化学の参考書使い方


『セミナー 化学基礎+化学』は基本の問題演習にオススメ!正しい使い方や注意点なども解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『セミナー 化学基礎+化学』は、教科書の内容を定着させるのにオススメの参考書です。教科書の目次と対応していて、化学の勉強を始めたばかりの人でもスムーズに学習を進められます。

『セミナー 化学基礎+化学』を1冊やり切れば、定期テストレベルの問題はマスターできるでしょう。

今回の記事では『セミナー 化学基礎+化学』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『セミナー 化学基礎+化学』はどんな参考書?

それではまず『セミナー 化学基礎+化学』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

画像引用:第一学習社

  • ページ数
  • 376ページ(別冊解答464ページ)
  • 収録問題数
  • 1,027個
  • 習得にかかる時間
  • 120時間
  • レベル
  • 教科書レベル〜共通テスト・中堅大レベル

『セミナー 化学基礎+化学』は、化学を初めて学ぶ人にふさわしい問題集です。収録されている問題は、普段の授業の復習や定期テスト対策にぴったりなレベルになっているため、手をつけやすくなっています。

「化学が苦手」「基本的な問題を解けるようになりたい」という人は『セミナー 化学基礎 +化学』を使いましょう。

『セミナー 化学基礎+化学』のメリット・デメリット

メリット

  • 学校で採用している場合はすでに手元にある
  • 解答だけでなく「考え方」も解説されており、分かりやすい
  • 解答が別冊になっていて使いやすい
  • 基本問題の比率が高く、基礎固めにぴったり

デメリット

  • 学校で採用していない場合は入手方法が限られる
  • 『セミナー 化学基礎+化学』1冊では、難関大対策は難しい

『セミナー 化学基礎+化学』は学校で配布され、すでに手元にある人も多いでしょう。収録されている1,027問中、基礎学力確認のための問題が以下のように6割近くを占めています。

  • 「プロセス」「ドリル」が196問
  • 基本例題が59問
  • 基本問題が346問

化学を初めて勉強する人が基礎をマスターするには十分な問題量です。

ちなみに『セミナー 化学基礎+化学』は、以下のような構成になっています。

  • まとめ
  • プロセス
  • ドリル
  • 基本例題
  • 基本問題
  • 発展例題
  • 発展問題
  • 共通テスト対策問題
  • 総合問題
  • 総合演習

ただし、学校専売品のため学校で採用していない場合は手に入れるのが難しいです。

もしも『リードα 化学基礎+化学』『ニューグローバル 化学基礎+化学』『エクセル化学総合版:化学基礎+化学』など、他の出版社が出している参考書を持っていればそれでもOKです。『エクセル化学総合版:化学基礎+化学』は学校専売品ではないため入手しやすいでしょう。

また、標準的な問題が多いため、難関大対策には『重要問題集』などの他の参考書も併用しましょう。

『リードα 化学基礎+化学』『ニューグローバル 化学基礎+化学』『エクセル化学総合版:化学基礎+化学』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!

https://daigakujukensenryaku.com/ph-text-lead-alpha/

https://daigakujukensenryaku.com/ph-text-new-global/

https://daigakujukensenryaku.com/ph-text-excel-kiso/

『セミナー 化学基礎+化学』がオススメな人

『セミナー 化学基礎+化学』は以下のような人にオススメです。

  • 学校の授業に合わせて学習したい人
  • 定期テスト対策がしたい人
  • 問題を解きながら知識を定着させたい人
  • とにかくたくさん問題を解きたい人

『セミナー 化学基礎+化学』は学校の授業の復習がしたい人にオススメの参考書です。高校1,2年生の定期テスト対策としても使えます。

問題数が多いので、解きながら教科書の知識の定着を目指しましょう。

『セミナー 化学基礎+化学』の使い方

ここからは具体的な『セミナー 化学基礎+化学』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い問題集でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

Step1.
時間を計りながら問題を解く
Step2.
解説を丁寧に読む
Step3.
間違えた問題を解き直す
Step4.
資料集の該当範囲に目を通す
Step5.
間違えた問題に印をつける
Step6.
Step3.に戻り2周目として繰り返す

