『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』（以下、『マドンナ古文単語230』）は、基礎〜共通テストレベルの古文単語の実力を身につけたい方にオススメの参考書です。
各単語の語義説明が充実しているので、単なる丸暗記ではなく「なぜその日本語訳になるのか」までわかりやすく学べます。
『マドンナ古文単語230』を1冊やり切れば、古文の基礎〜共通テストレベルに必要な単語を覚えられるでしょう。
今回の記事では『マドンナ古文単語230』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します！
『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』はどんな参考書？
- 料金
- ￥990
- 収録単語数
- 230個
- ページ数
- 245ページ
- 習得にかかる時間
- 30日間
- レベル
- 基礎から共通テストレベル
『マドンナ古文単語230』は、古文単語帳の王道と言える1冊です。各単語の語義説明やイラストが充実しているので、視覚的にイメージしながら効率よく単語を暗記できます。
「古文が苦手」「共通テストの古文が全くわからない」という人は『マドンナ古文単語230』を使いましょう。
『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』のメリットとデメリット
メリット
- 単語一つひとつの解説が詳しいため意味を覚えやすい
- 頻出単語の230個に絞ってまとめてあるため効率よく得点アップにつなげられる
- 単語ごとに入試での問われ方の解説（「この意味が問われる」など）がある
- カラフルなデザインでイラストもあるため飽きない
- 切り離し可能な単語カードがついているため暗記しやすい
- 音声を無料でダウンロードできる
デメリット
- ほかの単語帳と比べると単語の収録数が少ない
- 「人と差がつく難関単語」より後の単語でも、よく出題される単語がある
『マドンナ古文単語230』は、デザインがカラフルでイラストによる解説もあるため、読んでいて飽きにくいです。頻出単語に絞ってまとめてあるので、余計な単語を覚える心配もありません。
単語ごとに入試での問われ方の解説が掲載されているので、実際の試験を意識しながら単語を学習できます。単語カードがついているので、暗記もしやすくて便利です。
しかし、ほかの単語帳と比べると単語の収録数が少ないので、「これだけで大丈夫かな」と不安になる方には向いていません。
「共通テストで8割以上とれる」「早慶上智クラスの難関大を志望している」という場合は、『古文単語FORMULA600』などがオススメです。
『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』がオススメな人
『マドンナ古文単語230』は以下のような人にオススメです。
- どの古文単語帳を使えばいいかわからない人
- 1冊で共通テストレベルまでを覚えたい人
- とりあえず王道の古文単語帳を使いたい人
- 読解問題でつっかえることが多い人
- 共通テストの古文単語にすぐ答えられるようになりたい人
- 古文が苦手なのでなるべく丁寧な解説がほしい人
- 共通テストの古文が全くわからないためまずは基礎から固めたい人
- 他の古文単語帳ではなかなか覚えられなかった人
- 赤シートを使いたい人
『マドンナ古文単語230』は、古文単語の基礎を固めたい人にオススメの参考書です。どの古文単語帳を使えばいいかわからなくても、『マドンナ古文230』を使用しておけば間違いないでしょう。
『マドンナ古文単語230』は語義解説やイラストによる解説が掲載されているため、丸暗記にならず効率よく勉強できます。「他の古文単語帳を使ってもなかなか覚えられなかった」「共通テストの古文がまったく分からない」という人でも使いやすいでしょう。
一般的な古文単語帳に収録されている単語数は平均300語であるため、『マドンナ古文単語230』の230語は少ないと感じるかもしれません。しかし、大学受験で頻出の単語を厳選しているため、入試に必要な内容に絞って勉強できる点が魅力です。
『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』の使い方
ここからは具体的な『マドンナ単語230』の使い方をチェックしていきましょう！どんなに良い単語帳でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『マドンナ古文230』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 赤字の意味だけを覚える
- Step2.
