京都大学


京都大学 世界史の対策

東大と並び、最難関大学の1つとされる京都大学の世界史の試験は、知識の正確性と問題を解くスピードの両方が求められる試験です。論述と記述での出題があり、小問数が多くなっています。しかし教科書レベルの問題がほとんどのため、丁寧に対策して合格に必要な得点を狙いましょう。

この記事では、京都大学の世界史の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

京都大学・世界史の出題傾向

例年、京都大学の世界史では記述問題と論述問題が出題されています。問題の形式はオーソドックスなものになっており、内容も標準レベルのものがほとんどです。記述問題は多くの受験生が正解できるため、取りこぼしがないように注意しましょう。
地域的には大問1と2で東洋史が出題され、大問3と4で西洋史が出題される傾向にあります。時代的にはあまり偏りがないため全体を満遍なく勉強するようにしましょう。

京都大学世界史の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 論述問題
  • 第2問 記述問題
  • 第3問 論述問題
  • 第4問 記述問題

第1問・第3問:論述問題

問題の形式としては問いに対して300字以内で答えるというシンプルなものになっています。以前は指定語句のある問題も出題されていましたが、ここ数年、その形式では出題されていません。
内容としては変化や時代背景、因果関係などを説明させるものが中心になっています。1つの問題の中で複数の要素を答えなければならないものが多いため、問題文をしっかり読むようにしましょう。
大問1は東洋史が出題され、中国史とイスラーム史が特に多くなっています。大問3は西洋史が出題され、ヨーロッパやアメリカについて問われます。

第2・第4問:記述問題

第3問と第4問では空欄補充、短文論述、問いに対して語句を答える単答問題が出題されます。空欄補充と単答問題で問われる語句は教科書に載っているものがほとんどなので、教科書の太字は確実に覚えておきましょう。短文論述は語句の意味を説明させるものが多いため、用語集で対策することができます。
第2問は東洋中心、第4問は西洋中心になっています。

京都大学世界史の時間配分の例

京都大学の世界史の試験時間は90分で、大問は4つ。大問1と3はそれぞれ25分、大問2と4はそれぞれ20分で解いていくようにしましょう。小問は60問あり、すべて記述か論述のため、あまり時間の余裕はありません。記述問題はなるべくスピーディーに解いていく必要があります。
論述問題はいきなり答案を書き始めるのではなく、最初の5分程度は問題文を読み込み、答案構成を考えるのに使いましょう。書く量が多いと字が雑になりがちですが、採点者に読めない字があると減点されてしまいます。採点者が読めるような字で書くように心がけましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 論述問題(25)
00:25 第2問 記述問題(20)
00:45 第3問 論述問題(25)
01:10 第4問 記述問題(20)

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京都大学世界史で必要な学力レベル

通史理解

通史理解はレベル5。歴史の流れや変化、因果関係などを説明させる問題が出題されるため、教科書を繰り返し読むことで通史を頭に入れておきましょう。東洋と西洋でわけて出題されるため、それぞれの地域の歴史をまとめて覚えておくと分かりやすくなります。

単語暗記

単語暗記はレベル5。空欄補充と単答問題で語句を答えるほか、短文論述でも語句の意味を説明するため、教科書レベルの語句は確実に抑えておきましょう。
単語を暗記する際には一問一答や用語集も役に立ちます。

短文論述

短文論述はレベル3。基本的に字数の指定はなく、語句の説明をする問題が中心です。用語集で語句の意味を覚えたら、参考書等を活用して短文論述を書く練習をしましょう。

論述

論述はレベル5。問われる内容自体は教科書に載っているものがほとんどですが、答えなければならない要素が複数あり、字数も多いため一筋縄ではいきません。問題文をしっかり読んで答案構成を考えることで、問われている内容を外すことなく、まとまった答案を作ることができます。

短文論述と同様に参考書等で論述を書く練習をしましょう。

京都大学世界史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、京大の世界史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから京大に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

世界史の基礎の基礎から学ぶステップ

世界史に苦手意識がある人は、まず世界史という科目の全体像をつかみましょう。簡単な参考書を何周か読むことで歴史の流れを頭に入れることができます。世界史の全体像がわかると苦手意識も少しは薄まるはずです。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 世界史に苦手意識がある
  • 学校の授業についていくことができず、テストも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、中学と高校で学ぶ世界史の大まかな内容を簡潔にまとめたものです。短時間で読むことができるので、授業の予習復習もかねて何周か読んでおきましょう。本格的な受験勉強が始まる前に歴史の流れを確実に頭に入れておきます。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、世界史の基本レベルの知識を確認していきます。この段階で教科書に載っている重要な語句の意味を一通り理解しておきましょう。講義の映像を見たあとはセットになっている確認問題も解きます。
また、始めから一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまいます。歴史の流れの復習も兼ねて、単語を覚える際には穴埋め形式の問題集を使うようにしましょう。

次に進むポイント

  • 世界史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 細かい単語は覚えていなくても、世界史の歴史の流れ全体や出来事はすべて把握できた
  • 映像授業の内容を理解し、確認問題も解けた

問題演習で力をつけよう

京大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、通史や単語を暗記しているだけでは不十分です。ここからは実践問題を解くことで解法を身に着けていきましょう。特に論述問題は、いきなり解けるようにはならないので練習を重ねることが大切です。

高3の夏前にはこの段階に進んでいるようにしましょう。

センター試験の過去問も知識の定着度を確認するのに役立ちます。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • 共通テストレベルの問題が解ける
  • 教科書レベルの知識は完璧になった

京大入試で合格点を取るための総仕上げ

実践練習で問題の解き方は身についたはずなので、いよいよ京大入試本番に備えて総仕上げをしていきます。ここからは入試問題を解くことを通じて実際の問題の難易度や形式を確認していきましょう。

基本的な参考書をやり終えたら、京大の過去問や京大形式に似た問題で仕上げていきます。

過去問を解くときには必ず時間を計るようにしましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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