Step1.時間を計りながら問題を解く

時間を計りながら問題を解く癖をつけましょう。ダラダラ解いてしまうと、問題数が多いのでなかなか進めません。モチベーション低下の原因にもなりますので、制限時間を設けて解き進めるのがオススメです。

Step2.解説を丁寧に読む

1周目は全ての問題の解説を丁寧に読みましょう。正解している問題であっても、欄外にまとめられる出題されやすいポイントをチェックすることで、より理解を深められます。

Step3.間違えた問題を解き直す

解説を閉じ、間違えた問題を解き直しましょう。分かったつもりを防ぐことができ、暗記も進みます。

Step4.資料集の該当範囲に目を通す

問題を解いたら資料集にも目を通しておきましょう。化学では、細かい知識の暗記が重要になります。5〜10分程度で資料集の覚えきれていない内容を確認し、次に進むとよいです。

Step5.間違えた問題に印をつける

間違えた問題に印をつけておきましょう。2周目以降は間違えた問題だけ解けばOKです。

Step6.「Step3.」に戻り2周目として繰り返す

1周目で間違えた問題に取り組みましょう。2周目でも分からなかった問題は、先生に質問するなどして、確実に理解するようにしてください。

より細かい化学の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!

『セミナー 化学基礎+化学』を使う際のペース配分

『セミナー 化学基礎+化学』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで演習していきましょう。

まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、学校で授業を受け、定期テストの勉強をしっかりしていれば受験勉強で遅れることはありません。授業に合わせて『セミナー 化学基礎+化学』で復習しておきましょう。

化学が苦手で手をつけないまま高校3年生になってしまった人は、教科書の内容の理解から始めます。その後に『セミナー 化学基礎+化学』でしっかり知識を定着させましょう!

難関大を目指す場合は、高3の夏までに1周目を終えられているのがベストです。夏以降は、2周目と並行して『重要問題集』など入試レベルの問題集にもチャレンジしましょう。まだ授業で習っていない範囲も、『スタディサプリ』などで予習できるペースだと、さらに良いです。

『スタディサプリ』『重要問題集』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!

https://daigakujukensenryaku.com/ph-text-studysapuri/

https://daigakujukensenryaku.com/ph-text-juuyou-mondaishuu/

『セミナー 化学基礎+化学』を使う際の注意点

『セミナー 化学基礎+化学』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 途中で挫けないよう徐々にステップアップしよう
  • 解説を読んでも理解できない問題は飛ばして先に進もう
  • 「覚えてから解く」のではなく「解きながら覚える」意識で取り組もう

問題数が多いため、1周し終える前に挫けてしまうことがあります。そこで、解く問題数を限定し、少しずつレベルを上げていくのがオススメです。

具体的には、以下のように進めましょう。

  • 1周目:基本問題まで
  • 2周目:1周目で間違えた問題+発展問題
  • 3周目:2周目で間違えた問題+共通テスト対策問題+総合問題

もし、解説を読んでも理解できない問題があれば、飛ばして次に進んでください。2周目以降に理解できることもあります。

1周目は分からない問題ばかりかもしれませんが、それでもOKです。2周目以降で解けるように繰り返しましょう。

また、化学は覚えることが多いので、解きながら覚えることを意識しましょう。「覚えてから解こう!」と細かい部分にこだわっていると、なかなか次に進めません。

『セミナー 化学基礎+化学』には標準的な問題が多く収録されていますので、問題を解く中で知識を身につけていきましょう。

まとめ

最後にもう一度『セミナー 化学基礎+化学』がオススメな人を確認しましょう。

  • 学校の授業に合わせて学習したい人
  • 定期テスト対策がしたい人
  • 問題を解きながら知識を定着させたい人
  • とにかくたくさん問題を解きたい人

学校の授業の復習がしたい人や化学の問題演習を始めてやる人は、『セミナー 化学基礎+化学』を入試対策への足掛かりとして使いましょう!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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