「古文単語FORMULA600」は、大学受験の古文読解のレベル5で、最難関大学の合格を目指せる参考書です。
今回の記事では、この参考書を最大限活用する勉強法や、勉強する上での注意点をお伝えします。
「古文単語FORMULA600」を利用して、どんな応用問題にも対応できる力をつけましょう!
次のチェックリストに当てはまる人はぜひ取り組みましょう。
- 最難関私立大学を目指している!
- 共通テストの得点率が8割以上確実に取れる!
- 古典の基礎・基本~標準は完璧な状態!
古文単語レベル5のカリキュラムでできること
古文単語レベル5は「最難関私立大学レベル」のカリキュラムです。
普段、勉強している中では、あまり出題されないハイレベルな単語や知識がぎゅっと詰まった一冊です。
そのため、「古文単語FORMULA600」を完璧にすればどんな応用問題にも対応できる力がつきます!
「古文単語FORMULA600」でこんなことができるようになる!チェックリスト
- 最難関レベルの古文単語を完璧にできる!
- 600もの新しい古文単語に出会うことができる!
- CDやイラスト付きだから難しい単語でも簡単に覚えることができる!
- アプリを活用してテストができる!自分の得意と苦手がわかる!
ここまではできない!!チェックリスト
- 古文単語の正しい覚え方を理解したい
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「古文単語FORMULA600」で大学受験の古文の基礎・基本~標準レベルはばっちり!
「古文単語FORMULA600」
「古文単語FORMULA600」は、東進が出版している参考書です。最難関大学を目指す受験生のために作られています。
難しい古文単語がたくさん載っているため、不安に感じる方もいるかもしれませんが、安心してください。
ただ単純に単語が羅列してあるだけでなく、難しい単語をイメージしながら学習できるような工夫が行われています。
例えば、イラストをつけて解説したり、重要なところで書体を変化させたり、などです。
さらに、一流声優が読み上げるCDや実力を試せるテストが搭載されたアプリもあるので、楽しみながら最難関レベルの古文単語を身につけることができます。
「古文単語FORMULA600」を使うメリット
- 普段出会わない最難関レベルの古文単語を集中的に覚えられる!
- 最難関レベルの古文単語をスムーズに暗記できる工夫がある
- アプリのテスト機能で覚えたあとすぐにアウトプットできる!
- CDをダウンロードしていつでも・どこでも勉強できる!
「古文単語FORMULA600」を使うデメリット
- 最難関大学を目指していないと必要ない単語が多い…
- 詳しい解説は載っていない…
- 入試に出てこない可能性がある単語もある…
「古文単語FORMULA600」は、最難関レベル、具体的には「早稲田大学」「上智大学」などの最難関私大を目指すための古文単語の参考書です。
入試本番ではどのような単語が出題されるかはわかりません。
とくに古文だと1つわからない単語があるだけで主語や文意を大きく取り違えてしまう可能性もあるため、万全の準備をしたいという受験生におすすめします。
「古文単語FORMULA600」を活用した勉強の進め方
毎日の勉強時間
30分
マスターするのにかかる時間
20日×2周 40日(1ヶ月半)
毎日の勉強内容
1周目
- Step1
- 知らない単語にチェックをつけながら時間を計って30個覚える(約20分)
- Step2
- CDで30個聞いてみる
- Step3
- アプリでテストをする
毎日30分で、3つのステップを繰り返す!
20日間で1周できる!
1周目のチェックポイント
1周目で取り組む上での2つのポイントはこちらです。
- 時間を計って問題を解く
- テストでアウトプットする
古文の勉強で大切なことは、「短時間で覚えて古文読解演習に時間を使えるか?」ということです。
そのため、毎回時間を計って、目標時間内に覚えるようにしましょう。時間制限があると集中力も上がるので、効率的に勉強できます!
30個の古文単語を20分何度も見返しながら覚えてきます。
覚えにくそうな単語ほど何度も見返すことが大切です。
2つ目のポイントは、必ず意味を隠してテストを行うこと。単語の暗記をインプットだけで終わらせてはいけません。
覚えた古文単語は、すぐに意味を隠してテストしましょう。
こうすると、記憶の定着率がグンとあがります。
1回目の正答率を記録しておいて、次回の目標正答率を設定しましょう。
2周目以降
- Step1
- 知らない単語にチェックをつけながら時間を計って30個覚える(15分)
- Step2
- CDで30個聞いてみる
- Step3
- アプリでテストをする
毎日60分で、4つのステップを繰り返す!
20日間ですべての問題を再演習できる!
2周目で取り組む上での2つのポイントはこちらです。
- ポイント1:もっと短い時間で覚えよう!