- なるべくたくさん繰り返す
Step1.赤字の意味だけを覚える
古文の単語帳には、1つの単語にたくさんの関連語が書かれています。特に古文単語は英単語とは違い、現代語と近い意味やニュアンスによって使い分けられている単語も多いです。
しかし、初めから細かい情報まで覚えると時間がかかります。そのため、まずは赤字の意味だけ覚えましょう。最終的には全部覚える必要がありますが、まずは重要性の高い意味を押さえればOKです。
赤字の意味が複数あるときは、全て最初から覚えましょう。
Step2.なるべくたくさん繰り返す
古文単語を覚える上で大切なのは、「なるべくたくさん繰り返す」ことです。繰り返し同じ単語に触れることで、重要な情報として効率よく脳に定着させられます。
「暗記が苦手でなかなか覚えられない」という人は特に繰り返しを意識しましょう。実際の暗記の流れを解説します。
1周目：赤字の意味を定着させる
- Step1
- 1ページずつ見出しの単語を見て、現代語訳を覚える
- Step2
- 1ページが完璧になったら赤シートを使ってテストする
- Step3
- 間違えた単語の現代語訳をもう一度覚える
- Step4
- 完璧になったと思ったらもう一度テストする
- Step5
- step3〜4を完璧になるまで繰り返す
- Step6
- 1ページ完璧になったらStep.1〜5を1セクション（30単語）が終わるまで繰り返す
1周目では、1ページずつ見出しの単語を見て現代語訳を覚えましょう。『マドンナ古文単語230』には各単語の解説が詳しく掲載されているため、必ず1回は解説を読んでください。
1ページが完璧になったら、赤シートを使ってテストしましょう。単語を見て現代語訳を思い出せるかチェックしておきます。
間違えたものはもう一度覚え直してテストしましょう。これを1ページ分、完璧になるまで繰り返します。
2～3周目：赤字を定着させる
- Step1
- 1周目で進めた単語の現代語訳を覚えているかテストする
- Step2
- 間違えた単語を完璧になるまで繰り返し見る
- Step3
- 完璧になったと思ったら、もう一度テストする
- Step4
- Step2〜3を完璧になるまで繰り返す
最初に、1周目で覚えた内容が定着しているかをテストしましょう。赤シートを使って1セクションまるまるテストを行い、赤字の現代語訳を思い出せるか確認します。このときに間違えた問題には×印をつけましょう。
『マドンナ古文単語230』には、各単語の詳しい解説が書かれています。その単語の語源や使い方が書かれているので、解説も読むと現代語訳を覚えやすいです。
繰り返しになりますが、最初の1〜3周目は何度も繰り返すことが大事です。このペースで3周すれば、だいたい1ヶ月で終わります。
また、古文では「単語→現代語訳」がわかれば十分です。古文の問題では現代語から古文単語に訳す力は求められないため、「現代語→古文単語」に直す練習は必要ありません。
4周目以降
今までは赤字で書かれたメインの現代語訳を覚えることに注力しましたが、4周目以降はメインでない関連要素にも目を向けましょう。
4周目以降は単語帳を見るだけで十分です。関連語の多くはメインの現代語訳から派生しているため、メインの現代語訳がわかれば、ほとんどの意味を推測できます。
繰り返しますが、大事なのはメインの現代語訳です。メインの現代語訳を覚えることで古文を読めるようになります。4周目以降の関連語を覚えるにしても、メインの現代語訳を覚えなければ始まりません。
より詳しい古文単語の覚え方については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
『マドンナ古文単語230 パワーアップ版』を使う際のペース配分
『マドンナ古文単語230』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分の状況に合うものを選んで適切なペースで暗記してください。
受験まで時間がある高校1年生は、先ほど解説した「赤字の意味だけを覚える→なるべくたくさん繰り返す」という流れでゆっくり覚えましょう。完全に覚えたと思っても、隙間時間などを利用してチェックしてください。
部活動で忙しくて時間が取れない人は、1〜2周目の勉強時間を毎日1時間に変更しましょう。1章を半分ずつ進めれば、約2ヶ月で完成させられます。部活動と両立しつつ、毎日コツコツと覚えていきましょう。
受験まで時間がない高校3年生は、「赤字の意味だけを覚える→なるべくたくさん繰り返す」という流れを2章分ずつ行ってください。約20日で完成します。しかし、このやり方は無理矢理な部分もあり、相当な覚悟が必要なので、受験まで本当に時間がない場合にのみ取り組みましょう。
『マドンナ古文230 パワーアップ版』を使う際の注意点
『マドンナ古文230』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 時間を多少オーバーしても一つひとつ丁寧に読む
- 間違えたら回数がわかるように「正」の字で印をつける
- 毎日コツコツ取り組む
『マドンナ古文230』は、時間をかけても良いのでじっくり読むことが大切です。特に単語のニュアンスやイラストが丁寧に書かれているため、1周目はそうした箇所にも注目して暗記のヒントにしましょう。
間違えたら「正」の字で回数を記載しておきます。この「正」の字を減らせるように回数を重ねて暗記しましょう。
また、古文単語の暗記は、毎日コツコツ繰り返すことが大切です。まとまった時間で取り組む必要はないため、隙間時間などを活用して少しずつ継続しましょう。
まとめ
最後にもう一度『マドンナ古文230』がオススメな人を確認しましょう。
- どの古文単語帳を使えばいいかわからない人
- 1冊で共通テストレベルまでを覚えたい人
- とりあえず王道の古文単語帳を使いたい人
- 読解問題でつっかえることが多い人
- 共通テストの古文単語にすぐ答えられるようになりたい人
- 古文が苦手なのでなるべく丁寧な解説がほしい人
- 共通テストの古文が全くわからないためまずは基礎から固めたい人
- 他の古文単語帳ではなかなか覚えられなかった人
- 赤シートを使いたい人
『マドンナ古文単語230』は、古文に苦手意識がある人や、他の古文単語帳を使っても覚えられなかった人にオススメの1冊です。『マドンナ古文単語230』を使えば、基礎〜共通テストレベルの古文単語は覚えられます。
今回解説した正しい使い方を参考にして、古文単語をマスターしていきましょう！
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