「4STEP」は学校で配られる問題集です。ついつい忘れられがちですが、「せっかく学校で配られた問題集だから受験勉強でも使ってみたい!」って思いませんか?
解説があまり丁寧ではなく、受験勉強に向いていないのではと感じる人もいるかもしれませんが、「4STEP」も正しく使えばしっかりと力になってくれる参考書です。
今回は、あまり受験勉強では避けられがちな「4STEP」をどのように使えば効率よく利用できるのかを紹介します。
4STEPなど、学校から配布される参考書の使い方については、以下の動画でも解説しています!
『4STEP』ってどんな問題集?
基本情報
- ページ数
- 200ページ前後
- 出版社
- 数研出版
- レベル
- 基礎レベル~早慶
- オススメ度
- ★★★☆☆
『4STEP』は学校で配られることが多い参考書です。なぜなら、授業と併用して利用されることを目的として発行されているから。
なので、書店などではあまり売っておらず、個人ではかなり手に入りにくい問題集となっています。
『4STEP』はこんな人にオススメ
- 授業と一緒に復習したい人
- 理解しているのかを確認したい人
- 問題を沢山解きたい人
- 幅広い難易度の問題を解きたい人
『4STEP』は自分のレベルによって解く問題を変えられることが最大の特徴です。
教科書レベルの典型問題を『4STEP』で復習することができたり、受験レベルの難問を『4STEP』で挑戦できたりします。
自分のレベルに合わせて解くこともできる上に、かなり長い期間で使うことができる参考書です。
『4STEP』がオススメではない人
- 数学があまり得意ではない人
- 独学で勉強しようとしている人
- 1冊だけで勉強する人
『4STEP』は学校に向けて販売されている問題集のため、解説はあまり丁寧ではありません。なぜなら、学校の先生が解説してくれる前提で作られているからです。
なので、独学する人や、数学が苦手な人などは解説がわかりにくくて挫折しやすいです。
『4STEP』の使い方
『4STEP』は解説が丁寧ではない問題集なので、使い方を間違えると効率のいい勉強ができません。どのように使うといいのかをしっかりと確認していきましょう!
独学で行う場合は、『4STEP』の解説だけでは解説がわかりにくく、いい勉強はできません。
わからない問題がすぐに復習できて、しっかりとその分野を理解できる参考書や教科書を用意しましょう!
1周目
- ステップ1
- 問題Aを解く
- ステップ2
- 問題Bを解く<
- ステップ3
- step.1とstep.2で間違えた問題をもう一度解く
2周目
- ステップ1
- 問題Bを解く
- ステップ2
- 発展問題を解く
- ステップ3
- 章末問題を解く
3周目
- ステップ1
- 問題Bの間違えた問題を解く
- ステップ2
- 発展問題を解く
- ステップ3
- 章末問題を解く
『4STEP』の問題Aと問題Bは確実に解けるようになりましょう。
この2つのレベルの問題が解けるようになると、数学の教科書を完全にマスターしているレベルと同じくらいの力をつけることができます。
この段階になると発展問題や章末問題も理解できる段階に入ります。
『4STEP』の使い方のコツ
分野ごとにやるのも攻略の近道!
数学の参考書はかなりの範囲があるため、1周を終わらせるのにかなりの時間をかけてしまいます。
この参考書もそれに当てはまり、かなりの時間をかけなければ終わらせることはできません。なので、それを解決するためには分野ごとに分けて理解することをオススメします。
分野ごとにやると、1週間で同じ問題に出会う確率が高くなり、確実に理解できるようになります。勉強の効率としても、分野ごとの方がはるかに高いです。
しかし、ゆっくりやりすぎると、試験までに間に合わない可能性があります。勉強計画はしっかりと立てましょう。
できるまで解説は読む!
解説は理解できるまで読み解きましょう。解説が理解できずに放置するというのは、その問題を解いていないのと同じです。それではかなり効率が悪いので、解説は理解できるまで読み解くようにしましょう。
問題はしっかり考えて!
問題はわからなくてもしっかりと考えてみましょう。
問題を考えることで、解説を見た時に「どこを間違えてしまったのか」「どこで失敗してしまったのか」など、問題を解いた後の吸収力がかなり違います。
わからない問題は10~15分ほど考えることが一番オススメです。わからない問題を1時間や2時間も考えるのは逆に時間がもったいないです。10~15分が効率よく学べる丁度いいラインであるのです。
まとめ
- 『4STEP』は数学の基礎から応用まで幅広い範囲の問題を解くことができる問題集
- 難易度ごとに問題が分かれており、自分の力に合わせて問題を解ける
- 学校で配られる参考書のため、解説が丁寧ではない。ほかの参考書と組み合わせて使おう
- 問題Aと問題Bができると数学の典型問題ができていることになる。これができると応用問題がとけるように!
- わからない問題でも10分くらい考えて、解説は理解できるまで読もう!
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