- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。
「共通テスト対策としてセンターの過去問やるのって意味ある?」
「共通テストの数学ってセンターとどこが変わったんだろう?」
「センターの過去問だけやっておけば、共通テストってできるのかな?」
こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
こちらの記事では、共通テストの数学と、従来のセンターの数学との違いを丁寧に解説していますので、これを見れば違いが全て分かります。
共通テスト数学とセンター数学【大問構成】の違いは??
まず大問構成は共通テストの数学とセンターの数学で変更はありません。
数学「1A」「2B」ともに大問4問構成で、そのうち前半2問が解答必須の問題。後半の大問2つ分は大問3問のなかから2つを選ぶ形式になっています。
数学1Aでは、数学1の範囲が必答部分に、数学Aの範囲が選択部分に該当します。同様に数学2Bでは、数学2の範囲が必答部分に、数学Bの範囲が選択部分に該当します。
共通テスト数学とセンター数学【配点】の違いは?大問ごとの配点が変わる可能性あり!
共通テストの数学は1A、2Bともに100点満点という点ではセンター数学と変わりません。
また大問ごとの配点もセンター試験のときと同様で「数学1からの出題が60点分、数学Aからは40点分」「数学2からの出題が60点分、数学Bからの出題が40点分」という点に変わりはありません。
ただし、共通テストの試行調査の段階では大問1と2の配点に多少違いがあったときもあるので、大問ごとの配点ずれが多少出てくる可能性はあります。
細かい大問ごとの特徴はこちらの記事をチェック!
共通テスト数学とセンター数学【試験時間】の違いは??1Aが70分に!
数学1Aは10分試験時間が伸び、70分での試験となりました。数学2Bはセンター試験と同様60分の試験です。
共通テスト数学とセンター数学【解答形式】の違いは??記述は見送りに!
当初、計画されていた記述式解答の導入は見送られました。
ですから、共通テストでもセンターと同様のマーク形式で解答をしていくことになります。
共通テスト数学とセンター数学の【出題形式】の違い
最も大きく変わったのはそれぞれの問題の出題の仕方です。
「日常的な物事を数学的に考える問題」や「2人の生徒の会話形式から考え方を読み取る問題」などが多く取り入れられています。
例えば、以下のような問題です。
共通テスト2022数学1Aから引用
センター試験では、こういった出題のされ方はしていませんでした。出題形式がセンター試験と共通テストで最も大きく変わった点です。
問題それ自体はセンターのときと比較して難しくなっているわけではありませんが、問題文や会話文から数学的な問題を取り出してくる必要がある分、時間はかなりかかるようになったと言えます。
読解が苦手な受験生にとっては、出題形式が変わったことでセンターの時と比べると難易度が上がったと感じる場合も多いでしょう。
センター試験の練習が共通テスト対策として有効か?
「共通テストの対策としてセンター試験の過去問を使うのは効果的ですか?」という質問にも答えていきます。
数学に関しては、出題形式がかなり変わったので、センター試験の数学の過去問を使うよりは各予備校・各出版社が出している予想問題で対策をする方がより効果的です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
この記事のまとめです。
共通テストとセンターの数学を比較すると、次のようにまとめられます。
- 大問構成、配点はほぼ変化なし
- 数学1Aのみ試験時間が10分増えて70分に
- 出題形式が大きく変わった
- センター過去問よりも予想問題の方がおすすめ
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば数学の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
■ 参考書マップとは? ■
STRUXの「参考書マップ」は、受験までにやるべき勉強を「順番通りに」すべて洗い出したもの。「いつまでに」「どの順番で」勉強をすればいいかがひと目で分かるので、あとはこの通りに勉強するだけ!という状態になります。
- 「どの順番で」参考書に取り組めばいいかひと目でわかる!
- 「なぜこの参考書がおすすめなのか?」「かわりに使える参考書」もすべて紹介
STRUX参考書マップ公式LINEに登録することで、いつでも無料で見ることができます!
LINEに登録して参考書マップを見る共通テスト数学全体の対策を理解したい場合はこちらからご覧ください!