現代文勉強法

【共通テスト現代文】目標点数別の勉強法&解き方のコツを紹介!

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共通テストの4つの大問のうち、最も苦手とする人が多いであろう大問1の評論と大問2の小説。「古文と漢文はある程度できるようになったけど、評論と小説が安定しない…」「現代文はセンスがないと解けないのかな…」と悩んでいる人も多いはず。確かに現代文は難しいですが、正しい勉強法を知れば、センスが無くても高得点を安定して取ることが出来るようになるんです。

この記事では高得点が取れるようになる勉強法と解き方のコツ、そしてレベル別のオススメ参考書について解説します

*この記事は第1回、第2回試行調査と市販の予想問題集の内容を元に作成されています。

共通テスト現代文の概要

共通テスト現代文は大問1(論説)が50点、大問2(小説)が50点の計100点満点で構成されています。

大問1(論説)の問題構成

第1問(評論)の設問構成と配点は以下のようになります。

問一 漢字問題 10点 問2 読解問題 8点 問3 読解問題 8点 問4 読解問題 8点 問5 読解問題 8点 問6 表現・構成・展開を問う問題 8点

各設問ごとに問題を詳しく見ていきましょう。

漢字問題

評論でまず最初に出されるのが漢字問題です。内容は、本文に出てくるカタカナを漢字に直し、それと同じ漢字を含む選択肢を5択の中から選ぶというものになっています。

漢字のレベルは高くないので全問正解を目指しましょう。センター試験で過去に出た漢字が再度出される可能性も高いので、センター過去問に出てきた漢字は選択肢のものも含めて書けるようになっておきましょう。

*平成29年度試行調査では評論では漢字問題が出題されませんでしたが、代わりに次の大問(小説)で漢字問題が出題されました。

読解問題

漢字問題の次に出されるのが、読解問題です。本文に傍線が引かれており、その傍線部に関して、「どういうことか?」か「なぜか」の2通りの聞かれ方をされます。

配点が一問につき8点と非常に高いのが特徴です。1問落とすだけで全体の点数がガクッと下がりますので、後で紹介する解き方のコツを参考にして、出来るだけ全問正解を狙うようにしましょう。

表現・構成・展開を問う問題

評論の最後に出されるのが、表現・構成・展開を問う問題です。本文中のある部分についての表現方法や、本文の構成と展開についての正しい説明を選ばせる問題が出ます。

本文全体の構成や展開について聞かれた場合、問題を解くために一から文章を読み直す時間はありません本文を読む前にあらかじめ問題を読んでおき、展開や構成を聞かれていた場合は、展開や構成を意識しながら本文を読むことを心がけましょう。

第2問(小説)の問題構成と配点

第2問(小説)の設問構成と配点は以下のようになります。

問一 語句の意味を問う問題 9点 問2 読解問題 7点 問3 読解問題 8点 問4 読解問題 8点 問5 読解問題 8点 問6 文章中の表現について問う問題 10点

語句の意味を問う問題

小説でまず最初に出されるのが、本文中の語句の意味を問う問題です。基本的には一般的な慣用表現に傍線が引かれていて、その慣用表現の意味について聞かれます。

平成29年度試行調査ではこの問題は出題されなかったので、本番も出題されない可能性があります。漢字問題と同じく、対策しなくても何問かは解けるはずですので、わざわざ参考書を買って勉強する必要はありません。

読解問題

読解問題では、本文中の傍線部における、主人公の心情や行動理由についての正しい説明を選ばせる問題が出ます。

配点は1問につき7点または8点と、高めの点数設定がなされているので、なるべくミスはしたくありません。自分の勝手な想像ではなく、文中にしっかりと根拠を見つけて選択肢を選べるようになれば、正答にたどり着きやすくなります。

文章中の表現について問う問題

小説の最後に出されるのが、文章中の表現について問う問題です。本文における表現技法についての正しい説明を選ぶ必要があります。難しい問題ですので、2問のうち1問を正解出来れば良いでしょう。本文の内容とずれていないものを消去法で選ぶと正解にたどり着きやすくなります。

