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【共通テスト英語】リーディング各設問の傾向と解き方のコツを詳しく分析!

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「共通テスト英語はセンター試験の英語から設問が大幅に変更されたらしいけど、何が変わったか分からない……」「長文って内容全部同じじゃないの?」そんな考えをお持ちではないでしょうか?

実際、そのようなことはありません。今までそのような考えを持っていた人に向けて、今回は「共通テスト英語」の出題範囲と大問構成に絞って詳しく説明していきます。これを読めば共通テスト英語の設問がどうなっているのか、どういった問題が出題されるのか必ず理解できるはずです!

*ここでは、平成30年度試行問題リーディングをもとに分析しています。

共通テスト英語リーディングの出題範囲:設問はすべて「読解」

出題範囲は基本的な単語を中心としたもので、出題形式はすべて長文形式になっています。

すべて長文問題のため、「英文法の勉強をしなくてもいいのでは?」と考える人も出てくると思います。しかし、それは大きな間違いです。英文法は英語の勉強の基礎なので問題として出題されなくても必ず勉強しましょう。

単語の難易度は「センター試験」と同レベルだが、正確な語彙力が重要

長文中に出てくる単語の難易度は、単語帳で言えば「ターゲット1900」や「システム英単語」のレベルで、これは「センター試験」のときと大きくは変わっていません。ですので、「センター試験」のときと同様に、これらの単語帳をまずは「1冊」完璧にすることで、十分「共通テスト」に対応できる単語力が身につきます。

ただし、中学レベルがあやふやな人や、はじめて単語帳を買う人は「ターゲット1200」など難易度の低いものから取り組んでください。

長文を「読める人」「読めない人」を分ける最大の要因は語彙力です。長文を読むときにどんなに読解力に優れた人でも、語彙力がないと完璧に正解することはできません。逆に、多少長文を読むのが遅くても語彙力がある人なら、問題に確実に正解して得点を伸ばすことができるはずです。語彙力は誰でも伸ばすことができるとができる力です。入試は最終的には語彙力勝負になりますから、必ず語彙力を鍛えるようにしましょう。

共通テストの長文の単語量は「5000〜6000語」程度!

長文の文章量は「センター試験」と比較したときに圧倒的に増加しています。具体的には、総単語数がセンター試験2018では4000〜4500語であったのに対し、共通テストでは5000〜6000語と、約1000〜1500語程度増えています。

すべて長文の読解問題になったため、このように単語数が増えていますが、増えたからといって解答時間は80分で変わりありません。問題を解く時間を差し引いても、だいたい1分で100単語以上を読み進めなければいけないため、今までよりも早く文章を読むことが求められます。

共通テスト英語の問題構成&設問ごとの難易度を詳しく知ろう

ここまでは共通テストの英語における出題範囲を見ましたが、ここからはより細かい問題構成を見ていきましょう。
すべて読解問題になっていますが、細かい大問構成は以下の通りです。

大問 構成(配点)
第1問 掲示・Webサイトの読解(10)
第2問 レシピ・記事の読解(20)
第3問 ブログ・雑誌の読解(10)
第4問 記事(図表つき)読解(16)
第5問 雑誌読解・ポスター作成(20)
第6問 記事読解(24)

すべて読解問題であるため、設問ごとの配点に偏りが少なくなっています。
また、それぞれの大問の1つ1つの問いの配点も、第1問〜第3問は2点や3点、第4問以降は4~5点となっています。センター試験のときは6点の問題も多くありましたから、このときよりも1問ごとの重みの差は少なくなりました。それでも、5点問題を落とすのはダメージが大きいので、油断せずに取り組みましょう。

この先で各大問ごとの「文章量」と「難易度」、そしてそれぞれ「どういう問題か」について説明します。

*平成30年度試行調査を元にしているため、実施回によって多少の誤差があります。

共通テスト英語リーディング第1問

第1問は、伝言メモ、ウェブサイト(広告記事)の問題でした。伝言メモの方はあまり見てこなかった出題形式なので要チェックです。ウェブサイト(広告記事)の方はセンター試験第4問に少し近い問題です。

