英語勉強法


センター英語第1問・発音アクセントは直前でOK?!コツ&勉強法を解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

センター英語・第1問は「発音・アクセント」。「全部同じに見える……」「どう見分ければいいの?」なんて人がほとんどではないでしょうか。そもそも発音・アクセントの勉強はすべきなのか?点を取るコツは?そんな疑問に答えていきます。

英単語の覚え方はこちらをチェック!

マルオ困った顔
シイゼエボオイ、エンゼアガアル……フェーア、フェーアー……
赤神困る顔
……マルオくん、英語の勉強じゃないのか?
マルオ困った顔
あ、赤神先生!英語の勉強ですよ!スピンスピン……
赤神困る顔
(なにをどう聞いてもセンター国語なんだが……)なんの勉強だ?
マルオ笑った顔
そりゃあもちろん、発音の練習ですよ!
赤神困る顔
……発音?センター試験か。
マルオ困った顔
ですです。でもいっこうに問題が解けなくて……
赤神普通の顔
いいか、センター試験の発音・アクセント問題はむやみに勉強するものじゃないぞ!ちょっと話をしよう。

センター英語大問1は発音・アクセント!問題形式を確認しよう

赤神普通の顔
まず、センター英語の第1問「発音・アクセント」問題についてきちんとみておこう。

第1問:発音アクセント対策は「やりすぎ厳禁」!?

センター英語ではじめに解く問題、第1問の「発音・アクセント」。構成は以下のようになっています。

  • 問題構成
  • 発音問題(3問)+アクセント問題(4問)
  • 配点
  • 各2点(計14点)
マルオ驚いた顔
意外と少ない!!!
赤神困る顔
そうなんだ。ここが意外と盲点になる。

センター試験英語の配点は全部で200点。第1問はそのうちたった14点です。しかも細かい発音などもよく聞かれるので、「あんなに勉強したのに出なかった……」「発音・アクセントの勉強に時間をかけすぎた……」なんてことにもなりかねません。

赤神怒った顔
きちんと配点を確認しておかないと痛い目を見る!

そのため、対策は「直前期」に「覚える内容を絞って」進める必要があります。

赤神決め顔
このことについては、戦略04に説明を譲ることにしよう!「いますぐ発音アクセントの勉強をしたい!」という人はこっちをよんでくれ。

センター発音アクセントの出題形式を確認!

赤神普通の顔
いろいろ話す前に、きちんと出題形式を確認しておこう!

第1問A 発音問題

4つの単語の中から、下線部の発音が異なるものを選ぶもの。たとえばこのような問題です。

センター試験発音問題

マルオ驚いた顔
うわあ、これ全部の発音がわからないと解けないや……

第1問B アクセント問題

アクセント問題は、第一アクセント(=最も強く発音される部分)の位置が他の3つと異なるものを選ぶものです。以下のような問題がその例です。

センター試験2018年度英語本試験「第一アクセントが他の3つと異なるものを選びなさい」

赤神普通の顔
細かいうえにとっつきにくい問題が多い。知らないと解けないな。

センター英語第1問は「発音・アクセント」!14点しかないから勉強は計画的に!

他の設問はこんな感じだ!みておいてくれ!

発音・アクセント問題の解き方にはコツがある?

マルオ笑った顔
むずかしいことはいいんで、なんかコツとかないんですか、ほらこう、魔法みたいにパッとできるようになる考え方とか……
赤神困る顔
魔法はないが……でも、解き方のコツや見分けるポイント、覚えるポイントは限られているんだ。
マルオ喜んだ顔
ほらーそういうのを知りたかったんですよ!早く!

発音もアクセントも、一番のコツは「頻出単語を覚える」こと!

実は、センター試験で出題される「発音・アクセント」問題の単語には、必ず「頻出問題」があります。毎年同じような単語が出題される……なんてことも起こっているのです。

そのため、やみくもに単語帳で発音を確認するより、発音・アクセントの頻出単語だけを勉強するほうが、圧倒的に効率がいいのです。

赤神決め顔
これをセンター1週間前にやるだけで点数は大きく変わる!