共通テスト現代文の難易度

試行調査では各科目の平均得点が5割程度になるように作られたと言われています。ですので、公式の声明はありませんが本番の共通テストも現代文の平均点は5割(50点前後)になるでしょう。ちなみにセンター試験は平均点が6割になるように作られているので、センター現代文よりも共通テストの方が難易度は高めです。

大問1と大問2は、共通テスト国語の4つある大問の中でも特に難易度が高く、得点も安定しにくいですので、出来るだけ古文と漢文で得点を稼ぐようにしましょう。

共通テスト現代文とセンター現代文の違い

共通テスト マークシート

 

次に共通テスト現代文とセンター現代文の違いについて解説します。

共通テスト現代文とセンター現代文の違いその1:ひとつの大問に複数の文章が出題される

センター試験では知識量を重視した問題が出ることも多かったですが、共通テストでは思考力・判断力がセンター試験よりも重視されますその影響でセンター現代文では、大問ごとにひとつの文章しか出されませんでしたが、共通テストは、大問ごとに複数の文章と資料を関連付けて解く問題を出題。

評論では平成29年度試行調査では「表2つ、図5つ、文章1つ」が、平成30年度試行調査では「資料2つ、表3つ、文章が1つ」が出題されました。

小説は、評論と比べると出される文章の数は減ります。平成29年度試行調査では文章が1つ出ただけ、平成30年度試行調査では文章が2つ出ただけでした。

この影響で、センターと比べて情報量が増える他、根拠の箇所が多くの文章に散らばることになるため、慣れていないと、問題を解くのに時間がかかってしまいます。
共通テスト予想問題集などで、「複数の文章を素早く処理して必要な情報を見つける力」を身につけましょう。

共通テスト現代文とセンター現代文の違いその2:評論ではより実用的な文章が題材になる

高等学校学習指導要領において「現代の社会生活で必要とされている実用的な文章を読んで内容を理解し、自分の考えを持って話すこと」が定められていることを受け、共通テスト現代文では普段の生活で実際に使用されるような文章を題材に問題が作られるようになります。

具体的に言うと、平成29年度試行調査では、生徒会規約と新聞資料が、平成30年度試行調査では、法律の条文と掲示物が出題されました。

問題を解く際には条文や掲示物に加えて、短めの説明文を読み取る必要があるため、今まで以上に「書いてあることを正確に読み取る力」が必要です。

ただ「法律の条文」と聞くと難しそうに感じますが、問題は法律の知識がなくても読解力さえあれば解けるようになっているので、その点は心配する必要はありません。

共通テスト現代文とセンター現代文の違いその3:小説で詩やエッセイが出題される

共通テスト現代文では第2問(小説)で詩やエッセイが出題される可能性があります。平成29年度試行調査では小説が1題出されただけですが、平成30年度試行調査では小説は出されず、詩とエッセイのみが出題されました。

小説は評論と同じように読めば点を取ることができましたが、詩やエッセイではその方法が通用しません。なぜなら、詩やエッセイの解釈や表現技法についての知識が無いと、解けない問題が出るからです。

「本文に書いてあることを正確に読み取る」ことに変わりは無いのですが、「書いてあることを表現技法に照らし合わせて解釈する」力も鍛えるようにしましょう。

また小説とは違う詩の独特の言葉遣いに戸惑う人も多いでしょう。ですが最初は難しく感じても、慣れてしまえば大したことはありません。学校の教科書に乗っている詩を読んでみたり、予想問題集を使うなどして、できるだけ多くの詩に触れるようにしましょう

共通テスト現代文とセンター現代文の違いその4:設問に「生徒のやりとり」が含まれる

共通テストでは生徒の会話を埋める形式の問題が出題されます。この形式の問題は、皆さん普段のテストでは解き慣れていないことでしょう。形式に戸惑いますが、結局生徒が話しているのは、普段のテストで「〜とはどういうことか答えなさい」などと問われていた内容と同じです。生徒の会話をきちんと読み取れれば、むしろ問題を解く際のヒントになるので、それほど難易度は高くありません。

この形式の問題は2018年度のセンター国語の大問1で出題されたこともあるので、その年の過去問を解いてみるのも良い練習になります。

共通テスト古文・漢文のセンターとの違いはこちらをチェック!