問題概要

第1問はA・Bの2つの問題から構成されています。内容はAが伝言メモ、Bがウェブサイト(広告記事)でした。

設問数 難易度 単語数(語) 内容
A 2 やさしい 111 伝言メモ
B 3 普通 213 ウェブサイト(広告記事)


第1問ではそこまで文章量も多くなく、単語の難易度も高くはありません。また、1問につき2点と配点が高くなっているわけではありません。ただ、ここで失点を重ねているようだとこの先の問題を解くのはなかなか難しく、着実に満点を狙いたい大問です。

求められる力

第1問では他の大問と比べて素早く解くことが求められます。なぜなら第1問が一番難易度がやさしく、単語数が少ないからです。そのために、文章の要点がどこなのかすぐに判断する力が必要です。文章を頭から素早く読むことも大切なのですが、先に設問に目を通して聞かれている部分の言い換えになっている部分をどれだけ早く見つけられるかが第1問を解く上で大切になってきます。

共通テスト英語リーディング第2問

第2問は、ウェブサイト(レシピ)、記事の問題でした。ウェブサイト(レシピ)の問題は第1問でも出てきたものですし、記事もよく見る長文問題の1つなので特徴を見たことある内容になっています。

問題概要

第2問はA、Bから構成されています。内容はAがウェブサイト(レシピ)、Bが記事でした。

設問数 難易度 単語数(語) 内容
A 5 やさしい 242 ウェブサイト(レシピ)
B 5 普通 256 記事

第1問と比べても単語数が増えただけで、難易度は変化していません。そのため第1問同様ここでの失点はなるべく避けるようにしましょう。第2問は一番設問数が多い大問になっていますが、1問あたりの配点や難易度を考えるとここもなるべく時間をかけずに点を取れるようにしたいところです。

第2問で求められる力

第1問のような文章の要点を見抜く力に加え、特に第2問のBでは「主張(Opinion)」と「事実(Fact)」を整理する力が求められます。

Bは記事を読んで答える問題であるため、「書かれている「事実(Fact)」として正しいことを選べ」という設問が出てきます。そのときに記者の「主張」を「事実」と勘違いする受験生が必ずいます。たしかに、記者の主張は文章中に書いてあり間違いでは無いのですが、「事実として正しいものはどれか」という問いに対する答えとしては不適切です。そこで失点しないためにも「主張」と「事実」を整理する力をつけましょう。

整理する力をつけるには演習が一番なのですが、そのときにやってほしいことがあります。それは「主張」と「事実」を色分けすることです。可視化することで「主張」と「事実」の整理がしやすくなります。また、解説を確認して色分けが正しかったかを必ず確かめてください。だんだんと慣れてきたら色分けをしないで演習していけば素早く「主張」と「事実」の整理ができるようになります。

共通テスト英語リーディング第3問

第3問はブログと雑誌記事でした。特徴的な問題というわけではないです。

第3問の問題概要

第3問はA、Bから構成されています。

設問数 難易度 単語数(語) 内容
A 2 やさしい 186 ブログ
B 3 普通 307 雑誌記事

第3問は第1、2問同様の単語の難易度になっていて、1問につき2点とほぼ似たような構成になっています。第3問Aについては単語数も多くないので、ここでの失点は避けたいです。
第3問Bは300単語越えの長文が初めて登場してくるので少し負担は大きくなるのですが、これも難易度に変化は無いので、時間をかけずに解くようにしましょう。

第3問で求められる力

第1、2問で取り上げた「言い換え部分を素早く見つける力」「主張と事実を整理する力」のどちらも必要になってきます。ですので、前半戦の総復習のつもりで問題を解くようにしましょう。本番ではここで問題の半分なので時間調整ができるのであればしましょう。第1、2問を問題なく解くことができれば苦労しないはずですが、裏を返すと、普段の演習で第1、2問で点数を落としているのであればそこを集中的に問題を解いてから第3問に取り組むようにしましょう。