そのため、これからある程度ルールなどを紹介しますが、手っ取り早いのは「頻出単語の発音・アクセントを覚える」ことだと頭に入れておいてください。

志望校に合格するために何から始めればいいかわからない!そんな人はチェック!

センター英語第1問A「発音」で満点を取るコツ!

はじめに、「発音」問題で満点を取るコツについてお伝えしていきますね。

コツ1:発音のルールを押さえよう!

マルオ困った顔
えー、なんかもっとかっこいいコツがあるのかと……
赤神困る顔
いや、残念ながら発音問題に関しては「裏技」はないんだ。発音の基本的なルールにのっとりながら、例外を別で覚えていくイメージだ。

ところで、「発音のルール」ってなんでしょうか?

マルオ困った顔
a, i, u, e, oがあ、い、う、え、おってこと?

じつは、これもあっているようで微妙に違うんです。

赤神普通の顔
まるおくんは、「母音」と「子音」は聞いたことあるかな。
マルオ怒った顔
バカにしないでください!あいうえおが母音ですよ!

まあ、ほぼマルオくんのいう通りです。

母音
a(ア), e(エ), i(イ), o(オ), u(ア)
子音
それ以外(s, t, pなど)
マルオ困った顔
まちがってますよ!uはウですよ!

と、思う人も多いと思います。でも実はこれが正しいんです。

赤神普通の顔
ちょっと難しいが、発音記号の話も出てくる。「??」と思う人はあまり気にしなくてOK!

そもそもアルファベットには、みなさんがよくご存知、エー、ビー、シーなどの「名前」と、実際に発音するときに使うア、ブ、クなどの「発音」があるんです。

たとえば’apple’と発音するとき、「えーぴーぴーえるいー」とは発音しませんよね。これらの「エー、ピー」などはいわばアルファベットの「名前」なんです。

マルオ喜んだ顔
なるほど!

いっぽう、発音するときの「アップル」の「ア.プ,ル」などは、アルファベットの「発音・読み方」です。

*これはよく「フォニックス」と言われます。

赤神決め顔
この2種類がある!ということをまずは覚えておこう。このサイトで、ものすごくわかりやすく解説されているぞ!

あいうえおフォニックス

さて、母音のaとuは、発音が微妙に違います。

‘a’は明るめの「ア」
発音記号は「æ」!口角を上げて発音。
‘u’は暗めの「ア」
発音記号は「ʌ」!舌をあげないように。
赤神決め顔
細かい発音を知る必要はない!「aとuで発音が似ているけど、違う!」ということが分かってればOKだ!

ほかにもさまざまなルールがあるので、「NextStage」や文法書などで確認してみましょう。

ルールが分かったら「例外」をマスター!

実は、ルールが分かっただけでは点数UPにはつながりません。

マルオ驚いた顔
えええ!せっかく覚えたのに!

ルールを知って、その中で「例外」を覚えていくのです。

このときに使うのが、「NextStage」「Vintage」などの文法教材。後半に必ず「発音・アクセント」のコーナーがあるので、そこで頻出の例外単語をきちんと見直していくようにしましょう。

赤神決め顔
このサイトでも戦略03「発音・アクセント問題の頻出単語をチェック!」で頻出単語を確認していくぞ!

センター英語第1問A「発音」で満点を取るコツ!

マルオ笑った顔
発音はいい感じです!次はアクセントですね!
赤神決め顔
ああ。実は発音よりアクセントの方が、ルールが明確で比較的点数が取りやすいんだ。

コツ1:アクセントのルール①「音節」を押さえよう!

そもそも、センター試験で問われるのは「第1アクセント」。つまり、一番強く読む「母音」です。

マルオ困った顔
いや、そもそも、一番強いところがわかっても、それが「何番めなのか」数えられないんですよ。

もう一度問題を見ておきましょう。

センター試験2018年度英語本試験「第一アクセントが他の3つと異なるものを選びなさい」

このように、問題中では「第1アクセントの位置」を聞かれます。この「位置」を正確に数えられないといけないわけです。

そのために必要なのが「音節」(シラブル)という考え方。

マルオ笑った顔
調ぶる?