共通テスト現代文の解き方

勉強風景

共通テスト現代文の概要を理解したところで、次は問題の解き方について見てみましょう。

共通テスト現代文の解く順番

まずは共通テスト現代文を、評論と小説のどちらから解くべきかについて解説します。
基本的には安定して高得点を狙える古文・漢文を現代文の前に解いたら、評論と小説のうち自分が得意な方から解くようにしましょう。自分が得意な方に時間をかけることで、確実に点を稼げます。

共通テスト現代文の時間配分

共通テスト現代文のおすすめ時間配分は、

  • 小説 15分~20分
  • 評論 20分~25分

です。得意不得意があるので、時間配分に多少の個人差はありますが、「小説に時間をかけすぎないこと」「最後に残った時間は評論に集中すること」の2つはいつも意識してください。

その理由は、小説と違い評論は「本文中に書かれていることかどうか」を判断する問題のため、きちんと文章を読みさえすれば正解がわかることが多いからです。評論になるべく多くの時間をかけるため、評論以外の大問は、なるべく早く解き終えることを意識しましょう。

共通テスト国語全体のオススメ時間配分はこちら!

共通テスト現代文の解き方のコツ

勉強中 現代文

続いて、共通テスト現代文の解き方のテクニックを紹介します。

共通テスト現代文の解き方のコツその1:消去法

共通テスト現代文の問題を解いていて「どの選択肢もほとんど同じにみえる…」なんて経験はありませんか?共通テスト現代文は明らかに間違っていると分かる選択肢は少なく、どれも正しそうに見えるように作られているので、5つの選択肢から1つの正解を見つけ出すのは大変です。

そこで大事になってくるのが「消去法」各設問に5つある選択肢のうち、4つは「本文に書かれていないことが書いてある」か、「本文の趣旨と異なった事が書いてある」間違った選択肢です。

選択肢の文章の一部分でも間違っているのならば、その他の部分がどれだけ正しくてもその選択肢は間違いです。間違えた選択肢を消去していき最後に残った選択肢を選ぶようにすることで、正解を素早く見つけられます。

ただしここで注意しなければならないのは、「本文に書かれていない」ということと「本文にない表現が使われている」ことは別だということ。正解の選択肢では、意味をほとんど変えることのないまま、文中の語句の一部を言い換えていることがよくあります(「歯止めをかける」⇔「制限する」など)。表現や語句だけを見て判断すると、正解の選択肢も消去してしまう可能性があるので注意しましょう。

共通テスト現代文の解き方のコツその2:重要そうなところに線を引く

現代文を解く際は、「大事だと思った箇所には線を引く」ようにしましょう。こうすることで、あとで読み返したときに大事なところがすぐに解るので、解答時間の短縮に繋がります。

特に線を引くことを意識しておいてほしいのが、「しかし」などの「逆説の接続詞」と「要するに」になどの「まとめの接続詞」です。これらの接続詞の後には筆者の主張が続くことが多く、解答の根拠が含まれていることも良くあります。これらの表現に注意しながら文章を読むようにしましょう。

これらの接続詞は「線を引くのではなく、四角や三角で囲ったほうが分かりやすい」という場合はその方法でも大丈夫です。

共通テスト現代文の解き方のコツその3:問題文を先に読む

現代文を解く際は、本文を読む前にまずは問題文を読みしょう。その理由は問題文を読むことで、本文の内容を少しだけ把握でき、実際に本文を読んだ際に内容が頭に入りやすくなるからです。

ただし、問題の選択肢は本文を読み終わる前に見てはいけません。5つの選択肢のうち4つは誤った選択肢ですから、本文を先入観で正しく読めなくなる可能性が高くなってしまいます。

共通テスト現代文のレベル別勉強法とオススメ参考書

参考書 一杯

最後に具体的な勉強法と参考書についてレベル別に見ていきましょう。

共通テスト現代文で6割を目指すための勉強法と参考書

模試や予想問題で6割が取れない人は、現代文の基礎がまだ身についていないといえます。センター現代文は小手先のテクニックだけでは解け無いので、まずは現代文の基礎である「読み方」と「解き方」を参考書で身に付けましょう。

勉強法の注意点として、参考書を使った後は必ず解き直しをしてください。解説を読んだ後で、もう一度同じ文章を読み、解説で得た知識を実践に移してみることで知識が定着しやすくなります。

6割を目指すための参考書①:高校現代文をひとつひとつわかりやすく。

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「現代文ができる人の思考回路をノウハウ化して伝える」ことをコンセプトとして書かれた参考書です。文章の読み方、重要語句の意味、問題の解き方を一冊で丁寧に教えてくれるので、現代文が苦手な人には特におすすめ。評論だけでなく小説についても扱っていてるので共通テスト現代文の対策にはピッタリです。

見開き1ページで1テーマが完結するので、空いた時間に勉強がしやすいのもグッドポイント!

