「勉強してるはずなのに共通テスト模試や予想問題の物理の点数が上がらない」「苦手な単元があってそこは毎回落とす」「試験時間内に解けたことがない」といった悩みをお持ちではないでしょうか?
センター試験から共通テストに変わるにあたって、センター試験の物理と同様の練習で良い部分もあれば、共通テスト用にしっかり対策をしなければならない部分も出てきました。
こちらの記事では共通テスト物理の対策を余すところなく、ゼロから100まで3ステップで全てお伝えします!
ここで書かれている通りに勉強すれば、必ずあなたの得点はアップしますのでぜひ参考にしてください!
共通テスト物理の全体像を知ろう!設問構成は?配点は?
共通テストの物理はセンター試験と大問構成が大きく変わりました。
大問4問構成で全て必答の構成になりました。
センター試験と違って、原子分野は選択せずに満点を狙うということは出来なくなりました。
各大問の配点は次のようになっています。
第1問 30点
第2問 28点
第3問 20点
第4問 22点
共通テスト物理の問題構成・配点や出題の特徴、時間配分などのより詳しいことは以下の記事を参考にしてみてください!
3ステップで共通テスト物理の対策を徹底解説します!
共通テストの対策は3段階となります。時間がない場合には2段階です。
- 1基本レベルの学習
- 2問題集で共通テスト対策(時間がない場合は飛ばす)
- 3過去問・予想問題演習
以下詳しく解説します。
まず【基本レベルの学習】ステップ1
共通テスト模試や、センター過去問などを解いてみて、50点を超えられないようでしたら、基本レベルの学習が足りていません。
基本レベルの学習不足は大きく分けると2パターンあります。
1全単元の学習不足
2苦手な単元がハッキリしている
全単元の学習不足の場合
どこの単元ができないというわけでもなく、全体的にできないという時には、全ての単元で基本的な理屈が理解できていない、または公式の使い方が分かっていない可能性が高いです。
この場合には、改めて全体を学習するのが最も効率的です。
映像授業や講義系参考書を用いて、それぞれの単元の基本的な理論を理解していき、問題集を用いて、理解したものを覚えるために問題を解く必要があります。
例えば映像授業であれば、スタディサプリが有名でおすすめです。
講義系の参考書は以下のようなものがおすすめです。
これらで理屈を理解するのが最低限必要で、物理で得点を伸ばすためにはさらに問題演習が必須になります。
公式の意味を理解して覚えても、自由に使える状態になっていないと問題は解けません。
問題演習は問題集を解きながら行っていくのが最も効率的です。
学校でセミナー物理が配られていれば、それを用いると良いでしょう。
他にも「良問の風」という問題集などもおすすめです。
1周目したくらいでは、全く暗記には至っていないでしょうから、間違えた問題にはバツを付けておいて、2周目、3周目と繰り返していきましょう。
最初の1周目は基本問題だけを、次の2周目には1周目のバツと発展問題を、という風に少しずつレベルアップしながら何周も回すのがおすすめです。
苦手な単元がハッキリしている場合
次に苦手な単元がハッキリしている場合です。
「波動が苦手」とか「熱力学が苦手」といった場合に関しては、その単元だけの勉強に集中して苦手をつぶしていきましょう。
センター試験のときには、原子分野は勉強しなくても、センター試験だけなら乗り越えられましたが、共通テストでは選択問題がなくなったので、全てをしっかり勉強しておく必要があります。
上述の映像授業や講義系参考書を用いて、苦手単元を学習し、問題を問題集を用いて解いていきましょう。
問題集を3周もすれば、苦手単元に対する苦手意識もかなり薄れているはずです。
共通テストの問題集で学習しよう!問題集の使い方は?ステップ2
基本的な学習を一通り終えて、まだ時間的に余裕のある場合には、共通テスト対策がメインになっている単元ごとに問題が並んでいる問題集に取り組みましょう。
予想問題や、模試形式はステップ3で出てくるので、ここではテスト形式にはなっていない問題集の話をします。
例えば、以下のような物があります。
問題集での学習を通して、出題形式・傾向に慣れることが重要です。
