『発展30日完成漢文中級編』は、基礎・基本~標準レベルの漢文読解力を身につけたい人にオススメの参考書です。共通テストレベルの幅広い単語や知識も詰まっています。
『発展30日完成漢文中級編』を1冊やり切れば、どんな標準レベルの問題にも対応できる力がつくでしょう。
今回の記事では『発展30日完成漢文中級編』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『発展30日完成漢文中級編』はどんな参考書?
それではまず『発展30日完成漢文中級編』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥472
- ページ数
- 63ページ
- 習得にかかる時間
- 1ヶ月半
- レベル
- 共通テストの基礎・基本~標準レベル
『発展30日完成漢文中級編』は、基礎的な漢文の知識や読解力を身につけるのにふさわしい1冊です。漢文読解に必要な句法も復習できるため、共通テストレベルの漢文に不安がある人でも安心して取り組めます。
「漢文が苦手」「まずは共通テストレベルの漢文を解けるようになりたい」という人は『発展30日完成漢文中級編』を使いましょう。
『発展30日完成漢文中級編』のメリット・デメリット
メリット
- 漢文の基礎・基本~標準レベルの読解力が身につけられる
- 漢文読解に必要な句法の総復習ができる
- 1日1題でよいため気軽に取り組める
- 厳選された良問によって短時間で読解力が身につく
デメリット
- 最難関・難関大学を志望校にしている人には物足りない
- 最近出題された問題に触れることができない
『発展30日完成漢文中級編』に取り組むことで、基礎・基本〜標準レベルの漢文読解力を身につけることができます。
前半は漢文読解に必要な句法を学ぶことができ、後半は長文応用問題の演習まで可能です。
掲載されている長文問題は、実際に出題された共通テストや大学入試の過去問です。そのため1冊をマスターすれば、実践的な問題を通して漢文の総合力を身につけられるでしょう。
『発展30日完成漢文中級編』がオススメな人
『発展30日完成漢文中級編』は以下のような人にオススメです。
- まだ高1・2で受験まで時間がある人
- 漢文の基礎の基礎は学習済みの人
- 共通テストレベルの漢文が解けるようになりたい人
- 短時間で漢文を勉強したい人
- たくさんのジャンルの問題を解きたい人
『発展30日完成漢文中級編』は、基礎・基本から標準レベルの漢文を解けるようになりたい人にオススメの参考書です。まだ時間のある高1・2年生や夏休み前の高3生が取り組むとよいでしょう。
『発展30日完成漢文中級編』は、レベルごとで『発展30日完成漢文初級編』と『発展30日完成漢文上級編』にも分かれています。
『発展30日完成漢文初級編』は基本的な句法や基礎の問題が載っており、『発展30日完成漢文上級編』は国立大学や難関私立大学まで対応できるため、自分の進捗や志望校に合わせ徐々にレベルアップしましょう。
『発展30日完成漢文中級編』に取り組むには不安があり、受験まで時間がある高1・2年生は、『漢文ヤマのヤマ』や 『漢文ゴロゴ』で漢文の基礎知識を固めるのがオススメです。それぞれ以下の記事で解説しているので参考にしてください。
『発展30日完成漢文中級編』の使い方
ここからは具体的な『発展30日完成漢文中級編』の使い方をチェックしていきましょう!
どんなによい参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『発展30日完成漢文中級編』は以下のポイントを押さえて活用しましょう。
- Point1.
- 句法を勉強して完璧に覚える
- Point2.
- 書き下し文にスラスラ頭の中で直せるようにする
- Point3.
- 現代語訳は、大体の意味がつかめるようにする
- Point4.
- 登場人物が誰なのか見分けられるようにする
- Point5.
- 物語の背景を把握して文章を読めるようにする
Point1.句法を勉強して完璧に覚える
『発展30日完成漢文中級編』の前半では、漢文読解に必要な句法が学べます。句法は暗記量が少ないうえ、理解していれば漢文読解に役立ちます。まずは句法が完璧になるまで、くり返し演習しつつ暗記しましょう。
問題を解く際は20分計りながら行ってください。時間内に解き終わらなかったら印をつけ、時間をかけて残りの問題を解きましょう。
解き終わったら解説を読んで自分の間違いをチェックし、間違えた句法や単語は調べて暗記してください。
Point2.書き下し文にスラスラ頭の中で直せるようにする
句法と同じくらい、訓読文から書き下し文へスラスラ直せることが重要です。
しかし、「どこを漢字で書いて、どこをひらがなで書けばよいのか」は重要ではありません。本番の試験では基本的に「書き下し文として正しいものを選びなさい」という形で問題が出題されるため、返り点などに従って完璧に読める状態であればOKです。
Point3.現代語訳は、大体の意味がつかめるようにする
句法を暗記して返り点などを完璧に理解していれば、現代語訳は完璧にする必要はありません。書き下し文へスラスラ直し、漢字から文章を推測できる程度に学習を進めるのがオススメです。試験時間は限られているため、現代語訳だけに時間をかけすぎないようにしましょう。
Point4.登場人物が誰なのか見分けられるようにする
人ごとに〇や△などの印をつけて区別することで、漢文を読解しやすくなります。「誰のセリフなのか、誰の行動なのか」を正しく把握する練習をしましょう。
Point5.物語の背景を把握して文章を読めるようにする
漢文の問題には「リード文」や「注釈」がある場合がほとんどです。物語の背景を把握するために、必ずチェックしましょう。
また、故事成語のもととなった漢文や諸子百家などの思想をもとにした漢文もあるので、背景知識を知っておくと漢文を読みやすくなります。余裕のある人は漢文の背景を調べるのもいいかもしれません。
より細かい漢文読解の学習方法については、以下の記事で詳しく解説しています!
『発展30日完成漢文中級編』を使う際のペース配分
『発展30日完成漢文中級編』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。
まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、1日1題取り組み、1ヶ月半かけて学習しましょう。もし『発展30日完成漢文中級編』が難しく感じる場合は、『漢文ゴロゴ』や『漢文ヤマのヤマ』を活用して漢文の基礎固めをするのもオススメです。
部活動で忙しくて時間が取れない人は、無理に取り組む必要はありません。漢文読解に必要な基礎的な句法や語彙を優先して勉強しましょう。
受験まで時間がない高校3年生の場合は、できるだけ夏休み前に一通り終わらせる必要があります。しかし、どうしても時間がない場合は、11月や12月などの入試直前でもよいので『発展30日完成漢文中級編』に一通り目を通しましょう。
『発展30日完成漢文中級編』を使う際の注意点
『発展30日完成漢文中級編』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 毎回時間を計って解く
- 分からない句法や語句は必ず調べる
- 間違えた問題をくり返し解く
入試本番は限られた時間しかないため、時間を計りながら解きましょう。また、間違えた問題や分からない部分は放置せず、必ず覚えるのが重要です。
以上を守れば、漢文の基礎知識はおさえられるでしょう。
まとめ
最後にもう一度『発展30日完成漢文中級編』がオススメな人を確認しましょう。
- まだ高1,2で受験まで時間がある人
- 漢文の基礎の基礎は学習済みの人
- 共通テストレベルの漢文が解けるようになりたい人
- 短時間で漢文を勉強したい人
- たくさんのジャンルの問題を解きたい人
受験まで時間があり、共通テストレベルの問題が解けるようになりたい人は『発展30日完成漢文中級編』をマスターしましょう。
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