6割を目指すための参考書②:システム現代文バイブル編

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「バイブル編」の名前の通り、現代文の解き方のコツや根拠の見つけ方などをわかりやすく書いてくれています。「システム」と名がつくように構造をきちんと取りながら読む方法が解説されていて、これを読めば問題を場当たり的にではなく構造的に捉えて解くことで、得点を安定させることが可能です。

共通テスト現代文で8割を目指すための勉強法と参考書

模試や問題集で安定して6割以上が取れるという人は、文章の読み方の基礎は身についていると考えられます。このレベルの人はひたすら問題演習を行って、問題の解き方を体に染み込ませていきましょう。

8割を目指すための参考書①:システム現代文センター対策編

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先ほど挙げた「バイブル編」と同じシリーズの参考書。「システム現代文」の構造をとりながら読んでいく良さを残しながら、よりセンター試験対策に特化した実戦的な内容を扱っています。こちらの参考書はセンター対策用のものですが、共通テストとセンターでは出題される文章の数や内容は異なりますが、求められる読解力は変わりません。ですのでこの参考書でも十分に共通テスト現代文の対策を行うことが出来ます。

問題はセンター試験の過去問を使っていますが、解説が赤本などよりも充実しているだけでなく、試験問題のパターン別に対策法を教えてくれます。センターの過去問を解く前に、まずはこちらに取り組むようにしましょう。

共通テスト現代文で満点を目指すための勉強法と参考書

共通テストと一般入試の現代文では、求められる能力が全く異なります。共通テストで特に高い水準が求められるのは「文章を素早く理解し、問題を素早く解く」能力です。そのためには文章の細かいニュアンスまで正確に読み取ろうとするよりも、ある程度の理解で素早く判断することが重要になります。ここまで学習してきたテクニックをいくら正確に使いこなせても、時間をかけすぎて最後の問題にたどり着けなかったら、意味がありませんよね!

満点を目指す人は、制限時間内に解ききる意識はもちろんのこと、文章のパターンを見抜くまでの時間、文章を読み切るまでの時間、迷った問題で答えを決めるまでの時間など、あらゆる場面で「時間」を意識し、素早く判断する力を身に付けましょう。

満点を目指すための参考書①:Z会共通テスト実戦模試

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この問題集では本番の共通テストの形式に近いであろうオリジナル問題を解くことが出来ます。 共通テストで出題が予想される「複数資料」「会話形式」「実用文」の問題が盛り込まれており、本番形式の問題演習を行うのにピッタリです。

満点を目指すための参考書②:センター試験過去問(赤本)

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先ほども述べた通り、共通テストとセンターで求められる読解力は変わらないので、センターの過去問も共通テストの対策に使うことができます。どの過去問題集を使ってもいいですが、解説がしっかりしているものを選ぶことは意識しましょう。共通テストの予想問題集は数が少ないので、まずはセンターの過去問で共通テストの設問形式に慣れてから、予想問題集で最後の仕上げをする、という使い方がオススメです。

まとめ

共通テスト現代文の対策方法について分かっていただけましたか?

共通テスト現代文はセンターの全ての科目の中で、最も難しいといっても過言ではありません。しかしこの記事の内容を参考にしっかりと対策を行えば、必ず本番でも良い点を取れるはずです!

ただ現代文よりも古文・漢文の方が高得点を安定して取りやすいのは間違いないので、まずはしっかりと古文・漢文を対策してから現代文の対策をするようにしましょう。

共通テスト古文の対策方法はこちら!

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大学受験において参考書や勉強法はとても重要ですが、それだけでは合格できません。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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