がある場合には、そちらを使ってください。

基礎問題精講

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基礎問題精講は国公立2次・私立大の入試問題から比較的簡単な問題をピックアップし、丁寧な解説つきでまとめた参考書です。

解説がていねいで、入試の基礎となるレベルの手応えがある問題が解けるようになります。

共通テストで8割取るために演習量を重ねたい場合にはおすすめです。

大学入学共通テスト・理系大学受験 化学の新標準演習 改訂版

化学の新標準演習は、化学の基礎から中堅国公立大学レベルまでを固めることができる問題集です。

こちらも解説は丁寧で、この一冊をこなせば入試問題を解くのに必要な知識が身につくようになっています。

余裕を持って終わらせることができた場合、同じ著者による化学の新演習にそのまま進むこともおすすめです。

まとめ

共通テストの化学で80点を取るための勉強について解説しました。

  • ミスが多い場合、勉強法を見直す
  • 苦手な単元が決まっている場合、苦手単元を集中的に補強する
  • 形式に慣れていない場合、共通テストの予想問題に多く当たる
  • 覚えていない部分だけをまとめたノートを作る
  • 分からない問題は飛ばして後で戻ってくるようにする

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