「syllable」です。これは、単語をさらに細かく区切り、母音+子音で発音できる最小単位に分けたものをいいます。

赤神普通の顔
とはいえイメージしにくいだろう。さっきの問題を例にあげよう。

たとえば、’advance’は’ad-vance’と分けることができ、その次の’danger’は’dan-ger’と分けることができます。

必ず母音が1つ含まれるように分けることがポイントです。

赤神決め顔
センターレベルではこの音節分けが正確である必要はない!ポイントは母音ごとに区切っていくことだ!

もちろん、たとえば’appear’は’ap-pear’のように、’ea’, ‘oo’などひとかたまりで1音となる母音はありますが、それは1音節になります(たいてい連続しているのでわかりやすいです)。

それ以外は、基本的に母音の数で判断するのがポイントです。

コツ2:アクセントのルール②「名前動後」「tion,sion」などを覚えよう!

さて、この「音節」さえわかるようになれば、あとは一番強く読むところを思い出しつつ答えていくだけです。

ただ、どうしても迷ったときは以下のルールを使いましょう。

「名前動後」
「名詞のアクセントは前の方、動詞のアクセントは後ろの方にくることが多い!」という法則。例えば、動詞「present」なら「ぷりずぇん」、名詞「present」なら「ぷりずぇん」といったふうになります。例外も多いですが、名詞と動詞が同じ形であれば当てはまることが多いです。
-ee, –ooなど:そのつづりの音節がアクセント
例:em-ploy-ee, bam-boo
-ology, -onomy, -entalなど:そのつづりのはじめの音節がアクセント
例:psych-ol-ogy, ec-on-omy, ori-en-tal
-tion,-sion,-ity,-cialなど:そのつづりの直前の音節がアクセント
例:sta-tion, de-ci-sion, so-ci-ety
-ism, -ize, -sisなど:そのつづりの2つ前の音節がアクセント
例:crit-i-cism, rec-og-nize, a-nal-y-sis
赤神決め顔
ただ、もちろん例外も多い!無理して覚える必要はないが、覚えていると迷ったときに使えるぞ!余裕がない人はこれよりも「頻出単語」を覚えよう!
頻出単語を覚えるのが最優先!
「発音」のルールは「アルファベットの名前と発音」を区別するところから!
「アクセント」のルールは細かいものもある!

発音・アクセント問題の頻出単語をチェック!

赤神決め顔
ここでは一部だけ、発音アクセント問題の超頻出単語を紹介しておくぞ!

さらに細かくたくさん覚えたい人は、NextStageなどを活用しましょうね!

赤神決め顔
特によく出るのは、カタカナの外来語として日常的に使う言葉!カタカナ読みと異なるアクセントなどは、間違いやすいぞ!

「発音」問題の頻出単語ベスト3!

赤神決め顔
ここでは「よく出る音節」としてピックアップするぞ。

1. -oo-

この音節は、「ウー(u:)」「ウ(u)」「ア(ʌ)」といくつも読みがあります。それぞれをきちんと確認しておきましょう。

ウー(u:)
例:mood, tool, food
ウ(u)
例:wool, wood, foot
ア(ʌ)
例:blood, flood
赤神困る顔
センター試験では2015年に出題されている!とくに’wool’は間違いやすいな。

2. -ou-

ouもよく出る発音です。

ア(ʌ)
例:southern, cousin
ウア(ɔː)
例:pour, tour
ウー(u:)
例:soup, group
アウ(au)
例:loud, proud

3. -ed

動詞の過去形「ed」が聞かれることも。2018年には実際に出題されました。

ド(d)
例:poured, lived, engaged
ッド(id)
発音がd,tで終わる動詞が多い。例:created, started
ト(t)
発音がp,h,f,shなどで終わる動詞が多い。例:helped, laughed

これらは比較的ルールがあるので、何と無く分かりやすいかと思います。

「アクセント」問題の頻出単語ベスト10!