問題集を解いていて、解説が全然理解できないようなら、やはり基本レベルの学習が足りていません。基本を勉強し終えてから、問題集に取り組みなおしましょう。
共通テスト用の問題集は以下のように使いましょう。
- ステップ1
- 問題を解く
- ステップ2
- 正解した問題も含めて解説を全部読む
- ステップ3
- 解説を閉じて間違えた問題の解答を自分の手で再現する
- ステップ4
- 間違えた問題に印を付ける
- ステップ5
- ひと通り学習し終わったら、間違えたものの2周目に取り組む
解説は全て読み、間違えたものは何も見ずに自分の手で解けるか確認しましょう。この際に、かならず自分の手を動かして、頭の中だけで終わらせないことが重要です。
手を動かさないと計算ミスは減らないので、気をつけましょう。
間違えた問題に印を付けて2周目はその間違えたものだけを繰り返しましょう。
ちなみに問題集を解く時間がない場合には、基本の学習が終わったらすぐにでも過去問・予想問題演習に移るべきです。
過去問・予想問題演習で問題に慣れるべし!時間配分に慣れるべし!ステップ3
基本の学習が終われば、共通テスト物理のレベルの問題なら、すぐにでも過去問や予想問題(テスト形式)の学習を始めることができます。
時間がない場合には、共通テスト対策用の問題集を飛ばして、予想問題に移りましょう。
時期的には12月の頭からは、共通テスト形式の学習をメインにしていくべきです。
予想問題や過去問などを使って10回分ほどはテスト形式で演習をした方がいいですから、他の科目の対策も考えると12月には始めないと間に合いません。
偏差値の高い大学を目指す受験生ほど、センター試験を甘く見て失敗するというのがよくありますから、これまでの模試の偏差値が良かったとしても共通テスト対策はしっかりしておくべきです。
予想問題集としては例えば、次のようなものがあります。
使い方は以下の通りです。
- ステップ1
- 時間を計って解く(解答用紙を準備できるならそれを用いる)
- ステップ2
- 時間オーバーで解けるところが増えるなら色を変えて解く
- ステップ3
- 正解した問題も含めて解説を全部読む
- ステップ4
- 解説を閉じて間違えた問題の解答を自分の手で再現する
- ステップ5
- 覚えるべきもので覚えていなかったものは教科書や参考書で確認する
- ステップ6
- 間違えた問題にバツ印を付ける
- ステップ7
- 間違えた問題の類題を解く
- ステップ8
- 時間を置いて、バツ印の問題を解きなおす
- ステップ9
- 点数の推移が分かるように記録する
共通テストに関しては、マーク形式の出題になっています。
マーク形式の練習では次のようなことも合わせて意識しなければなりません。
1マークミスをしないようにする
2自己採点のために問題にも答えを書いておく
3マークも制限時間内にする
このようなことを意識せずに練習をしていると、本番に焦って失敗してしまいます。受験票が届いてからは受験番号も毎回書くようにしておくと、その部分での失敗もせずに済みます。
また共通テストの化学はかなり特殊な出題傾向です。この出題傾向に慣れるためには、予想問題をできるだけ多くこなすしかありません
まとめ
この記事のまとめです。
・共通テスト物理の特徴はしっかり把握しよう!
・基本レベルの学習は全員必要
・共通テスト対策用問題集は必須ではない
・予想問題で出題傾向・時間配分に慣れよう!
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば物理の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
■ 参考書マップとは? ■
STRUXの「参考書マップ」は、受験までにやるべき勉強を「順番通りに」すべて洗い出したもの。「いつまでに」「どの順番で」勉強をすればいいかがひと目で分かるので、あとはこの通りに勉強するだけ!という状態になります。
- 「どの順番で」参考書に取り組めばいいかひと目でわかる!
- 「なぜこの参考書がおすすめなのか?」「かわりに使える参考書」もすべて紹介
STRUX参考書マップ公式LINEに登録することで、いつでも無料で見ることができます!
LINEに登録して参考書マップを見る