先ほど、練習の時から時間制限を設ける重要性をお伝えしましたね。
1回目は20分で覚えたので、2回目は15分と短めに設定しましょう。
カットした5分は、3ステップ終了後に復習の時間として使うことをおすすめします。今回勉強した30個以外の古文単語を暗記してください。
- ポイント2:2回目の目標正答率に達しているかを確認しよう!
1回目のテストの時に目標正答率を設定しましたね。
それを意識して取り組むことで、同じ15分の暗記時間でも、その質と集中力はグンと上がります。
達成したら、3回目に向けてさらに高い目標正答率を設定しましょう。達成できなかったら、もう一度30個を15分で覚え直しましょう。
古文単語の学習ペースの目安
先ほどもお伝えしたように、「古文単語FORMULA600」は、最難関レベルの参考書です。
そのため、高校3年生の受験直前期、9月から12月までに取り組むことをおすすめします。
ただし、部活等で勉強時間がたくさん取れない人もいるでしょう。
そのような受験生もどのような勉強すればいいのかも含めて、3つのパターンの高校生に向けて、古文単語の学習ペースをお伝えします。
まだまだ受験まで時間がある高校生(高校1・2年生向け)
高1・高2年生では、古文の基礎知識である古典文法や単語をしっかりと固めてください。古文常識なども触れておきます。
この段階では基礎を勉強すればOKなので、「古文単語FORMULA600」に取り組む必要はありません。
「読んで見て覚える重要古文単語315」などの学校配布の単語帳や、よりシンプルな「マドンナ古文単語」を活用して、古文単語の基礎・基本を固めましょう。
高1・高2年生は、以下の記事をチェック!
部活動で忙しくて、時間が取れない高校生(高校1~3年生向け)
部活動で忙しい高校生もたくさんいます。高校3年生の夏以降も部活動がある受験生もいますよね。
部活で忙しい中で、無理に取り組む必要はありません。まずは古文単語の基礎・基本を優先して勉強しましょう。
「古文単語FORMULA600」は、最難関レベルです。入試でも出題されるかわからないほど難しいレベルである上に、頻出度も高くはないので、後回しで大丈夫です。
古文単語の基礎・基本~標準が固まって少し余裕が出てきたら、「古文単語FORMULA600」に取り組みましょう!
受験まで時間がない高校生(高校3年生向け)
「もう自分が受験生…?」なんて驚いている高校3年生も多いはずです。
古文単語の勉強をあまりしてこなかった場合は、先ほどの「読んで見て覚える重要古文単語315」「マドンナ古文単語」などの、基礎・基本から始めてください。
高校3年生から古文単語の基礎を始めると、「古文単語FORMULA600」まで手が回らない可能性が高いです。
しかし、早稲田など最難関私大レベルの大学を目指すのであれば「古文単語FORMULA600」レベルの知識は必要です。
12月など入試直前になっても良いので、「古文単語FORMULA600」に一通り目を通すことをおすすめします。
最悪「古文単語FORMULA600」に取り組む時間がなくとも、基本レベルの単語帳1冊が完璧になっていれば十分合格点を狙うことは可能ですので、優先度をあげすぎずに気楽に取り組めるといいでしょう。
「古文単語FORMULA600」の学習上の注意点
最後に、「古文単語FORMULA600」を学習する上での注意点を確認しておきましょう。
良い勉強の仕方と悪い勉強の仕方をそれぞれ解説します。
良い勉強のポイント
- 毎回必ず時間を計って解いている
- 覚えた後にすぐにテストをする
- テストの正答率を記録し、目標正答率を設定する
この3つのポイントを心掛けてください。
これを守れば、最難関レベルであっても覚えることができます。
悪い勉強のポイント
- 時間を計らずにダラダラ古文単語を暗記する
- 覚えたらそのままにしてしまう(テストをしない)
- 「こんな難しいの出ないし!」と思ってところどころ手を抜く
- この参考書の優先度をあげすぎる
これら4つのポイントを実際に行ってしまうと、「古文単語FORMULA600」をやっても実力をつけることはできません。
まとめ
今回の記事では「古文単語FORMULA600」の勉強法をご紹介しました。
この参考書は、出題頻度が限られる最難関レベルの古文単語がぎゅっと詰まった一冊なので、成績上位の受験生におすすめできます。
とはいえ、あくまで基礎・基本~標準レベルが最も大切なので、そのレベルでしっかりと結果を出せたら取り組むようにしてください。
「古文単語FORMULA600」を完璧にして、どんなハイレベル問題も解けるようになりましょう!