こちらはセンター試験過去問などから、頻出モノを勝手にチョイスしました。

赤神決め顔
太字がアクセントだ!
  • advance (2018)
  • introduce (2018)
  • image
  • success (2015, 2013)
  • supreme (2011)
  • admire (2015)
  • appropriate (2015)
  • event
  • comfortable
  • advice

もちろんこのほかにもたくさんあります。必ず「NextStage」などで確認しましょう!

センター英語・発音アクセントの対策法!直前だけでOK?

赤神決め顔
最後に、発音・アクセント問題の勉強法だけ伝えておこう!とはいっても、言いたいことはほとんど言ってしまったんだが……
マルオ喜んだ顔
直前に勉強する!ということですよね。
赤神決め顔
そうだな!

発音・アクセントは「勉強しすぎない」!直前に頻出語を押さえる!

なんどもお伝えしている通り、センター試験の「発音・アクセント」問題は、短期間で満点が狙える設問。出題される範囲が限られているので、頻出単語に限って直前期に対策するのがベストです。

赤神困る顔
それより前に対策していてもいいんだが、忘れてしまうし、何よりセンター試験でしか出題されない問題に時間をかけすぎると他の勉強の時間が減ってしまう。

単語帳などで発音を確認しよう!と思っても、単語の意味を覚えるので精一杯……ということがほとんどなはず。ぶっちゃけ発音・アクセント問題で登場する単語の意味はわからなくてもOKですし、単語の勉強とは切り分けて考えるのがよいでしょう。

赤神普通の顔
ちなみにセンター英語の他の大問や、時間配分などはこちらの記事からみるといいぞ。

センター1週間前!いよいよ発音・アクセントを勉強する!具体的なやり方

マルオ困った顔
センター1週間前は、どういう風に過ごせばいいんですか?

ここでは、「NextStage」を題材に進めていきましょう!

「NextStage」では、Part6に「アクセント・発音」のコーナーがあります。

赤神決め顔
この章を1週間、1日1時間で仕上げていくことにしよう!
1日目
「アクセント」をCDを聴きながら発音する(1周目)。問題が出てきたら解く。
2日目
「発音」をCDを聴きながら発音する(1周目)。問題が出てきたら解く。
3日目
「アクセント」をCDを聴きながら発音する(2周目)。問題が出てきたら解く。
4日目
「発音」をCDを聴きながら発音する(2周目)。問題が出てきたら解く。
5日目
「アクセント」をCDを聴きながら発音する(3周目)。問題が出てきたら、1度でも間違えたものだけ解く。
6日目
「発音」をCDを聴きながら発音する(3周目)。問題が出てきたら、1度でも間違えたものだけ解く。
7日目
「アクセント」「発音」の「Check!」問題のうち、1度でも間違ったものを解き、時間の許す限り他の発音も確認する。
赤神喜んだ顔
ポイントは、「何度も繰り返すこと」と「実際に発音すること」だ!

単語を覚えるときなどと同様に、なんども繰り返して問題を解き、CDを聞くことが非常に重要です。なんどもやることで記憶が定着します。

また、CDに合わせて正しい発音を習得することで、「発音記号を読む」などの大変な作業を省くことができます。

なんども繰り返す!
実際にCDに合わせて発音する!

まとめ

マルオやる気に満ちた顔
もう発音・アクセントは完璧ですね!直前にやればいいから、今日は寝よう!
赤神怒った顔
何を言っているんだ、他の勉強をするための時間だろう……
マルオ笑った顔
じょ、冗談ですよ〜〜

センター英語の発音・アクセント問題、ポイントをおさらい!

頻出問題を押さえよ!
出題される単語は限られている!頻出単語に絞って覚える!
時間をかけすぎるな!
1問2点だけ。本番も事前の勉強も、他の分野に時間を多めに割くべし!
「直前期に」「なんども繰り返す」「CDに合わせて発音」
この3つを守れば、発音アクセント問題でも満点が狙える!「NextStage」「Vintage」などで対策しよう!

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