「そろそろ共通テスト対策をしたいんだけど、何からやればいい?」
「共通テスト模試や予想問題の数学の点数がヤバすぎる」
- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。
「共通テスト模試で試験時間内に解けたことがないけど、どうしたらいいんだろう?」
といった悩みをお持ちではないでしょうか?
こちらの記事では共通テスト数学の対策を余すところなく、ゼロから100まで全てお伝えします!
何からやればいいか、全て分かるので、書かれている通りに勉強すれば、必ず得点アップします!
ぜひ参考にしてください。
共通テスト数学の全体像を知ろう!設問構成は?配点は?
共通テストの数学はセンター試験と大問構成と配点は変わりません。
「1A」「2B」どちらもマーク形式で、大問4問構成、後半2問は大問3つの中から2問選ぶ形式になっています。制限時間は1Aが70分、2Bが60分です。
配点は必答の大問1と2で60点、後半の選択問題は大問1つあたり20点が割り振られています。
共通テスト数学の問題構成・配点や出題の特徴などのより詳しいことは以下の記事を参考にしてください!
3ステップで共通テスト数学の対策を徹底解説!
共通テストの対策は基本的に次の3ステップで進めていきます。時間がない場合は2つ目を飛ばして2段階で進めます。
- 1.基本レベルの学習
- 2.問題集で共通テスト対策(時間がない場合は飛ばす)
- 3.過去問・予想問題演習
以下詳しく解説します。
ステップ1.まずは【基本レベルの学習】をおろそかにしないこと!
共通テスト模試やセンター過去問などを解いてみて、50点を超えられないなら基本レベルの学習が足りていません。
基本レベルの学習不足は大きく分けると2パターンあります。
- 全単元の学習不足
- 苦手な単元がハッキリしている
全単元の学習不足の場合
どこの単元ができないというわけでもなく、全体的にできないという時には、全ての単元で公式や定石(典型的な問題の解き方)が理解できていない、または暗記できていない可能性が高いです。
この場合には、改めて全体を学習するのが最も効率的です。
映像授業や講義系参考書を用いて、公式や定石を理解していき、網羅型の問題集を用いて、理解したものを覚えるために問題を解く必要があります。
これらの詳しい学習の手順は以下の動画で解説しているので、参考にしてみてください!
苦手な単元がハッキリしている場合
次に苦手な単元がハッキリしている場合です。「ベクトルが苦手」とか「整数が苦手」といった場合に関しては、2つの選択肢があります。
- 数A数Bのある1単元が苦手な場合は選択しない
- 苦手な単元をイチから学習しなおす
数A数Bの各単元に関しては選択問題になっているので、そもそも選択しないという方法も取ることができます。
ただし、大学に入っても数学を使う可能性のある文系の受験生や、全ての理系の受験生には基本的にはおすすめしません。個別試験で出題される可能性もありますし、大学に入学後に必要になる可能性も高いからです。
また全ての単元ができるようになっておいた方が、得点しやすいものを選ぶという余裕が生まれるので、よほど時間に余裕がない限りは全て勉強しておくのがおすすめです。
数Bに関して言えば、「確率分布と統計的な推測」を勉強していない場合はこの選択肢を取ることはできません。
苦手な単元をイチから学習し直す場合には、映像授業や講義系参考書を用いて、公式や定石を理解していき、網羅型の問題集を用いて、理解したものを覚えるために問題を解く必要があります。
単元ごとに苦手をつぶしていくといいでしょう。
ステップ2.共通テストの問題集で学習しよう!問題集の使い方は?
基本的な学習を一通り終えて、時間的に余裕のある場合には、共通テスト対策がメインになっている単元ごとに問題が並んでいる問題集に取り組みましょう。
予想問題や、模試形式はステップ3で出てくるので、ここではテスト形式にはなっていない問題集の話をします。
例えば、以下のような物があります。
問題集での学習を通して、出題形式に慣れることが重要です。
問題集を解いていて、解説が全然理解できないようなら、やはり基本レベルの学習が足りていません。基本を勉強し終えてから、問題集に取り組みなおしましょう。
共通テスト用の問題集は以下のように使いましょう。
- ステップ1
- 問題を解く
- ステップ2
- 正解しているものも含めて解説を全て読む
- ステップ3
- 解説を閉じて間違えた問題を自分の手で再現する
- ステップ4
- 間違えた問題に印を付ける
- ステップ5
- ひと通り学習し終わったら、間違えたものの2周目に取り組む
解説は全て読み、間違えたものは何も見ずに自分の手で解けるか確認しましょう。この際に、かならず自分の手を動かして、頭の中だけで終わらせないことが重要です。
手を動かさないと計算ミスは減らないので、気をつけましょう。
間違えた問題に印を付けて2周目はその間違えたものだけを繰り返しましょう。
ちなみに問題集を解く時間がない場合には、基本の学習が終わったらすぐにでも過去問・予想問題演習に移るべきです。
過去問・予想問題演習で問題に慣れるべし!時間配分に慣れるべし!ステップ3
基本の学習が終われば、共通テスト数学のレベルの問題なら、すぐにでも過去問や予想問題(テスト形式)の学習を始めることができます。時間がない場合には、共通テスト対策用の問題集を飛ばして、予想問題に移りましょう。
時期的には12月の頭からは、共通テスト形式の学習をメインにしていくべきです。
予想問題や過去問などを使って10回分ほどはテスト形式で演習をした方がいいですから、他の科目の対策も考えると12月には始めないと間に合いません。
偏差値の高い大学を目指す受験生ほど、センター試験を甘く見て失敗するというのがよくありますから、これまでの模試の偏差値が良かったとしても共通テスト対策はしっかりしておくべきです。
予想問題集としては例えば、次のようなものがあります。
使い方は以下の通りです。
- ステップ1
- 時間を計って解く(解答用紙を準備できるならそれを用いる)
- ステップ2
- 時間オーバーで解けるところが増えるなら色を変えて解く
- ステップ3
- 選択問題も別途時間を作って解く
- ステップ4
- 正解した問題も含めて解説を全部読む
- ステップ5
- 解説を閉じて間違えた問題の解答を自分の手で再現する
- ステップ6
- 間違えた問題にバツ印を付ける
- ステップ7
- 間違えた問題の類題を解く
- ステップ8
- 時間を置いて、バツ印の問題を解きなおす
- ステップ9
- 点数の推移が分かるように記録する
共通テストに関しては、マーク形式の出題になっています。
マーク形式の練習では次のようなことも合わせて意識しなければなりません。
- マークミスをしないようにする
- 自己採点のために問題にも答えを書いておく
- マークも制限時間内にする
このようなことを意識せずに練習をしていると、本番に焦って失敗してしまいます。受験票が届いてからは受験番号も毎回書くようにしておくと、その部分での失敗もせずに済みます。
また共通テストの数学はかなり特殊な出題形式をしています。この出題形式に慣れるためには、予想問題をできるだけ多くこなすしかありません。
予想問題集はこちらで解説しています!
まとめ
この記事のまとめです。
- 共通テスト数学の特徴はしっかり把握しよう!
- 基本レベルの学習は全員必要
- 共通テスト対策用問題集は必須ではない
- 予想問題で出題形式・時間配分に慣れよう!
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