共通テスト英語リーディング第4問

第4問は記事・グラフになっています。グラフの読み取り問題が出てくるので注意して問題に取り組んでください。

問題概要

第4問は長文1つで構成されています。

設問数 難易度 単語数(語) 内容
5 難しい 479 記事・グラフ

第4問は1つの長文で構成されていて、1問あたり3〜4点と一気に配点が上がっています。ここからは一問の点数が重くなるので、今まで以上にケアレスミスをしないように注意してください。単語の難易度も難しくなっているので分からない単語があった人は必ず単語の勉強をするようにしましょう。

第4問で求められる力

第4問からは求められる読解力のレベルが一気に上がります。第1~3問の記事問題よりも求められる主張の整理をする能力は高いです。他にも、語彙力や文章処理速度が第1~3問の問題よりもすべてにおいてワンランク上の能力が求められているので、演習の時に第1~3問でミスが多くて共通テストまで時間に余裕があるならば、そこを完璧にしてから取り組んでください。

共通テスト英語リーディング第5問

第5問は伝記でした。伝記は時系列の整理がものすごく大切になってきます。

問題概要

第5問は長文1つで構成されています。

設問数 難易度 単語数(語) 内容
4 難しい 532 伝記

第5問は1問5点と配点が最も大きくなっています。時系列の並び替え問題が含まれているので時を表す表現に気をつけないと解けない問題になっています。逆にここの問題が解ければ時系列を整理できているといっていいでしょう。また、単語数も第4問よりも多くなっているので事前の時間配分通りに時間をかけて解くようにしましょう。

求められる力

第4問同様の能力が求められるのですが、追加で求められるのが、「時系列を意識して読む」ということです。内容が「伝記」の形式になっていますが、必ずしも「文章の流れ=時系列」ではありません。時を表す表現に特に気を付けて読んでいかないと、この大問にある「年表を完成させる問題」を解くことはできません。

共通テスト英語リーディング第6問

第6問は記事です。今までの記事問題よりも分量も難易度も高くなっているので覚悟してください。

問題概要

第6問はA、Bから構成されています。

設問数 難易度 単語数(語) 内容
A 4 難しい 529 記事
B 4 難しい 479 記事

第6問はA、Bの2つの設問から構成されています。大問の中で一番単語数も多く単語の難易度も高いため流石最終問題といったとこでしょう。配点は1問3点になっていて、1問あたりの点数はそこまで高くないものの全体の約4分の1を占める得点になっています。第6問になると時間が足りず解き切れない、という人が多いですが、多くの点を落としてしまうことになりますから、必ず解くようにしましょう。

求められる力

今まで取り上げたすべての能力が求められます。その中でも内容が記事問題になっているので、第2問で触れた「主張」と「事実」の整理を必ずできるようにしてください。そうすることで問いに答えやすくなるはずです。第1~5問でミスなく解けるようになっているのであれば、後はどれだけ長文を解くことに慣れているのかが求められているので、演習を多くするようにしましょう。演習する中で段落ごとにどういう主張なのか理解する能力を鍛えてください。具体的には、長文演習のときに段落ごとの要約を端に書いて、解説と照らし合わせて確かめる、ということを繰り返してください。

共通テスト英語の設問ごとの時間配分をチェック

これだけ多くの文章が出題されると、「いかに時間内に解き終えるか」というのが重要になります。そこで大事になるのが「時間配分」です。かんたんに大問ごとの時間配分をまとめておきましょう。

基本的には大問1から順番に解いていき、後半の大問に時間を多く残しておくようにしましょう。この時間配分を意識しておかないとどんなに演習をしても点数につながりません。対策を始めた直後は設問に慣れる意図から時間を気にしなくてもいいのですが、各大問ごとの求められる力がついてきたら時間を意識して解いてください。そうすることで、本番に自分の目標点数を達成できます。

まとめ

共通テストといっても何か特別な問題が出題されるのではなく、今までやってきた勉強の成果をそのまま発揮すれば大丈夫です。この記事を通じて今後の勉強方針やどういうことを意識して勉強すればいいのかを参考にして頑張ってください!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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