『得点奪取現代文』は、現代文における応用レベルの読解力を身につけたい人にオススメの参考書です。記述式の入試問題に特化した参考書であり、難関国公立大学レベルの問題に対応できます。
『得点奪取現代文』を1冊やり切れば、難関校の現代文にも対応できる力が身につくでしょう。
今回の記事では『得点奪取現代文』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『得点奪取現代文』はどんな参考書?
それではまず『得点奪取現代文』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,257
- 収録問題数
- 25問
- ページ数
- 197ページ
- 習得にかかる時間
- 50日
- レベル
- 地方国公立大学~難関国公立大学レベルの現代文に挑戦する人
『得点奪取現代文』は、記述式現代文の対策にふさわしい1冊です。記述問題に特化しているため、国公立入試の現代文対策をしっかり行えます。
「難関国公立大学を志望している」「記述式の問題演習を多く行いたい」という人は『得点奪取現代文』を使いましょう。
『得点奪取現代文』のメリット・デメリット
メリット
- 難関国公立大学レベルの現代文対策ができる
- 問題数が豊富でさまざまなタイプの問題を演習できる
- 採点基準が掲載されているため自己採点できる
- 解説が充実している
デメリット
- 読解の基礎は他の参考書で補完する必要がある
- 現代文のキーワードもこれ1冊では網羅できない
『得点奪取現代文』は、現代文の基礎を押さえている人がさらにステップアップするために活用できる参考書です。解説も丁寧なため、自己採点や自学自習しやすい点も魅力です。
バリエーション豊富な問題が全25問収録されているため、十分な量の問題演習ができるでしょう。復習に十分な時間をとるためにも、毎日一定のペースで問題を解くことをオススメします。
ただし、『得点奪取現代文』一冊でキーワードや文法といった基礎をすべてカバーすることが難しい点には注意しましょう。
『得点奪取現代文』がオススメな人
『得点奪取現代文』は以下のような人にオススメです。
- 難関国公立大学を志望している人
- 受験校で記述式の問題が出題される人
- 現代文基礎の学習を終えている人
- さまざまな現代文読解の演習をしたい人
- 現代文読解で間違えやすいポイントを把握したい人
『得点奪取現代文』は、難関国公立大学を志望している人には特にオススメの参考書です。基本的には記述式問題の対策用ですが、マーク式問題で必要な選択肢を吟味する思考力を磨くことも可能です。
現代文の基礎を押さえたうえで、問題演習を数多くこなしたい人に最適な参考書といえるでしょう。
『得点奪取現代文』で取り扱う内容は応用的なものが多いため、現代文の基礎を学ぶ際には他の参考書を併用しましょう。
読解の基礎を学びたい場合は『出口のシステム現代文』、マーク式の問題を対策したい場合は『マーク式基礎問題集現代文』、現代文キーワードを理解したい場合は『現代文キーワード読解』がおすすめです。
各参考書については、それぞれ以下の記事でも解説しています!
『得点奪取現代文』の使い方
ここからは具体的な『得点奪取現代文』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『得点奪取現代文』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 時間を計りながら問題を解く
- Step2.
- 時間内に解けたところまでに印をつけて、時間内に解けなかった問題を解く
- Step3.
- 解説を読んで解答へたどり着く道筋を確認する
- Step4.
- 文中で意味が掴めなかった語句を確認する
Step1.時間を計りながら問題を解く
まずは時間を計りながら問題を解きましょう。国語の試験は解答時間が厳しめに設定されていることが多いため、本番の試験と同様にスピーディーに解く練習が必要です。
古文や漢文とのバランスを考えて目標時間を設定し、時間内に解答を終わらせる意識を常に持ち続けることが大切です。
Step2.時間内に解けたところまでに印をつけて、時間内に解けなかった問題を解く
時間内に解けなかった問題は、別途時間を設けて解答しましょう。解けたところまで印をつけておき、明確に区別しておくことが大切です。
「30分で3問解けた」というように自分のペースを把握し、少しずつ目標の解答数に近づけていきましょう。
Step3.解説を読んで解答法を確認する
問題を解き終えたら採点を行い、解説を読んで解答へたどり着くための道筋を確認しましょう。現代文の選択肢は類似したものも多く、消去法も駆使して正解を絞り込む必要があります。
解説を読みながら解答の根拠をじっくり確認し、正解にたどり着くためのコツを身につけましょう。
Step4.文中で意味が掴めなかった語句を確認する
最後に文中で意味が掴めなかった語句の確認を行います。現代文では頻出のキーワードも存在するため、語句の意味を知っているかいないかで読解のしやすさが大きく変わります。
語句の知識は一朝一夕では身につかないため、日々の学習の中で地道に学んでいきましょう。
より細かい現代文の対策については、以下の記事で詳しく解説しています!
『得点奪取現代文』を使う際のペース配分
『得点奪取現代文』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。
『得点奪取現代文』は、国公立大学入試の演習を主眼に置いた参考書なので、基本的には基礎固めを終えた高3の夏以降に取り組みます。
まだ受験まで時間がある高校1・2年生の場合は、基礎レベルの参考書を使って文法やキーワードといった基礎固めを進めましょう。
部活動で忙しくて時間が取れないという人は、ハイレベルな『得点奪取現代文』に無理に取り組む必要はありません。忙しいうちは基礎固めを優先し、高3の夏が終わるまでには『得点奪取現代文』に取り組みましょう。その頃までには共通テストの国語で7割を解けていることが理想です。
受験まで時間がない高校3年生の場合は、ひとまず1周することを目標に進めていきます。1周目でわからなかった問題や苦戦した問題にはチェックをつけておき、2周目はチェックをつけた問題だけ取り組みましょう。
『得点奪取現代文』を使う際の注意点
『得点奪取現代文』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 必ず時間を計って解答する
- 解答の正誤だけでなく、解説まで読んで理解する
- 単語の意味や漢字の読みまで確認する
- 同じ問題にくり返し取り組む
『得点奪取現代文』は、必ず時間を計って解答しましょう。解答に時間がかかる記述式の問題が中心の『得点奪取現代文』では、解答時間の管理はより重要になります
復習の際には解答の正誤だけでなく、解説まで熟読したうえでの理解に努めましょう。また、単語の意味や漢字の読みといった解答内容以外の箇所の確認も大切です。
くり返し解くことで問題に慣れていけるのは現代文全般にいえることで、記述式の問題は特に反復して慣れることが重要です。解説を読んだ問題にもくり返し挑戦しましょう。
まとめ
最後にもう一度『得点奪取現代文』がオススメな人を確認しましょう。
- 難関国公立大学を志望している人
- 受験校で記述式の問題が出題される人
- 現代文基礎の学習を終えている人
- さまざまな現代文読解の演習をしたい人
- 現代文読解で間違えやすいポイントを把握したい人
難関国公立大学をはじめとした記述式問題が中心の大学を受験する際には、『得点奪取現代文』を使って高得点を狙いましょう。
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