京都大学


京都大学 地理の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

この記事では、京都大学・地理の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

京都大学・地理の出題傾向

京都大学の地理は例年、大問5題構成で、記述・論述問題がメインとなっています。論述問題は大半が字数指定されており、30字以内、40字以内、50字以内での指定がよく見られます。決して多い文字数ではないため、冗長な書き方をしてしまうと要点を解答に盛り込むことができません。したがって、知識の確実なインプットは前提としたうえで重要なポイントを簡潔に表現する力を磨いておく必要があります。

京都大学・地理の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 記述・論述問題
  • 第2問 記述・論述問題
  • 第3問 記述・論述問題
  • 第4問 記述・論述問題
  • 第5問 記述・論述問題

各大問は3個~5個の小問からなり、地図やグラフの情報を的確に読み取って簡潔にまとめる必要があるためハイレベルな地理の実力が求められます。

京都大学・地理の時間配分の例

京都大学・地理の試験時間は日本史または世界史と合わせて150分です。試験が始まったら、いきなり解き始めるよりもまずは2科目全体の問題構成を確認し、比較的取り組みやすそうな問題から解いていく方針がよいでしょう。論述問題は構成を考えてから書き始める訓練が必要です。修正に余分な時間を取られることのないよう、焦らず構成を考えてから書くようにしましょう。こうした解答の段取りは入試本番でいきなり実践できるものではないため、模試や過去問を使って試験の要領をつかんでおきましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 論述問題(15分)
00:15 第2問 論述問題(15分)
00:30 第3問 論述問題(15分)
00:45 第4問 論述問題(15分)
01:00 第5問 論述問題(15分)

京都大学の地理にかける時間の目安は75分のため、大問1つあたり15分で解答することになります。なお、地理に比べて日本史や世界史は問題数が非常に多く、とりわけ世界史は第1問が300字以内の論述問題ですから、記述する内容の吟味だけでなく構成にもある程度の時間を要するでしょう。したがって、日本史や世界史の解答時間を確保するためにも地理は75分よりも短い時間で安定して解ききれるよう演習しておくことが望ましいです。

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京都大学の地理で必要な学力レベル

京都大学の地理はさまざまな範囲から難度の高い問題が出題されます。系統地理、地誌の両方の観点から問題を解いていきましょう。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、京都大学の地理に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

京都大学のレーダーチャートはこのようになります。

京都大学・地理のレーダーチャートはこのようになりました。ほぼすべての設問が論述式であるため、学習した内容を問題に応じて自分の言葉で説明できるぐらいに深く理解していないと京都大学入試では戦えません。

系統地理

系統地理はレベル5。天候、産業、経済など分野を問わず幅広く出題されます。丸暗記するだけではなく、なぜそうなったかを理解していくことを日頃から心がけましょう。

地誌

地誌はレベル5。地図帳などを交えながら教科書内容を確実に理解しておきましょう。

選択肢問題

選択肢問題はレベル3。京都大学の地理は基本的に論述対策だけで問題ありませんが、前提として共通テストレベルは満点が求められるため、京都大学の対策以前の問題として共通テストは余裕をもって解けるようにしておきましょう。

論述問題

論述問題はレベル3。長い文章を書くことは求められませんが、全体的にレベルが高いため基本事項を確実に理解して使いこなす必要があります。問題集や過去問の添削を通じ、自分の言葉で筋道立てて説明する訓練を十分に積んでおきましょう。

京都大学の地理が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、京都大学の地理で合格点をとるために取り組むべき勉強内容をご紹介します。これから地理の勉強を始める人は最初から順番に進めてください。あるいは基礎が仕上がっており、京都大学に特化していく場合は途中から読み進めてもOKです。

京都大学への第一歩!基本を確実にマスター

地理が苦手であれば、まずは苦手意識を払拭するべく教科書レベルの理解と復習を行う必要があります。

まずは「スタディサプリ」などを活用し、地理の全体像をつかみましょう。
本格的な勉強は高校2年生の後半から始めれば問題ありませんが、それまでにスキマ時間などで読んで地理に親しんでおきたいところです。

学校の授業進度も適宜確認するのがポイント。受験学年の夏休み前までには浅くでも構わないので一通り学習し終えた状態にすべきです。

なお、いきなり一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまい、体系的な理解にはつながりません。付属の問題は必ず解き、学校で配られているのであれば、穴埋め形式の問題集も解いておくようにしましょう。

次に進むポイント

  • 地理の「系統地理」「地誌」の内容を理解できた
  • 地理で起こる事象の関係性を理解できた(ここでは細かい単語まで覚えていなくても可)
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

京都大学入試に向け、知識の運用レベルを確かなものに

京都大学の入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、学習したことを試験の場で適切にアウトプットできることが大前提です。特に京都大学の地理はほぼすべての設問が論述のため、自分の言葉で地理的考察を説明できるレベルまで深く理解しておくことが重要です。ここからは入試問題を解くための「武器」として、典型問題を確実に解けるように取り組みましょう。

さらに演習量を増やすため、共通テストの過去問も活用しましょう。

  • 選択肢問題駿台短期攻略共通テスト地理B
  • 選択肢問題共通テスト過去問

次に進むポイント

  • 共通テストの過去問で満点を取ることができる
  • 論述問題ではポイントを押さえて簡潔にまとめることができる

京大合格をつかむ!仕上げの演習

ここまでの学習で標準的な問題の考え方は身についたので、さらに京都大学に特化した対策を進めましょう。これまでに取り組んできた典型問題は入試で戦うために不可欠ですが、自信をもって試験を迎えるにはまだ不十分です。地理の知識を使いこなして思考・論述する力をさらに高めるため、入試レベルの問題演習をこなしていきましょう。

基本的な参考書を終えたら、東大の過去問や形式の似た他大学の問題で仕上げていきます。個別試験の問題は大学によってまったく異なるため、実際に解いて解答のコツを掴みましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。過去問演習を通して、論述問題の演習を十分に行っていきましょう。学校や塾の先生に添削をお願いするのもおすすめです。

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